2016年12月13日

それって、雷が原因かも??その3


・・・ それって、雷が原因かも??その2 の続きです。

こうしてみると、雷サージで壊れるものってけっこうあるんですねー。

雷そのものは、自然現象ですから防ぐことはできません。
室外機の位置を変えるといっても、
実際に置いてみないと何とも言えないのですから、
あまり現実的とは言えないでしょう。

でも、できることはあります。

一つ目が、家庭内でコンセントに刺さっている機器を守るために、
雷サージ機能付きの電源タップを使うこと。
パソコンやテレビ、wifi関係の機器はこの方法である程度守ることができます。
でも、大きな電流を使い外部に設置されているエアコンの室外機や
エコキュートの室外機はどうしようもありません。

そこで2つめ、火災保険の登場です!
実はみなさんがかけられている火災保険には、
その基本的な補償の中に、落雷による被害がちゃんと入っています。

落雷の被害というと、どうしても雷の直撃をイメージすると思いますが、
冬の時期の基板交換が必要な故障って、けっこう雷サージが原因のことが多いです。
そしてたとえ雷の直撃を受けなくても、ちゃんと火災保険でカバーすることができるんです。

エコキュートやエアコンのエラー表示が出たら、
修理を依頼すると同時にその直前に雷が発生した日をちゃんと記録しておきましょう。

それから保険会社に電話をして保険の請求の仕方を聞いておいてください。
また修理屋さんにも火災保険で直すことを伝えておくととてもスムーズかと思います。
あとは保険会社さんの指示に従いながら、
修理をしていくことで急な出費を防ぐことができます。

エリアによっては同じ場所に設置した室外機が
毎年のようにサージによって壊れることもありますので、
せっかくかけている火災保険を上手に活用してくださいね。

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posted by テリー at 06:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設備

2016年12月12日

それって、雷が原因かも??その2

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・・・ それって、雷が原因かも??その1 の続きです。

ケース2 エコキュートが壊れる、エラーメッセージが出る

雷雨が激しい夕方に帰ってきました。
「さあ、お風呂を沸かそう!」とリモコンのお湯張りボタンを押そうとすると、
なぜかエラーコードが出ていてお湯張りができない・・。
そう、故障しているんです。

エコキュートはエアコンと同じようにヒートポンプを室外において
室外機が大気の熱エネルギーをとってお湯を沸かす仕組みです。
しかも常に電源が入っていて常時コンピューターによって制御されていることもあり、
サージ電流によって壊れやすい機器の一つです。

同様に室外にあるガス給湯器や灯油ボイラーも機器の内部には基板が入っていますので、
やっぱりサージ電流の影響を受けてしまいます。
この場合も修理は基板交換が必要になるので、
修理代金はおおよそ6万円から10万円程度かかってしまいます。
けっこう高いですねー


ケース3 テレビが映らなくなる

テレビを見ようとしたら、いきなり全く映らなくなった。
あるいはふつうの地上デジタル放送は見えるけれど、
BSが全く映らない(ブロックノイズすら出ない)ケースもありました。

ブルーレイレコーダーで録画したものは見られるので、
テレビの故障ではありません。
これは、屋外に設置されているテレビのアンテナやBS・CSアンテナが
サージの影響で全く使えなくなったことが原因でした。

他にもガレージの電動シャッターのアンテナがサージ電流のために壊れてしまい、
リモコン操作を全く受け付けなくなったケースもありました。
また、家庭用のwifiがいきなり使えなくなったというケースの場合は、
電話線かコンセントの電源を通してサージ電流が無線LANアダプターに入ってしまい、
無線LANアダプターが壊れたことが原因でした。


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posted by テリー at 05:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設備

2016年12月11日

それって、雷が原因かも??その1

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いよいよ本格的な冬の到来です。
北陸の冬と言えば、激しい雷にいきなりバラバラと降ってくるあられ、
そして視界を遮るほどの吹雪ですね。

特に県外から石川県に訪れた人はこの時期の激しい雷にビックリするそうです。
それもそのはず、冬に雷が鳴り響く地域は世界でも非常に珍しく
日本海側沿岸部とノルウェーの大西洋側沿岸部のみだそうです。
しかも気象庁統計値によれば、1年間で雷日数が最も多かったのは石川県金沢市の42日。
まあ、それぐらい雷が多いといろいろと家の中でもトラブルが発生してしまいます。
近年増えているのが、「雷サージ」によるもの。

「雷サージ」とは雷によって発生し、
電源線、通信線、電気・電子機器に直接又は間接的に加わる
短時間で一時的に発生する異常な過電圧及び/又は過電流のことをいいます。

雷の電流は非常に大きいため、発生した過電圧が電源線や通信線を通って
電気機器に侵入し、被害が生じます。
その雷サージの影響範囲は落雷地点からなんと数km 先にまで及ぶとされ、
近隣に落雷すると被害を受ける可能性も十分に考えられます。

私たちが日々使っている住宅設備は、電子機器の塊ですから、
どうしても雷サージの影響を受けやすいのです。

「それって、雷が原因かも?」と考えられる被害ケースをお話ししていきますね。

DSCF7799.JPG

ケース1 エアコンが壊れる、エラーメッセージが出る

寒い寒い冬の夜、頻繁に雷が鳴り響き、強風を伴った雨が降り続けています。
翌朝、さっそくエアコンをつけようとすると、スイッチが入らない。
あるいは単なる送風にしかならない。
よく見ると、本体のところの赤ランプが点滅している。

こんな症状はたいてい基板がやられています。
原因として考えられるのは、雷のサージ電流。

雷はふだん私たちが使うことのない高電圧の電気が落雷により地面の下、
もしくは大気中に放電される現象です。
放電された電気は、大気中からあるいはアースを通って、
外部に設置しているエアコン室外機の基板に流れることがあります。
雷のような高電圧の電気が基板を一度でも通ってしまうと、
完全にエアコンの制御はできなくなってしまいます。

直撃を受けたわけではないので、エアコンの室外機が黒焦げになるわけでもなく
外観上は何の異常も見当たらないほどです。
でも、修理を依頼して基板を取り外してみると、
基板の一部が焼けたようになっていたり、
見た目の異常がなくても診断機を使っても何の反応もなかったりします。

そのエリアや地形によって、サージ電流が流れやすい場所があり、
壊れるエアコンは毎年のように何度でも壊れることもあります。
だいたいはその地形の中で割と開けた場所に設置してある室外機のエアコンが
雷サージによって壊れるようで、
反対側に設置してあるエアコンは何年経っても壊れないということもあります。

まあ、こればっかりは設置してみないと何とも言えないので、
やってみて・・のお話になります。
もちろん新興の住宅団地で最初はよくエアコンが壊れたけれど、
隣に家が建ち並んだ後は不思議と収まった・・ということもあります。

いずれにせよ、見晴らしのよい場所や、
まだ住宅がほとんど建っていない新興の団地では、
常に雷サージの影響があると考えた方がいいでしょう。


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2016年12月02日

気持ちよく眠るために必要なこと。その4



睡眠の善し悪しは、健康に大きな影響を及ぼします。
眠るときの室温を上げるだけでヒートショックのリスクを減らし、
インフルエンザや風邪にも効果を発揮します。

以前紹介した近畿大学建築学部の初代学部長、岩前篤教授の研究によると、
断熱性能を上げることで、高血圧性疾患、アトピー性皮膚炎、気管支ぜんそく、
糖尿病、心疾患、脳血管疾患が大きく減るという結果が出ています。

つまり住まいの高断熱化を心がけることで、
健康な住まいが実現するということ。

薬やサプリメントに頼るのがいけないとは言いませんが、
薬害や副作用がやっぱり気になります。
人間が本来ある姿でより健康になれる方が
はるかに理想的ではないでしょうか?

睡眠障害やいろいろな病気で悩んでいる方には、
何よりも先に今住んでいる住環境を
高断熱化することをお勧めいたします。

高断熱工事には確かにお金はかかりますが、
先週お話しした、「住宅ストック循環支援事業」を使えば、
国から大きな補助金ももらえるので、お財布の負担を軽くすることができます。

詳しくは断熱や補助金に詳しい住宅会社さんや工務店さんに相談してみてください。
きっとみなさんの健康に役立つ提案をしてくれますよ。

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2016年11月30日

気持ちよく眠るために必要なこと。その3

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では、冬場でも寝室内を18℃以上にして
一定の温度の幅に納めるためにはどうすればいいのでしょう?

もっとも効果的な方法が、住まいの高断熱化です。
寝室全体を高断熱化、欲を言えば住まい全体を断熱材でくるんで、
冬場でも熱が逃げにくい環境を作るのです。

たとえば、築30年程度のお宅で考えてみましょう。

金沢で30年前の家だと、窓は1枚の単板ガラス、
断熱材はほとんど入っていないか、よくて壁にうすい50ミリ程度の断熱、
天井に50〜100ミリ程度の断熱、床はそのまま(無断熱)
・・というお宅が多いかと思います。

この状況だと、冬場に暖房をガンガンつけていても、
窓から半分の熱が逃げてしまいます。
具体的には窓から48%、屋根から6%、床から10%、外壁側から19%、
すきま風などの自然換気によって17%という順になります。
一番熱が逃げやすいところで結露が起きるので、
窓を見れば一目瞭然ですね。

そこで一番熱が逃げやすい窓を高断熱サッシにします。
一番手軽なのは断熱効果の高いLOW-Eペアガラスを
今ある窓の内側に設置すること。
(「内窓設置」といいます)
可能であれば今ある窓を取り外して、
新築同様の樹脂サッシに交換することをお勧めします。
(「外窓交換」といいます)
これによって断熱効果は大きく上がり、
室温の低下を防いでくれます。

このままでは、相対的に断熱の落ちる外壁側や床で結露しやすくなるので、
できれば外壁側や床下も断熱材を施工してください。
寝室が1階にあるなら床下の断熱材も必須です。
寝室が2階の場合は、天井裏にも断熱材が必要ですね。

一番施工しにくい外壁側の断熱材は、
外壁工事のついでに行うことで内装を傷めることなく
しっかりと断熱化することができるのでお勧めです。
十分な量の断熱材を施工することによって、
外気温の影響を減らし室温の低下を防いでくれます。

外気が室内に伝わることで発生する結露やカビも発生しにくくなるので、
アレルギー症状を持っている方でも熟睡することができます。


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2016年11月29日

気持ちよく眠るために必要なこと。その2



不眠の原因として挙げられているのは、ストレスや病気、生活習慣などですが、
意外と見逃されるのは「寝室の室温」です。

実験によると布団や毛布を重ねることで室温3℃までなら一応は眠れるそうですが、
室温が低いと呼吸によって体温が下がり、睡眠の質が極端に悪化してしまいます。
また布団や毛布を重ねすぎると、寝ている間に寝返りを打ちにくくなるので、
そのこと自体が快適な睡眠を妨げてしまいます。

実は人が眠りにつくのは、体温が低下した時。

だいたい夜の9時頃から体温が低下し、
それに代わって睡眠を促進するホルモン『メラトニン』の分泌が高まります。
そして、明け方の6時頃になると体温は上昇し、
反対にメラトニンの放出が抑えられて目が醒めるのです。

この身体のリズムを外界からの刺激で崩してしまうと、
不眠の原因になってしまいます。

特に50歳以上の方の場合は、寝室の暖房がもったいなく感じるため
布団を何枚を重ねたり衣類を重ね着する、
湯たんぽなどで布団の中だけを温める傾向が強いのですが、
布団の中と部屋の温度に大きな差があると、
夜中に目覚めてトイレに行きたくなることが増えていきます。

仮に布団の中が快適と言われる33℃だったとして、
真冬に目覚めて布団を出たときの室温が10℃程度、
廊下に出ると5℃〜8℃、トイレの中は5℃程度と、
20℃以上の温度差があると血圧が一気に急上昇して
ヒートショックを起こしてしまいます。

実はトイレやろうかで倒れる方ってけっこう多くて
脳卒中や心筋梗塞の危険が高くなります。

快適に眠ることができる室温は、冬場であっても18〜23℃の範囲が目安です。

冬場の室温がこの範囲なら布団を何重にも重ねたりしなくても、
布団の中は快適温度と言われる33℃程度にできます。
また室温が18〜23℃の範囲にあれば、
呼吸を通じて気管や肺の中に入る空気も冷やされません。

寝ている間も自然な寝返りを妨げることもなく適切な体温調整もしやすくなり、
快適に深い眠りにつくことができるのです。


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posted by テリー at 06:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 高気密・高断熱
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