2016年03月22日

子供部屋のお話。その3

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・・・ 子供部屋のお話。その2 の続きです。

テリー家長男の子供部屋は、寝るためのベッドと勉強机、
軽く本を並べるだけの3段ボックスだけでお終いです。
これは単純に一人になりたいときに自分の個室に入ればいい
・・という考えからです。

「洋服は?、クローゼットは?」という質問も来そうですが、
彼が自分の服を自分で洗濯して個室に持って行きたいのであればともかく、
当分は親がまとめて洗濯して片付ける作業になるかと思います。
そうなると、毎日家族5人分の乾いた服をそれぞれの個室に持って行くのは、
かなり面倒な作業になるので、服に関しては今まで通り、
1階のクローゼット部屋として使っている和室で、
家族5人分の服を整理することに決めました。

今回、長男のために作った子供部屋は、机とベッドだけを置きましたが、
過去に私が担当した親御さんの中には
本当にベッドだけでいいという方もいらっしゃいました。
このあたりはその親御さんの考え方だったり、
お子さんの行動を見て決めればいいかと思います。

ちなみに私はカナダで生活していた時期もありましたが、
友人の家を見ていると子供が使う部屋はベッドとクローゼットだけ
・・という家も多かったような印象があります。
  平面図を見ても、”Kids Room”とか”Child Room”ではなく、
  明らかにお子さんが使う部屋でも、”Bed Room”になっていました。
机を置くにしてもかなり簡易な天板だけのもので、
手紙を書いたりパソコンを置くだけのような感じでした。

子供部屋って一言で言っても本当に違いますから、
ご自身のお子さんに合うスタイルやどんな風に育てたいか?を見据えて
試行錯誤してみてはいかがでしょう?

これから新入学・進学を迎えるお子さんをお持ちの方にとって、
参考になれば幸いです。

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posted by テリー at 06:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 間取りと設計

2016年03月21日

子供部屋のお話。その2

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・・・ 子供部屋のお話。その1 の続きです。

さて、そんな子供たちもどんどん大きくなり、
ついに長男は今年4月から中学生です。
世間の方々よりは少し遅いかもしれませんが、
ようやく個室を与えることにしました。

今まで特に使っていなかった2階の一部屋を与えることにしたのです。
「2階ならどの部屋でもいいか・・」と、てきとーに考えていたのですが、
長男の希望もあって、それまでおもちゃ部屋になっていた6帖の洋室を
きれいに掃除して、そこに新しいベッドと机を置くことにしました。

ちなみにテリー家では小学校入学時には、
いわゆる学習机を買っていませんでした。
これは私の経験から小学校に入るときに子供が気に入るような机は
中学以降ではあまり使わないかも?という考えからです。
そもそも場所も取りますし、けっこういい値段がします。
できれば大人になってからでも使えそうなタイプの方が良さそうな気がしました。

           

個人的には奥行50センチ程度のシンプルな机にしたかったのですが、
中学生だったらもう少し奥行がある程度あった方がいいということで、
結局、学習机メーカーさんの机で天板が木製の机を買うことにしました。

子供が使うものに関してはあまりこだわりのないテリー家ではありますが、
「机の天板だけは、絶対木製!」という条件をつけました。
私も2年ほど前に初めて知ったのですが、
机の天板が木製か合板かメラミン素材かスチール製か?
・・によって、子供の学習に取り組む姿勢や風邪の引きやすさ、
アレルギーの症状が変わるんだそうです。
(不思議ですねー。)
        

かわいい我が子には意欲的に勉強して欲しいな・・という思いもあって
天板だけは天然木の素材にすることにしました。
天板が木製でしかも柔らかいスギやパイン材なんかですと
そのままでは傷がつきやすいことを気にする親御さんもいましたが、
宿題をするときなんかは下敷きも使いますし、
あまり気にする必要はないかと思います。

それよりも日常的に手や顔が触れる素材なので、
温かみのある天然木の方がお子さんの情緒にもいい影響を与えますよ。

・・・ 子供部屋のお話。その3 に続く。

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2016年03月19日

子供部屋のお話。その1

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設計って、良くも悪くも陣取りゲームです。
アレも1階において、コレを横につなげて、
あっここにも収納を・・とやっていくと、
どんどん平屋に近づいていき、
気がつくと敷地からはみ出てみたり・・(笑)

まあ、冗談はそのぐらいにして、今回のテーマは、子供部屋。

何も考えずに子供部屋を設計さんに任せると、
だいたい6畳ぐらいの個室を作って、その中にベッドと勉強机、
あとちょっとしたクローゼットを作ってくるケースが多いです。
収納なしになることも珍しくはありません。

別にそれが悪い・・というわけでもないんですが、
子供部屋の作り方って、親の考え方が現れる場所でもあります。
  お子さんにどのように育って欲しいのか?
  どのように部屋を使って欲しいのか?
  そもそも「子供部屋」として専用の場所を作るのがいいのか?
・・いろいろ悩みどころではありますね。

教育熱心なお宅ではもうご存知かもしれませんが、
成績のいいお子さんほど、いきなり子供部屋を作っても、
子供部屋ではほぼ勉強はしません。
たとえ子供部屋に勉強机があったとしても、
自分が勉強をするのはダイニングだったりリビングだったり、
とにかくお母さんの目の届く範囲で
勉強をしていることが圧倒的に多いそうです。

ウチは別に教育熱心というわけではありませんが、
特に子供たちに個室を与えていなかったので、
結果的に子供たちはリビングの座卓のところで
3人そろって宿題をしていました。

「これがいいのか悪いのか?」
未だによくわかりませんが、子供たちがどこでつまずくのか?
この子はこういう問題が苦手なんだ・・ということが
あまり意識しなくても勝手にわかるという利点はありました。

子供部屋を作っていない・・というお話をすると
決まって、次のような質問がやってきます。
「えっ!?、じゃあ勉強はどこでするの? 寝る部屋は??」

テリー家の場合は、子供たちが小さかったときの延長で、
今でも家族5人が一つの部屋で寝ていました。
一応、寝るときは長男がこの場所、次男がその次・・という感じで
寝る場所は何となく決まっているのですが、
朝起きたらそれぞれの子供たちが寝る前と違うところに点在しています。。。

たとえ誰かがインフルエンザにかかったとしても、
取り立てて隔離したり離れて寝ることはしません。
やっぱりいっしょに寝ています。
幸いにして、私にせよ嫁さんにせよ、
自分の免疫を上げるために日々工夫していたこともあり
病気の子供と一緒にいてもあまり移ることもありませんでした。

・・・ 子供部屋のお話。その2 に続く。

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2015年11月01日

2世帯住宅のキッチン。その3

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・・・ 2世帯住宅のキッチン。その2 の続きです。

大家族型の2世帯住宅でも、キッチンは親世帯・子世帯それぞれに
ちゃんとしたフルサイズのキッチンが必要です。

フルサイズのキッチンとは、最低限間口が2.55mのキッチンです。
このサイズなら普通の単世帯の対面キッチンと同じサイズなので、
ガスコンロ・IHどちらでもふつうのサイズが入りますし、
食洗機を組み込むこともできます。

もちろん、ふつうに料理をすることもできるし、
収納も1世帯分ぐらいはちゃんと確保できますね。
何よりも料理の仕方も食器や調味料の収納の仕方も、
子世帯の若奥様の使い勝手通りにできますので、
一番いる時間の長いキッチンが若奥様にとっても
一番居心地のいい場所になるのです。

何かと忙しい平日は、親世帯は親世帯、
子世帯は子世帯それぞれでふだんの食事を済ませ、
一家団欒ができる休日の夕食だけは、
みんなで親世帯のダイニングキッチンで鍋をつつく・・なんていう方が、
適切な距離感と生活スタイルを維持しやすいようです。


私がよく男性陣にお話しするのは、「家は女性のモノ」ということ。
つまりふだんの「家の主は女性」なんです。

そしてその主の居場所がキッチンであり、
その主は常に一人なので、キッチンが一つしかなければ、
どちらか一方の女性が追い出されるような環境になってしまいます。
だからこそ「2世帯ならキッチンも2つ!」を合い言葉に、
ちゃんとしたキッチンを子世帯にもプレゼントしてあげてくださいね。

今回は触れませんでしたが、
2世帯住宅には相続時の税制優遇もありますし、
なにより幼いお孫さんの成長を家族みんなで見守ることもできますので、
個人的にはオススメしたいところです。

親世帯・子世帯の適切な距離感を保ち、
相手の生活スタイルも理解し合いながら
すてきな2世帯ライフを過ごしていただければな・・と思います。

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2015年10月31日

2世帯住宅のキッチン。その2

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・・・ 2世帯住宅のキッチン。その1 の続きです。

2世帯住宅には、大きく分けて3種類があります。
1つめが大家族型。2つめがキッチンやお風呂も分けている水回り分離型。
3つめが水回りだけでなく玄関も分けてお互いに行き来ができない完全分離型です。

   1.大家族型

ふつうの単世帯の間取りに、単純に家族の部屋数(寝室と子供部屋)を
増やしただけの2世帯住宅です。
家族が増えると確実に朝のトイレは行列になりますから
トイレもいっしょに増やすことが多いでしょう。

食事を取る場所も親世帯も子世帯もいっしょ。
お風呂もいっしょですから、
家庭内のルールを守りながら順番に入ることになります。
まあ、合宿所みたいな感じですね。

大家族型2世帯住宅のメリットは、
一番省スペースでコストが安くつくことです。
ですから安易に2世帯住宅を作ろうとすると、
だいたいこの形に落ち着くことも多いようです。
しかし一番トラブルが多い2世帯住宅がやっぱりこのスタイルなんですね。

なぜ大家族型の2世帯住宅でトラブルが多いのか?
細かく挙げればいろいろな理由が出てきます。

■ 生活スタイルと時間帯が違う。
夜は早めに就寝する親世帯に対し、働き盛りの子世帯は
どうしても夜が遅くなりがちです。
お風呂の間隔が開いたりお風呂の時間がとても長くなりがちです。
ですから親世帯にしてみれば子世帯の生活スタイルそのものが
とても無駄なモノに思えてきます。

■ 水道光熱費の負担
大家族型では元々住んでいた親世帯が水道光熱費を
すべて負担することが多いようですが、
家族数はどうしても子世帯の方が多い上に生活時間も夜型ですから、
水道光熱費が親世帯だけの時に比べると2倍以上に跳ね上がることになります。
ちゃんと話し合いがなされていないと、トラブルの元になります。

■ キッチンが一つ
家事を行っている女性ならすぐにピンと来ると思いますが、
キッチンは「女の城」です。
そしてキッチンの主は事実上一人だけです。
2人で仲良く一つのキッチンを使う・・なんていうことは本来できないんです。
なぜなら同じメニューであっても、レシピも作り方もみなさん違いますし、
そもそも好みのメニューが世代によって全く違います。
さらに食器の片付け方から調味料の並べ方まで、
奥様によって全く違うのです。

少しでも手早く料理を作りたい奥様にとって、
ふだんと全然違うところに食器や調味料を置かれるだけで
大きなストレスになります。
しかも親世帯のお母さんが昼間に使って夜は空いていたとしても、
子世帯の若奥様にしてみれば、
親世帯のお母さんが整えたルールで動かざるを得ないので
自分の居場所そのものがなくなると感じてしまうのです。
これがキッチンは女の城といった本当の意味です。

この事態を避けるには、
キッチンの主は一人しかいないことを男性陣も理解して、
キッチンを奥様の数だけ用意するしかありません。

それもいわゆるミニキッチンではダメ。
ミニキッチンとは巾1.2mか1.5mの
小さな事務所の給湯室レベルのキッチンのこと。
はっきり言えばアパートのキッチンよりもうんと小さいサイズなので、
コンロは1口、できる調理と言えばカップ麺を作るぐらいのことしかできません。
やはり子世帯の方も、親サイズと同等の
フルサイズのキッチンでなければならないのです。

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2015年10月30日

2世帯住宅のキッチン。その1

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世の中の世相を反映しているせいか、
最近は親と同居する2世帯住宅が増えてきました。

テリー家の子供たちがいろいろな習いごとをしているため、
私も同じような世代のお子さんを持つママさんたちと
お話しする機会が増えましたが、先日も30代のママさんから、
「今度から旦那の親と同居することになったんですよ〜。
 ちょっと気が重くて・・。」
と言われました。

それを聞いた瞬間、「まあ、そうだろうなー・・」と思いました。

もっとも歴史を遡ってみると、高度成長期以前までの日本では、
2世帯・3世帯が同居するのはいわば当たり前のことでした。
私も、自分がお祖父ちゃん・お祖母ちゃんといっしょに住みながら育ったせいか、
2世帯住宅には基本的には賛成の立場です。
ただし、安易に部屋数を増やしただけの2世帯住宅では
けっこうトラブルがあるようです。

たとえば、、、
2世帯住宅に引っ越したばっかりに
親世帯と子世帯の仲がかえって悪くなり
子世帯の方が最終的に出て行ったり
あるいは子世帯の離婚につながったケースも。。。


2世帯住宅というは、
子世帯の夫・あるいは妻どちらかの親と一緒に住む住宅のことを言いますが、
赤の他人ならともかく自分と親と一緒に住むんだから大丈夫だろう・・と
安易に考えがちです。

でも、いくら自分の親と言っても、お互いにすでに大人であり、
それぞれの価値観も生活スタイルも生活時間帯も全く違います。
実質的には、赤の他人同然の異なる価値観を持つ家族が
同じ家に住めばいろいろとぶつかり合うのは当然のことでしょう。

幸い、私は住宅営業時代も2世帯住宅を担当することが多かったので
さまざまなスタイルの2世帯住宅を受け持つこともできましたし
アフターフォローを通じて「その後の家族がどうなったのか?」も、
知ることができました。家族の誰かが犠牲を強いられることなく
みなさんにとって快適な2世帯住宅になるような工夫をお話ししていきますね。

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2012年10月02日

新しい家に必要な収納スペースの見極め方。その3

 
・・・ 新しい家に必要な収納スペースの見極め方。その2 の続きです。


物置と化した部屋でこの作業を2〜3回すると、
だいぶスッキリするはずです。

次にいよいよ本丸であるキッチンの周辺も同じ作業をしていきます。

なぜ、「キッチンなのか?」といいますと、
実はキッチンってみなさんが思っている以上にモノが溢れているところなんです。
特にキッチンの真上にある吊り戸棚には確実に使っていないモノが満載です。
それと、食器棚の上に積み上げたモノや食器棚の上の方に仕舞い込んであるモノも、
今回は全部降ろしてみてください。

「何でこんなモノを仕舞い込んでいたんだ!?」
と驚くようなモノがきっと出てくると思います。

こちらもとりあえず判断に迷わないものから捨てていきましょう。

この作業を何回か繰り返すことで、
自分たちの生活に必要な収納スペースが見えてきます。

特にキッチン周辺の片付けをすると、てきめんに分かりますね。
キッチンの片付けをする前は、
「キッチンに溢れたモノをどうやって収納しようか?」、
「もっともっと収納が必要!!」
と思っていたのに、実際に片付けが終わってみると、、
空きスペースが自分たちの想像以上に増えていることに驚くはずです。

捨てずに残ったモノたちを今度は仕分けしていきます。

毎日使うモノ、週に1度程度使うモノ、1ヶ月に一度程度使うモノ、
1年に1〜2回程度使うモノ・・という感じで、
使う頻度で仕分けるのです。毎日使うモノは使いやすい位置に配置します。

具体的には腰の高さを中心に奥様のひざから肩の間に収まるようにします。
週に1度から1ヶ月に1度程度なら下の方に、
年に1〜2度程度なら上の方に配置していくと
必要な収納スペースが出てきます。

こうやってモノを捨てながら仕分けしていくと、
必要な収納スペースが分かるだけでなく、引越の時の負担も減りますし、
ある意味引越のシミュレーションをするようなものですから、
心理的な負担も減らせるのです。

引越直前では仕分けが十分にできないので、
ついついいろいろなモノをダンボール箱に詰め込みがちです。
計画しているときから少しずつ着実に夫婦で捨てていくようにしてみてくださいね。


★今日のテリー語録

「後回しにすると、ツケが帰ってきます。」

飲み代などの借金の返済のことではありません。(笑)
家にある不要なモノも貯め続けると、引っ越しの費用もかさみ
それをかたづけるための労力とお金も一緒に出ていきます。
やはりふだんから気がついたときに、どんどん捨てていく方がかえって合理的なのです。

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2012年10月01日

新しい家に必要な収納スペースの見極め方。その2

 
・・・ 新しい家に必要な収納スペースの見極め方。その1 の続きです。


まずは引っ越しする荷物の中で、
明らかに不要なモノを捨てていきましょう。

この作業は新築やリフォーム計画とほぼ同時進行になります。

最初に手をつけるのは、物置です。
特に大きな家や築年数の経っている家では、
だいたい物置状態になっている部屋がたいてい存在します。

そこには、年に数回しか使わないモノや、
子供の成長に伴って使わなくなったモノ、
新品だけれど使っていないモノ、
今まで使われなかった頂き物、
まだ何かに使えるけれどとりあえず使う用のないモノ、
いずれ使うかも・・?と思っていたけど何年も使わなかったモノ、
すでに壊れていて捨てればいいのだけれど、
ふだんのゴミ収集では決して持っていってくれない粗大ゴミなどが
所狭しと置かれているはずです。
これらに手をつけるのです。

ちなみにこの作業は夫婦でやると効率的です。

まずは明らかに不要なモノを捨てていきます。
先ほど挙げた例からいうと、
ふだんのゴミ収集では決して持っていってくれない粗大ゴミを捨てるのです。

なぜ粗大ゴミから捨てるかといえば、
場所を取っているということ以外に
判断にあまり時間がかからないからです。

このときは判断に迷うものや「まだ使えるかも??」というようなモノは
捨てなくても大丈夫です。

おそらく、トラック1車分ぐらいはすぐに捨てることができます。
捨てると決まったら、すぐに外に放り出して処分場に運んでいきましょう。
そして、帰ってきたら再度その部屋を見渡してみてください。

今まで床すら見えなかった部屋がだいぶスッキリしましたね。

そしてあらためて見てみると、
「あれ!?さっきのトラックに載せ忘れたゴミがある」ことに気づくはずです。
実は載せ忘れたのではなく、最初の判断ではとりあえず残す方に分類しただけなんです。

もし余力があれば、次に捨てるモノを除けていきましょう。
張り紙をするか、山にしておきましょう。
そして次の週には、またそれらをトラックなどで処分場に捨てていくか、
ゴミ袋に入れてゴミ収集に出してください。


・・・ 新しい家に必要な収納スペースの見極め方。その3 に続く。


★今日のテリー語録

「ゴミの下で、寝ていたことになるのです。。。」

使われていない子供部屋に、不要なモノを置いている家はとても多いそうです。
でも夫婦の寝室がその真下にあるということは・・・、
文字通り“ゴミ”の下に寝ていたことになります。
不要なモノを溜め込んでいるだけで運気が下がります。
まずは要らないモノを捨てて掃除機をかけられるスペースぐらいは確保しましょう。

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posted by テリー at 06:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 間取りと設計

2012年09月29日

新しい家に必要な収納スペースの見極め方。その1


現在、家の建て替えや大規模なリフォームを計画している方も多いかと思います。
そんなみなさんに共通のお悩み、
それは、「今あるモノをどうやって収納するのか?」という問題です。

新築あるいはリフォーム計画の最初の段階では、
「対面式のキッチンにしたい!」
「家族がくつろげるリビングがほしい!」
「やっぱり和室も必要だよね。」
・・という風に間取りやライフスタイルのことで
自分たちの要望を話し合うことが多いかと思います。

しかし、ある程度間取りができあがってきたときに
ふと気がつくのが、収納の問題です。

特に家族数が多い2世帯住宅の場合は
これがトラブルの元になるケースも多いようです。
「これは捨てればいいだろ!!」、
「エ〜〜まだ使えるし。」
というやり取りが夫婦の間で頻繁にかわされ、
価値観の違いにあらためて悩むことが増えていきます。


親世帯はこれまでの人生経験も多く、
それに従って多くのモノを所有していることが多くなります。
もちろん、それぞれのモノはまだまだ使えるモノも多く
それ以外にも思い出がたっぷりのモノも多いですよね〜。
それらを捨てたり減らすことに心理的な抵抗が増えるのは
ある意味、当然と言えるでしょう。

しかし、今あるモノをどこかに仕舞おうとすると、
必然的に大きな家が必要になってきますし、
その収納部分を作るのにも、タダではできませんからお金がかかるわけです。

それと、建て替えや引越を伴う大規模なリフォームの場合は、
もれなく引越が2回ついてきます。

最初に取り壊す直前、仮住まいへの引越、
次に工事が完成したあとに仮住まいから我が家への引越です。
「新しい家ができるのは楽しみだけど、引越だけはイヤ!」
と仰る方はやっぱり多いですね。

そこで、引越の負担を減らすためにも、
まずは引っ越しする荷物の中で、
明らかに不要なモノを捨てていきましょう。


・・・ 新しい家に必要な収納スペースの見極め方。その2 に続く。


★今日のテリー語録

「夫婦の価値観がぶつかり合うとき。」

新築・リフォームにかかわらず、ふだんの生活の中でも
「こんなものいらないでしょ?」、「これはまだ使えるんだ!」
といったやり取りがおそらく、、、生涯続けられることになります。(苦笑)
でも、そんなときこそ夫婦の会話をするいいきっかけにもなり、
夫婦がより深くお互いを知るいい機会にもなるのです。

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2012年09月23日

子供部屋の作り方。その4

 
・・・ 子供部屋の作り方。その3 の続きです。


さて、いろいろと子供部屋の作り方を挙げてみましたけれど、
実は子供部屋の作り方で、これが正解というものがあるわけではありません。

勉強机を置いたからといって、その部屋で勉強するとは限らないですし、
広くて快適な子供部屋を作ったからといって、
子供が必ず引き籠もるわけでもないのです。

また、男の子と女の子とがいるからといって、
必ずしも最初から別室に分ける必要もありません。

親御さんがどのような考えで子供を育てたいか?、
あるいは親御さんの育った環境が、
子供部屋の作り方に大きく影響していきます。

特に親御さんの育った環境は、
かなり大きなウエイトを占めるような気がします。

たとえば、親が自分の子供の頃に、
自分の部屋に友達を呼べないような環境だった場合は、
友達を呼べるようなちゃんとした個室を与える傾向が強くなります。
たとえ子供がまだ幼児で、最初は仕切らないタイプの子供部屋を作っても、
ついつい仕切るときのことだけを考えてしまう
・・という感じですね。。。(^_^;)


ちなみに、私自身は高校生になるまで自分の部屋で勉強したことがなく、
リビングのすぐ横の部屋に机を持ち込んで、
TVの音や家族の気配が分かる状況で高校受験のための勉強をしていました。
そんな状況でも、、、というか、
そんな状況だからこそ私の場合はちゃんと合格できたようです。

私の考え方も当然、私の経験が大きく影響していますので、
子供部屋の考え方も次のような感じになります。

テリー家では一番上の子が小学3年生なので、勉強机すらまだ与えていません。
まだ幼いせいか、キッチンの周辺で母親の気配が分かるところじゃないと勉強できないようです。
寝るのも今はまだ家族全員が一つの部屋で寝ているぐらいなので、
それぞれの個室を与えるのは、中学生ぐらいでもいいかな?と思っています。

そして子供部屋にはベッドとクローゼット、本棚があればいいかなと思うぐらいで、
宿題や勉強するためのスペースは家族の気配が分かるようなところの方が、
子供が安心できるようですね。

これはあくまでテリー家の場合なので、
他の家ではまた違う様子になると思いますが、
子育てに正解がないといわれるのと同様、
「子供部屋の作り方」にも正解はないと思います。

いろいろな方のお話を聞くだけでなく、
ご自身の体験をよく思い出して、
お子さんとの接し方も同時に考えると、
最高の子供部屋になると思います。

よろしければ参考にしてください。


★今日のテリー語録

「誰のための子供部屋??」

子供のため・・と思っているはずが、、、
実際には親が安心するため・・というケースもあるようですね。
みなさんのところはいかがでしょうか?
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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