2016年11月09日

高断熱リフォームの味方「住宅ストック循環支援事業」その5



エコリフォームは単純に光熱費が下がるだけでなく
日中でも室温が下がりにくいため、家族の健康にもすごく効果的です。
また東日本大震災のときにも高断熱住宅を建てていたおかげで
「停電時でも家の中で過ごすことができた!!」
という声も多かったそうです。

地震対策と言えば、耐震性ばかりが注目されますが、
真冬に地震が起きて停電が続いたり救助が遅くなったときのことを考えれば
高断熱にしておくことも立派な地震対策と言えますね。

もちろん万一の地震対策以前に、
高断熱住宅は日々の健康にも大いに貢献してくれます。
暖かく温度差の少ない室内空間であれば、
「こたつに入ったまま動けない・・」なんてこともあり得ませんし、
快適に毎日を過ごすことができます。
浴室もトイレも寝室も常にある一定温度以上なのですから
真冬にヒートショックを起こす心配もありません。
さらに真夏でも室内の温度が上がりにくい家になるので
熱中症対策としても効果的なんです。


何かしらのリフォームや建て替えを考えているなら、
家族の健康のため、災害対策のため、そして光熱費削減のために、
しっかりと高断熱化を図ってください。

もし依頼しようとしている業者さんやメーカーさんが
高断熱化に対してあまり乗り気でない場合は
そのメーカーさんはあっさりと見切ってしまった方が得策です。

いまや断熱を無視した家作りはあり得ないのですから、
積極的に高断熱を進めてくれる業者さんにお願いして
快適で健康な工事をしてくださいませ。

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posted by テリー at 05:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 高気密・高断熱

2016年11月08日

高断熱リフォームの味方「住宅ストック循環支援事業」その4




こちらは建て替えによる新築への補助です。
原文は下記の通り。

耐震性を有しない住宅等※1を除却した者
(補正予算成立日(平成28年10月11日)の1 年前の日の翌日以降に除却したものに限る。)
又は除却する者が、自己居住用の住宅※2として、
「U.3エコ住宅への建替え」に定めるエコ住宅を建築するものであること。

※1 『耐震性を有しない住宅等』とは、次のいずれかをいう。
a.旧耐震基準(昭和56 年5 月31 日以前に施行されていた基準をいう。)により建築された住宅
b.平成23 年以降に発生した災害で被災した住宅であって、災害対策基本法に基づき、
 市町村長により罹災証明書が発行された住宅のうち、被害の程度が全壊とされた住宅、
 又は、被害の程度が大規模半壊若しくは半壊とされた2住宅であって、
 公費により解体されたことを証明する書類が地方公共団体より発行されたもの
 (なお、これらの住宅については除却時期の制限を適用しない。)。


つまり、昭和56年6月1日以前に建築された古い建物を取り壊して
新しくエコ住宅を建てた方に対して、補助金を出すという制度です。

取り壊しの時期は、1年前となる平成27年10月12日以降であれば対象となります。
そしてこれから新築するケースですね。

また必ずしも取り壊した土地への建て替えでなくてもいいので、
今まで住んでいた古い家を取り壊し、別の土地に新しくエコ住宅を建てて住み替える場合や
最近人が住んでいなかった古い住宅を取り壊してそこに新築して住み替える場合でもOKです。

取り壊した建物と新しく建てる建物がセットになっていればいいんですね。
これ、よくよく考えれば古い家を取り壊す解体費用の補助とも考えられます。
いまや日本全国の6軒に1軒は空き家であり、
その対策には全国どの自治体も頭を悩ませているところ。
ですから空き家対策もかねて行われた政策と考えてもいいでしょう。

補助金の金額は、住宅の性能によって
30万円、40万円、50万円と3段階に分かれていますが、
最大の50万円で求められる条件は、
エコ度合いの指標であるBELS評価書の5つ星、もしくは
BELS評価書の4つ星+長期優良住宅なので
決して厳しいものではありません。

むしろマジメに高断熱住宅を作っている会社さんなら
取り立てて大きなコストアップをすることもなく
自動的に最高の50万円になるぐらいの性能ですから
安心してよろしいかと思います。


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2016年11月04日

高断熱リフォームの味方「住宅ストック循環支援事業」その3



どんなリフォーム工事が対象になるのか?、その一例を挙げてみましょう。

■ケース1:お風呂の改修工事を行う場合

この場合は高断熱浴槽、節湯水栓と、エコ住宅設備が2つだけなので補助金はゼロ。
そこで、LDKと浴室/脱衣室に内窓を設置することで条件の@をクリアした上で、
B.エコ住宅設備の設置(2種類)を追加する・・という具合です。
補助金額は、以下のように計算します。

LDK     内窓(大)20,000円+内窓(中)14,000円+内窓(小)8,000円=42,000円
浴室・脱衣室  内窓(小)8,000円×2箇所=16,000円
高断熱浴槽24,000円+節湯水栓3,000円=27,000円

補助金合計は、42,000円+16,000円+27,000円=85,000円 となります。

■ケース2:お風呂の改修工事+エコキュートを入れた場合

この場合はエコ住宅設備が3種類となり条件Bをクリアするので
補助金額は次のようになります。

高断熱浴槽24,000円+節湯水栓3,000円+高効率給湯器24,000円=51,000円

でも、この事業は窓に対する補助が非常に大きいので
内窓などの高断熱窓をぜひとも組み合わせていただきたいものです。

窓の改修工事を入れる場合で気をつけていただきたいことが3点あります。

1.前回のエコポイントと違い、ガラスの性能は高いものを使う必要があります。
  北陸の場合は断熱区分で5〜6地域に該当するので、LOW-E複層ガラス以上の性能が必要です。
2.浴室の内窓は、外窓と内窓の間にシャワーを使った際の水が溜まりやすくなるので
  できれば外窓交換をした方がよろしいかと思います。。
3.窓を替える場合は部屋単位にすること。
  たとえばLDKが一つの部屋なのに、リビングとダイニングだけに内窓をつけると、
  キッチンの窓がすさまじい結露を起こしてしまいます。


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2016年11月03日

高断熱リフォームの味方「住宅ストック循環支援事業」。その2

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次の要件をすべて満たすリフォーム工事を対象にします。
● 自ら居住する住宅について、施工者に工事発注して、エコリフォームを実施すること
● エコリフォーム後の住宅が耐震性を有する※3こと
 (※3「耐震性を有する」とは、昭和56年6月1日以降に建築確認申請をなされた
     新耐震基準以降の住宅のこと)
● 施工業者が事業者登録した日以降に、工事着手すること

対象となるエコリフォームは、次の@〜Bのいずれか1つが必須となります。
かつ、@〜Bの補助額の合計が5万円以上であることが必要です。
  (原則として、国の他の補助制度との併用はできません。)
@ 開口部の断熱改修(ガラス交換、内窓設置、外窓交換、ドア交換)
A 外壁、屋根・天井又は床の断熱改修(一定量の断熱材を使用)
B 設備エコ改修(下記のエコ住宅設備のうち、3種類以上を設置する工事)
  【エコ住宅設備】太陽熱利用システム、節水型トイレ、高断熱浴槽、高効率給湯機、節湯水栓

さらに上記@〜Bのいずれかと併せて実施するA〜Eの改修工事等も対象となります。
C併せて対象とするリフォーム等
A.バリアフリー改修(手すり設置、段差解消、廊下幅等の拡張)
B.エコ住宅設備の設置(1種類又は2種類の設置)
C.木造住宅の劣化対策工事(土間コンクリート打設等)
D.耐震改修
E.リフォーム瑕疵保険への加入

補助限度額は、30万円です。(耐震改修を行う場合は、45万円)

各リフォーム工事は、箇所別・種類別に補助金の額があらかじめ決まっていますので
それら補助金の合計がもらえるというわけです。


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2016年11月02日

高断熱住宅の味方「住宅ストック循環支援事業」。その1

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岩前篤教授の講演でも取り上げていましたが、
私たちの健康には、「暖かい住宅=高断熱住宅」が不可欠です。

そうはいっても、「今更寒さ対策にはお金をそれほどかけられないし・・」
という声もあるでしょう。

そんな方々に朗報です。

10月11日に成立した補正予算で、「住宅ストック循環支援事業」が可決されました。
これは家の中で一番熱が逃げやすく室温に影響を与える
窓の断熱改修や住宅の断熱改修、さらに水回りの改修工事につきものの
高効率給湯器や節水機器に補助を出すというものです。

今回からは、「住宅ストック循環支援事業」についてお話しますね。

「住宅ストック循環支援事業」は、以下の3つの工事を対象としています。

  1.良質な既存住宅の購入
  2.エコリフォーム
  3.エコ住宅への建て替え

一つ一つ見ていきましょうね。



@平成28年10月11日時点で40歳未満の者が、既存住宅※1を自己居住用の住宅として購入すること
 (※1「既存住宅」とは、使用・未使用を問わず、新築から1年以上が経過した住宅のこと)
A既存住宅の売買の際に、建築士によるインスペクション※2が実施され、
 既存住宅売買瑕疵保険がかけられていること
 (※2「インスペクション」とは、国土交通省のガイドラインに沿った既存住宅の現況検査のこと)
B予算成立日である平成28年10月11日以降に売買契約を結び、事業者登録日以降に引渡が行われること
上記の@〜Bすべてを満たすことが条件です。

補助対象となる費用は、インスペクションの費用(一律5万円)と
エコリフォームの費用(箇所別に補助金額が設定されている)になります。
補助限度額は最大で50万円(耐震改修を同時に行うときは最大65万円)

どんなリフォーム工事でどれぐらいの補助金が出るのかは、
次のエコリフォームで詳しくお話しますね。


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2016年10月31日

岩前篤教授の「高断熱住宅」の触りだけ。その3



皮肉なことに日本では、もっとも寒いはずの北海道が冬場に亡くなる人が
どの都道府県よりも少ないんだそうです。

それもそのはず、冬の寒さ対策に鈍感な日本であっても、
北海道だけは戦後間もなく、冬の寒さ対策として国の補助を出してまで
高断熱住宅の建設を着々と進めてきたからです。

その結果として、冬に亡くなる人の数で言えば、
一番少ないのが北海道、2番目が沖縄となっています。
日本で一番寒い地域と一番暑い地域がベスト2だなんて、
なんと皮肉な結果でしょう。
なお3位以下は比較的寒いとされている地域が続きます。
逆にワーストの県は比較的温暖な地域です。

いかに寒さ対策が重要であるかおわかりになったかと思いますが、
そうはいっても
「今更寒さ対策にはお金をそれほどかけられないし・・」
という声もあるでしょう。

そんな方々に朗報です。

10月11日に成立した補正予算で、「住宅ストック循環支援事業」が可決されました。
これは家の中で一番熱が逃げやすく室温に影響を与える
窓の断熱改修に補助を出すというものです。
補助金の額が5万円を超えるような工事なら、
箇所別の断熱窓に対して補助金が出るんです。

たとえば一番家族がいるリビングや寝室の窓に
高断熱の内窓を設置する工事なら条件にも合いますし、
部屋をきれいにする必要もなくあっという間に断熱工事ができてしまいます。

次回からは、この住宅ストック循環支援事業のお話をしますね。
楽しみにしていてください。

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