2013年02月22日

クロス(壁紙)いろいろ。。。その2

 
・・・ クロス(壁紙)いろいろ。。。その1 の続きです。


2.オレフィン系クロス

ビニールクロスに似たオレフィン樹脂を使ったクロスです。
オレフィン壁紙の主成分は、ポリエチレン・ポリプロピレンなど
食品包装材などに使用される樹脂です。

従来使われていた塩化ビニルや可塑剤の代わりに、
まな板や食品用タッパーなどにも使われている水性オレフィン系樹脂を使用しています。
火災時や廃棄後の焼却時に有害ガスなどは発生しません。
ビニルクロスのもつ加工しやすさを残しながら、
住む人や環境にやさしい素材を使用したクロスです。

ビニールクロスのサンプルと臭いを比べてみると
その臭いの少なさにすぐに気づくほどなので
臭いに敏感な方はこちらを選んでおけばいいかと思います。

デメリットは、ビニールクロスに比べてとても薄いので
下地である石膏ボードの継ぎ手などが目立ちやすく
爪などで引っ掛けるとすぐに破れてしまうなど
耐久性はビニールクロスよりも劣ることです。

最近はデザインも多く出回るようになりましたが、
ビニールクロスに比べるとやはり種類は少なめですね。


3.織物クロス

築30年から40年クラスの家で、応接間に貼ってあったクロスです。
またホテルのロビーや結婚式場にも使われています。
素材はレーヨンをベースに綿・麻などを織り交ぜていることが多いようです。

文字通りの布クロスですから、独特の質感やボリュームがあって高級感があるものの
ホコリが付着しやすくて汚れやすいというデメリットがあります。
住宅用としては、近年はあまり使われていないような気がします。


・・・ クロス(壁紙)いろいろ。。。その3 に続く。


★今日のテリー語録

「万能な壁紙はないようです。」

臭いも少なくて丈夫で耐久性も高い・・
そんな理想的な壁紙はやっぱりないようです。

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posted by テリー at 06:32| Comment(2) | TrackBack(0) | シックハウス

2013年02月21日

クロス(壁紙)いろいろ。。。その1


最近は珪藻土などの自然素材に徐々に押されてきてはいますが
それでも内装壁の仕上げ材としては、
圧倒的にクロスが一番多いですね。

ただし、一言でクロスと行っても様々な種類があります。
今回はクロスを調べてみました。


1.ビニールクロス

住宅メーカーさんで「クロス」と言えば
ほぼ100%このビニールクロスになります。

  ビニールクロスとは、
  壁装仕上げ材の一種。ポリ塩化ビニール樹脂をシート状にし、
  紙で裏打ちして表面に型押し加工やプリント加工などを施したもの。
  耐水性が高く、壁装仕上げ材の主流となっている。
        
クロスは上から貼るだけで下地を隠し、表面を化粧することができるという装飾性と、
安価でスピーディーに工事ができるという経済性を兼ね備えた仕上材です。
特にビニールクロスは加工しやすく、高い印刷技術、エンボス技術によって様々なデザインの
ビニールクロスがあり、下地の調整から仕上げまでが比較的短期間で済むことから、
経済性も高く新築からリフォーム、住宅からホテルまで様々な建物の内装に使用されています。
        ( 住宅サポート研究所 より引用。)

ビニールクロスにも一応等級があります。
一番下ですとニート級(シンコールではSL、サンゲツではSP)、
その上にA級、AA級などがあります。
ニート級は共同住宅や建売住宅用に大量に製造しているものですが
特に品質が劣るわけではありません。
まあ、新築の場合はふつうにビニールクロスを選んでも
たいていはAA級になることが多いかと思います。

ビニールクロスのメリットは、
安価でデザインが非常に豊富、施工性がよく継ぎ手が分かりにくい、
(クロスは幅1mのものを横に継ながら貼っていくのでおよそ1mごとに継ぎ手ができる)
不燃クロスやマイナスイオンなど機能性商品も多い、
固く絞った雑巾で拭くことができるなど手入れも楽。
またリフォームのように壁紙だけを貼り替える場合は
下地の不陸がでにくいのでビニールクロスを使うことが多いです。

一方、デメリットは、塩化ビニール独特の臭いがすること。

今では内装制限のないF☆☆☆☆(エフ・フォースター)の商品が圧倒的に多いのですが、
それでも壁や天井すべてに貼ると臭いがはっきり分かるほどです。
また燃やすと塩素系の有毒ガスが発生するので焼却処分はできず
産業廃棄物になってしまうので環境にも優しくありません。

臭いに敏感な人やアレルギーの方は避けた方が無難でしょう。


・・・ クロス(壁紙)いろいろ。。。その2 に続く。


★今日のテリー語録

「ビニールクロスも適材適所。」

ビニールクロスの臭いが苦手な私ですが、
それでも油が飛びそうなキッチンとか、
マグネットなど摩擦の影響を受けるところだったら
その部分だけはビニールクロスを選ぶと思います。

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posted by テリー at 21:04| Comment(0) | TrackBack(0) | シックハウス

2011年09月19日

ウチの子供たちがアレルギーにならない理由。(仮説ですけど・・。)

 

ブログ記事「生まれてくる赤ちゃんへのリスクをゼロにしたい。」
を書いているときのことでした。

私たち夫婦だけでなく、3人の子供たちが誰一人として
アトピー、ぜんそく、花粉症など、
アレルギーの子がいないことに
あらためて感謝しながらも、不思議に思いました。

「最近の子供の1/3は何かしらのアレルギーを持っていると言われているし、
 大人でも花粉症などのアレルギーを持っている人がこれだけ増えているのに、
 どうして私たち家族には、アレルギーを持ったものがいないんだろう??
 ひょっとしたら・・・、ひょっとしたら、
 私の生まれ育った環境や、住んでいる環境が
 アレルギーに対してプラスに作用しているのかも??」


私が生まれ育った家は、戦前から残っていたとても古い家で
夏になれば東側の縁側や西側の窓が全て開け放たれ、
エアコンがなくても、十分に風が通る家でした。
どの部屋も畳が敷いてあったので
私はよく風の通る東側の縁側のそばの部屋で、
しばしば遊び疲れて昼寝をしていたものでした。

その反面、現代の住宅と違って、
壁や床下に断熱材が入っているわけでもなく、
大きなガラスの引き戸だらけの家でしたから、
冬はとても寒くこたつや石油ストーブがなければ
寒くて過ごせないような家でもありました。

現代の住宅に比べれば気密性も断熱性も皆無でしたが、
その分、結露もほとんどなく、
(外部との温度差がほとんどなかったからですね・・。)(^_^;)
幸いにしてカビの影響もあまりなかったので、
アレルギーの影響も全くありませんでした。

その記憶があるせいか、、、
私が大学を卒業してアパート住まいをするときも、
新築のアパートやコンクリートの建物は避けるようになりました。
理由は簡単で、カビや新築のニオイがどうしても気になったからです。

また、ニオイという意味では、
新車を買うこともありませんでした。

私が今まで購入した車は全てが中古車。
まあ、別に威張るようなことではありませんが、、、
車という密閉された空間で新車のニオイ
(塗料やプラスチック成型時やワックスのニオイなど)を
かぎ続けるのは、決して体にいいことには思えなかったからです。

そのおかげかどうかはわかりませんが、
大して食べ物や着るものの安全性に気を遣っていないにもかかわらず
テリー家の家族は、誰一人としてアレルギーを患っている者はいないのです。


一つの大きな仮説ではありますが、
今までお話を聞いたお客様の中には、
新居に入居した、あるいは大きなリフォームをしたとほぼ同時に
アレルギー症状が出たり、体調を悪くした・・という声も多く聞きましたので、
案外それほど間違ってもいないかもしれません。

新築やリフォーム工事そのものを決して否定するわけではありませんが、
「F☆☆☆☆だから大丈夫ですよ。」という言葉だけを信用するのではなく、
使われる素材のサンプルを用意してもらって、
自分にとってそのニオイは“安全”かどうかをぜひとも確かめた上で
工事を依頼してくださいね。


★今日のテリー語録

「非婚、セックスレス、少子化、虐待の問題は、住環境の影響もあるかもしれません。」

マウスの実験で恐縮ですが、
木材学会 マウスを用いた床材性能評価の試み 静岡大学農学部林産学科 丸山則義
子供を生み育てるという自然の営みが
木製の箱とコンクリートの箱でも大きな違いが出るそうです。
マウスよりももっと高度な生物である人間の場合は、はたしてどうなるのでしょうか?

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2011年09月11日

生まれてくる赤ちゃんへのリスクをゼロにしたい。その2


・・・ 生まれてくる赤ちゃんへのリスクをゼロにしたい。その1 の続きです。


さて、私が住む北陸地方は、幸いにして
放射線の影響をあまり気にせずにすむのですが、
この回のクローズアップ現代を見ているうちに、
生まれてくる赤ちゃんへの「もう一つのリスク」に気がつきました。

それは、目にも見えず強烈な悪臭がするわけでもありません。
そして、生まれてから今まで一体どのくらい浴びているのか、
あるいはどのくらい摂取したのかも、わからない“モノ”です。

その正体は・・・、

食品添加物や芳香剤、防かび剤、接着剤などから
私たちが無意識のうちに摂取し続けている「化学物質(ケミカル)」です。


放射線のようにガンを誘発するものは少ないと思われますが、
直接または間接的に摂取している量があまりに急激だと、
体に変調をきたし、仕事はもちろんのこと、
日常生活にも支障をきたしてしまう危険性があります。

手足の冷え、不眠、不安、うつ状態、
運動障害、知覚異常、のどの痛み、下痢、便秘など。

このように日常生活や住環境や仕事などで
急激にケミカルを摂取し続けて起こす症状のことを
「化学物質過敏症」といいます。

一度発症してしまうと、わずかな原因物質でも
発作・失神などが起きてしまうため、非常に治りにくい病気です。

なお、大雑把な分け方にはなりますが、化学物質(ケミカル)が、
主に自律神経の方に作用した場合に「化学物質過敏症」となり、
免疫系統に作用する場合は、「アレルギー」として発症するそうです。

( 住まいの科学情報センター 化学物質の安全性と環境との調和 より引用しました。)

さて、私の身近なところでも、アトピー、ぜんそく、食物アレルギーなど、
身近な子供たちの中にも、アレルギーを持っている子が多いのに驚かされます。

アレルギーの影響をもたらす物質をアレルゲンといいますが、
私がその影響を疑っているのが、住環境から出るアレルゲンです。

特に子供が小さいうちは、母子ともに自宅で過ごす時間が増えますし、
季節によっては、窓を大きく開けて過ごせないことも多いでしょう。

このときに、住んでいる家から出てくる化学物質の影響は
目に見えず、臭いも感じられず、(最初は感じるのですが、直に慣れてしまうようです。)
知らないうちにアレルギーになったり、化学物質過敏症になっていくこともあるそうです。

以前に比べれば、シックハウスの元凶といわれる
ホルムアルデヒドの量はずいぶんと減りましたが、
逆に言えばホルムアルデヒド以外の薬品は、ほぼ野放し状態です。

また、住宅建材から出るホルムアルデヒドは
かなり厳しい規制がされているのでまだマシなのですが、
輸入品の家具などはかなり大量のホルムアルデヒドが検出されています。


私たちの生活は、本人が意識する・しないにかかわらず
様々な薬品を日常的に使っています。

芳香剤だったり、殺虫成分や防かび剤、抗菌成分など、
一つ一つは微量であれば、人間の体に入っても排出されたり、
解毒されるものの方が多いのですが、
一度に大量に浴びると、湿疹・かゆみ・めまいなどの症状が出てくることがあります。

このような化学物質(ケミカル)のリスクを意識されている
親御さんはあまりいないとは思います。

でも、現代のアレルギーの多さを知れば知るほど、
生まれてくる子供たちやまだまだ小さな子供たちに
少しでも安全な環境で育って欲しいと思っております。

ケミカルのリスクを少しでも減らせるような生活をしていきたいですね。


★今日のテリー語録

「人間も“自然”の一部に過ぎないようです。」

人工的な環境にあまり長く身を置けるほど、
人は強くはないようです。
環境問題は、(人間以外の)自然そのものを論じていることが多いようですが、
いずれは自然の一部に過ぎない私たち人間にも、
大きな影響があるのではないでしょうか?


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2011年09月08日

生まれてくる赤ちゃんへのリスクをゼロにしたい。 その1


先日、偶然見てしまったNHKのクローズアップ現代が忘れられません。

『 ふるさとで産みたい  〜福島・妊婦と医師の模索〜 』
http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail.cgi?content_id=3087

  原発事故に揺れる福島県南相馬市の産婦人科医、橋亨平医師(72)。
  病院のある地区は普通の生活が認められているものの、
  国は「妊婦や子どもはできるだけ避難を」と呼びかけている。
  しかし、避難所を転々として体調を崩した妊婦たちが高橋医師を頼って次々戻っており、
  放射線とともに暮らさざるを得なくなっている。
  この土地で産んでもいいのか、無理をして再び避難すべきなのか…妊婦たちの苦悩を、
  橋医師は親身に聞きとり、様々な取り組みを続ける。
                  ( NHK クローズアップ現代 より引用しました。)


この中で妊婦さんの声を代弁した高橋医師の言葉が私の胸に響きました。

「放射線の影響は20年後、30年後に出てくるのかもしれないが、
 それがたとえ70年後であっても、
 生まれてくる赤ちゃんへのリスクを、
 できることならゼロにして産みたい。」

3人の子供を持つ私も、妊婦さんのそのお気持ち、よくわかります。

希望を持って生まれてくる「純真無垢」な赤ちゃんに、
生まれたその時点でハンデを負わせたくはないですよね。

放射線は、目に見えず臭いもなく自覚症状もないため、
自分たちが一体どれぐらいの放射線を浴びたのかもわかりません。
しかも外部からの被曝だけでなく、
食物などからの内部被曝もあり得るのですから
お腹の中の赤ちゃんにどのような影響が出てくるのか?
・・と考えると、本当につらいことだと思います。

東北の妊婦さんや小さなお子さんを持つ親御さんにとって
本当に安心できるような状況が早く訪れることを
心からお祈り申し上げます。


さて、今回の放送を見ているうちに
生まれてくる赤ちゃんへの「もう一つのリスク」に気がつきました。


・・・ 生まれてくる赤ちゃんへのリスクをゼロにしたい。その2 に続く。


★今日のテリー語録

「“何”を頼りに生きていきますか?」

科学技術が発達した現代であっても、まだまだ人間への影響が
さほど解明されていないことも多いような気がします。
そんなときにいくら“頭”で考えても、一向に結論が出ないことでしょう。
そんなときに頼りになるのは、一番原始的な人間の機能である
“勘”なのかもしれません。


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2010年07月18日

新築の匂い、好きですか? 【 木の匂い編 】

 
    078.jpg
 
・・・ 「新築の匂い」、好きですか?? 【 接着剤編 】 に続く。


一方、玄関を開けた瞬間に、「木の匂い」がやってくる家もあります。

いわゆる自然素材系の家ですね。
玄関を開けた時に見える風景も、「新築の匂い」がする家とは違います。

例えば、フローリングは、スギやマツなど無垢の針葉樹系の無垢フローリング、
壁面にも、無垢の羽目板などが見えることが多いようです。

デザイン的には、好き嫌いの別れるところかと思いますが、
ビニールクロスの真っ白な壁や天井に、焦げ茶や黒の合板フローリングの
無機質な空間よりも、体には良さそうな気がしますね。

個人的には、産地にかかわらず、杉、マツ、ヒノキなどの針葉樹系の匂いの方が落ち着きます。
(あくまで個人の感想ですよ。)

それ以外にも、チーク(写真)、オーク、メープル、バーチ、カリン、クリなどの
広葉樹の無垢フローリングが使われることもあります。
いずれも、それぞれの樹種独特の香りがします。

ただし、いわゆる「建材もの」といわれる無垢フローリングですと、
断面だけを見れば、確かに1枚ものなのですが、
長手方向では、途中で継いであるものもありますので、
(これを「フィンガージョイント」といいます。)
気になる方はよく吟味した方がいいかと思います。

それと、建材もののフローリングの場合、反りや収縮を抑えるために、
最初からウレタン塗装(石油系)が施されて出荷されているものもありますので、
ウレタン系の匂いが気になる方は、避けた方が無難かと思います。


さて、自然素材を売りにしている住宅会社さんだと、
床に使用する保護材も、いわゆる自然塗料を使うことも多いようです。

自然塗料として昔から有名なのは、環境先進国ドイツで生まれた、リボスやオスモ、
それ以外にも、アウロ、柿渋、米ぬかなど、
最近では自然塗料の種類も増えてきたようですね。

リボスなどの自然塗料ですと、ちょっと乾きにくかったり、
酸っぱい匂いがすることもあるようですが、
それでも、石油系のようなシンナーの臭いがしないのは助かります。

自然塗料のデメリットは、値段が高いことと、
石油系ほどの耐久性が見込めないことですが、
フローリングすべての面積を考えると、少しでも体にいいものを使いたいですね。

なお、奥の手として、自然塗料などの保護材を一切塗らない・・という方法もありますが、
その分とても汚れやすくなるので、嫌がる住宅会社さんも多いようです。
フローリングの汚れが気になるのであれば、
やはり何かしらの自然塗料を塗った方が良さそうです。


★今日のテリー語録

「室温が常時20℃を超えるようになったら、積極的に換気をしてください。」

どうしても様々な化学物質が揮発して、空気中のの濃度も濃くなるからです。
(ホルムアルデヒド、キシレン、トルエンなどなど。)
真夏の日中だと、エアコンに頼るため、なかなか窓を開けられないと思いますので、
朝起きたときに、すべての窓を開けて、積極的に換気してくださいね。

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2010年07月17日

「新築の匂い」、好きですか?? 【 接着剤編 】

 
      082.jpg


仕事柄・・といいますか、新築の住宅を訪問することがたまにありますが、
玄関ドアが開いた瞬間に、その家の匂いを嗅ぐことになります。

築年数が少ない家の場合、家の匂いは大まかに分けて2通りありまして、
いわゆる「新築の匂い」と、「木の匂い」に分けられるようです。

「新築の匂い」とは、
住宅に使われている接着剤や塗料などの匂いです。

接着剤でいうと、
クロスの糊、集成材の接着剤(主にフェノール樹脂系)、構造用合板の接着剤、
内部建具や玄関収納に使われているプリントの接着剤、
合板のフローリングの接着剤などになります。

塗料でいうと、
カウンターや階段、フローリングなどのウレタン系塗料、
インテリアの着色目的で使われた造作材などの石油系塗料

まあ、はっきり言えば
かつて問題になった「シックハウス症候群」の元になる匂いと言ってもいいかと思います。


実は私、「新築の匂い」が苦手です。。。

玄関を開けた瞬間に、「新築の匂い」がすると、
無意識に一歩後ずさりしてしまう自分に気づきます。

  「この中に入らなければならないのか・・・。
   ちょっときついな〜〜・・。
   でも玄関先で失礼するわけにもいかないし・・。
   上の階に行かなければ大丈夫かな??」

しかし、私の予想に反して、話の流れで2階に上がったりすると、
だんだん目がショボショボしてくるのが分かります。

  「そろそろ無理かも・・?」
なんとか帰る理由を見つけて、ようやく外に出ると、ホッとします。。。


さて、この新築の匂い、どの家も同じかというとそういうことはありません。

大雑把な傾向として、2×4などの木質パネル系の住宅は、
気密性が高くなる上に、合板の使用率も増えるため、
かなり「新築の匂い」が長続きするようです。

もっとも最近では、柱などを立てる在来工法の木造住宅であっても、
耐震構造を上げるために、木質パネル系の耐力面材を多用しているところもありますので、
その場合は、2×4の住宅と同じように、「新築の匂い」が長続きするようです。


・・・ 新築の匂いは、好きですか? 【 木の匂い編 】 に続く。


★今日のテリー語録

「私は、『新築の匂い』がダメなんですけど、他の人は何とも思わないのでしょうか?」

数年前に担当したお客様に言われた言葉です。
「新しい家はこんなもんだ。」と思っている人も多いですし、
嗅覚は、感覚の中でもっとも“慣れ”を起こしやすいからですね。
(これを嗅覚疲労といいます。)
でも、体に悪影響を及ぼす物質の臭いであっても慣れてしまうのですから、
ちょっと怖い気もしますね。

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2009年11月05日

入居したら、ぜひしていただきたいこと・・。


住宅を新築して無事完成した方、おめでとうございます。

入居の日が楽しみですね。

「ダイニングテーブルはどれにしようか?」
「ソファーはどの色にしようかな?」
「家電製品の新しく買い換えたいね。」
「ファブリック類はどんな色で統一しようか?」
・・など、お金がかかる一方で、楽しみも多いことと思います。

実は、新築の家に入居したときにぜひ心がけていただきたいことがあります。
それは、『 換気 』です!

でも、今の家は24時間計画換気もついているし、
ホルムアルデヒドもほとんどないんじゃないの?

確かにシックハウスがピークだった1990年代後半に比べれば、その通りです。
でも、決して、ゼロになったわけではありません。

ホルムアルデヒドそのものの数字がかなり低いですが、
その代わりに他の化学物質は結構使われていたりします。
住宅用の新建材はあらかじめ数字の低いものを使うようになっていますが、
家具屋さんが作る作り付けの家具なんかは特に規制されていません。

ついでにいうと、入居されるみなさんが後から買い足していく、
家具類(ダイニングテーブル、ソファー、ベッドなど)や、
リビングやサニタリーなどで使うファブリック類などは
全く・・と言っていいほど、規制されていないのです。

そんなこともあって、新築の家に引っ越してから
「なんとなく頭が重くてボ〜〜とする。」
「偏頭痛がする・・。」
「気分が悪くて、起きられない・・。」
などの症状を訴える方も、それなりにいらっしゃいます。

ホルムアルデヒドもそうですが、それ以外のVOC(揮発性有機化合物)は
温度を上げるとどんどん揮発して室内にどんどん放出されていきます。

最近の住宅は高気密・高断熱化が図られているので、
春から夏はもちろんですが、反対に、秋から冬にかけても、
暖房器具のおかげで室温が常にある一定レベル以上になることが多いため、
どうしてもシックハウスのような状況になりやすいといえます。

「じゃあ、どうすればいいの!?」
はい、その答えが、徹底した『 換気 』です。

24時間計画換気は、放っておいても換気してくれるから・・といっても
すべての室内空気が入れ替わるわけではありません。
部屋の中でも、コーナー部や収納の内部はほとんど変わりません。

ですから最初の1年目は特に意識して、換気をしていくことが必要です。
具体的にすることですが、、

● 在宅時で気候のいいときはなるべくすべての窓を開け放つ。
● 出かけるときは家中の換気扇(トイレ、風呂、キッチンなど)を常に回しておく。
● 押入や収納、キッチンの収納棚の扉を開けておく。

・・などを行ってください。


そうそう、アパートなどでも同様ですよ。

私がアパートに住んでいたときは、(不在時も含めて)、
常に1箇所だけ換気扇を、365日つけっぱなしにしておりました。

理由は、アパートに入居するとき、ほぼ必ずといっていいぐらい
どこかしらのクロスを張り替えていたりするからです。


これから、冬に向かってどんどん寒くなっていきますが、
窓を締め切った状態で、石油ファンヒーターをずっとつけたりすると
一酸化炭素中毒だけでなく、湿気もこもりやすくなるので、
カビ防止も兼ねて、積極的に換気扇を回してくださいね〜♪


★今日のテリー語録

「寒さを取るか、結露を取るか・・、冬になる度に悩むんです。」

我が家は築40年なので、換気扇を回すと普通に室温は下がっていきます・・。
でも、換気扇を止めると、今度はそこら中で結露して、カビ臭くなってしまいます。
毎年、こんなことで悩めるんですから・・、
考えようによっては、平和な証拠かもしれませんね〜。(笑)

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2009年08月24日

自然素材にもアレルギーはあります!

 
       2009_08190003.JPG


今日、ふとアイスクリームが食べたくなって、衝動買いしてしまいましたが、
何気なくその外箱を見ていてびっくりしました!!

アレルギー表示
 ● 卵
 ● 乳
 ● 小麦
 ― そば
 ― ピーナッツ


今は、こういう表示があるんですねー!?

テリー家は夫婦2人、男の子3人の計5人家族ですが、
ありがたいことに誰一人としてアレルギーを持っていません。

ですからスーパーに行っても、表示をまともに見ることなくいろんな食品を買っています。
そして、私が幼少の頃から好きだったものといえば、
インスタントラーメン、マクドナルド、清涼飲料、
スナック菓子、駄菓子、などなど、
見事なぐらい身体に悪そうなものばかりです・・。
 (スミマセン・・。)

特に、私が食べていた時代(もちろん昭和の時代です!)の駄菓子って、
「おそらく、合成着色料と防腐剤しか入ってないんじゃないか??」
と思えるようなものばかりだったと思います。
(今はもう少し健康的かもしれませんが・・。)

あらためて、アレルギーってたいへんなんだなーと思いましたし、
今は本当にアレルギーで悩んでいらっしゃる方が多いんですね。


さて、私がいた住宅会社はいわゆる自然素材系の家を建てていました。

そんなこともあって、家族中アレルギーで悩んでいるご家族のご相談も受けておりました。

住宅業界でも、たまに誤解している人がいるようで、、
「自然素材住宅だったら、アレルギーの人でも絶対大丈夫です!!」といいきる人もいますが、
そんなことは全くないので、ご家族にアレルギーの人がいらっしゃる場合は
本当に、要注意です。

スギ花粉症は有名ですが、製材されたスギの木材でアレルギー反応を起こす人がいます。
また、製材されたヒノキでアレルギー反応を起こす人もいます。
健康素材といわれるものでも、接着剤やつなぎの成分に反応する人もいます。

言われてみれば、食品アレルギーもいわゆる自然の食品で反応しているのですから、
同じく自然の建築資材でも反応してしまう人はいるわけです。
しかも場合によっては命にも関わることもあるので、
自然素材を使う場合であっても、やっぱり素材選びには気をつけていただきたいと思います。

もっとも、シックハウスなどでもそうですが、個人差が激しいので、
実際に反応するかどうかは、やってみないと分かりません。
ですから、すでにアレルギーを持っていらっしゃる方に薦めているのが、
いわゆる「バッチテスト」です。

素材のサンプルを自宅に持って帰っていただき、
1種類ずつ、部屋に置いてもらいます。
一晩もあれば効果はすぐに分かりますので、
もしちょっとでも気分が悪くなるようでしたら、その素材はその方の家には使えません。
代用の建材を新たに提案してもらいましょう。

ありがたいことに今は一つの用途に対して、様々な素材があるので、
何かがダメだからと言って、それで家が建たなくなることはあり得ません。
必ず、代わりのものがあるので安心してください。


★今日のテリー語録

「誰にでも安心できる“万能なモノ”って、この世の中にはないんです。」

何にでも『例外』は必ずありますが、それも個性と受け止めていきましょう〜♪
また、バッチテストを行うのは確かに手間がかかりますけど、
それによって、家族にとってさらに安心な住まいが手に入るのです。


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2009年08月04日

自然素材住宅の特性

 
   DSCF3635.JPG


私が自然素材住宅の引渡の際に必ずお客様にお話ししていた内容です。

建築している側からすると、「自然素材を使っているのだから、当たり前!」・・なことも
お客様からすると、「これって、欠陥じゃないの!?」と思うようなことがいくつもあります。

あらかじめ自然素材の特性を知っていれば、誤解にもクレームにもならないことが、
知らないが故に起こってしまうのは、お互いにとって悲しいことだと思います。

これから自然素材を使った住宅に住みたい・・と考えている方でしたら、
こういうこともあるんだな・・ぐらいに一応目を通していただけると、
自然素材の良さをより一層知ることになり、さらに幸せになれると思います。(^o^)


1.素材の収縮・膨張がある。

実は、私たちが目にする全ての素材は、温度や湿度によって伸びたり縮んだりしています。
(木、鉄、アルミ、紙、コンクリートなどなど・・。)
ただ、その度合いが少ないか多いかの違いでしかありません。
いわゆる調湿効果があるといわれる素材の多くは、その度合いが大きいのです。

ですから、無垢フローリングのつなぎ目(「実(さね)」と言います。)の隙間が大きくなったり、
和室の真壁(柱が見える)で、柱と壁の隙間が空いてきたり・・ということが出てきます。
 (木の柱が乾燥してやせたためです。)
クロスでもエコクロス系のものは、やはり縮んでしまうので隙間が出てきます。

また、無垢材の木下地が乾燥したときのねじれ(業界では「木が暴れる。」と言いますが。)によって
クロスの表面にしわや割れが入ることもあります。
これはだいたい1〜2年ぐらいで収まりますので、その後に補修や張り替えを行うと
次からは起こりにくいかと思います。

特に現代の住宅は、暖房も完備され、夏場もエアコンの仕様により、
どうしても過乾燥気味になるので、昔の家よりも気になりやすいと思います。

ちなみに外部のモルタルや土間コンクリートも縮みますので、
「ヘアクラック」と呼ばれる微細な割れも表面に出てきたり、
建物の基礎と土間コンクリートとの間に隙間ができますが、
これも建物の強度とは一切関係がありません。


2.木部の割れる音がする。

特に無垢材の構造材や仕上げ材を多用していると、よく起こる現象ですが、
木は乾燥すると、収縮していくのですが、その際に表面にクラック(割れ)が入ります。
これが起こる瞬間、かなり大きい音がします。

日中でも起こっているのですが、特にみなさんが寝静まった頃は、辺りが静かなことも手伝って
家中に響くような大きな音がします。
それも、“ミシッ!!”とか、“バキッ!!”という大きな音なので、
知らないで聞くと、「家が壊れるんじゃないか!?」と思うのも無理はないですね。

しかし、これは木が乾燥するときに必ず起こる自然現象ですし、
木の繊維は一切断ち切っていないので、強度そのものは割れる前と同じですから、
安心してください。


3.虫をよく見つけてしまう。

「新築したばかりなのに、虫がいるんです!!」という奥様からのお電話を
何度か受けたことがあります。
もちろんキクイムシの可能性もないとは言いませんが、どちらかといえば
たまたま内装に使っていた木材の中に産みつけられた虫の卵が孵化したケースや、
外部から虫が侵入して住み着いたケースが多かったです。

いくら網戸をしていても、網戸のレールからいくらでも入ってくるものですし、
みなさんが玄関から入るときに一緒に入ることなども十分あり得ます。
また、24時間換気の吸気口も虫が入りやすいですね。

「え〜〜!!それは困ります!!」と言われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
虫が家の中にいるということは、それだけ住環境として安全な証拠でもあります。
以前、家族中がアレルギーで困っている方が相談に見えましたが、
その際も、住宅の中に虫がいるかどうかを、安全性のバロメーターにしていました。

逆に、「虫も住めないような家に、人間が住むとどうなるか?」
気になるところではありますが、はっきり言ってただのシックハウスです。
住まない方がいいと思います。

他にも、「新築なのにゴキブリがいるんです!!」と怒られたこともありました。(T_T)
誠に言いにくいのですが・・、おそらく以前の住まいからご家族がお引っ越しをされたときと同時に、

ゴキブリの卵も入居していた可能性が高いです。(笑)
つまり、引越荷物に卵がついていたんですね。

こちらの方はどこでも生きていけますから、安全性のバロメーターとは言いにくいですが・・。(笑)


安定した人気のある自然素材住宅ですが、大まかなものとしては、上記のような特性があります。
もっともその程度によっては、施工ミスの可能性もありえますので、どうしても気になる場合は、
住宅会社さんに相談して、まずは現場を見てもらった方がより安心ですね。


★今日のテリー語録

「この部分の隙間が気になるんですけど、住宅会社には言いたくないんです・・。
 決して、その会社を信頼していないわけじゃないんですけど・・。」

あの〜・・。すでに信頼していないようにしか聞こえませんが・・。(笑)
とにかく、まずは建てた住宅会社さんに相談してみましょう。
その方が適切な処理や説明をしてもらいやすいですよ。(^o^)


今日も最後まで読んでいただきまして、誠にありがとうございます!
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posted by テリー at 13:52| Comment(0) | TrackBack(0) | シックハウス
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