・・・ エアコンの室外機、どっちを向いていますか? その1 の続きです。
それと、苦情を仰る方の勘違いもあるようです。
エアコンの室外機から出るモワ〜〜〜とした風を浴びると、
「きっと室内の汚い空気を外に追いだしているに違いない!!」
と思うようです。
(一度言われたことがあって、説明に苦慮しました。。。)(>_<)
「隣の家の汚れた空気が私たちのリビングに入ってくるのはイヤなんです!!」
「隣の汚れた空気が私たちの洗濯物についたら、
また洗濯のやり直しになるじゃないですかー!?」
これがキッチンやトイレの換気扇であればまさにその通りなんですが、
エアコンの室外機ですと、冷媒ガスの熱交換で発生した熱を
ファンで外に追い出しているだけなので
要するに、暖められた外気そのものなんです。
つまり、隣の家の室内にあった汚れた空気ではなく、
元々外に流れていた外気そのものなので、
(確かにちょっとだけ暖められていますが・・。)(^_^;)
窓を開けていて入ってくる風と何ら変わるわけではないのですが、
なかなか理解してもらえないようです。
よくありがちなのは、ここで反論したり、
あるいは、「汚れた空気じゃないんだから、関係あるかー!?」
と逆ギレしてみたりして、
かえって、お隣との関係を悪化させてしまうことです。
実際にお隣からの指摘を受けてからの言動は、
なかなか受け入れてもらえないことも多いのも事実です。
できれば、計画段階でお隣の窓の位置などもだいたい把握しておいて、
それらを設計図の配置図の中に落とし込み、
こちら側の室外機の位置も、その図面の中に入れておくことをオススメいたします。
そうすれば、お隣の窓から若干ずらしたところに
こちら側の室外機の位置を配置することも可能ですし、
明らかに隣の窓から2m以上離した外壁面に
エアコン室外機の風が当たっても、苦情にはなりにくいからです。
もちろん、中にはそれでも苦情を言われる方もいるかもしれませんが、
ある程度配慮した上でのことであれば、
お隣さんもあまり強くは言えないかと思います。
よくあるのが、隣の窓の真ん前にこちらの窓を配置してしまったがゆえに、
お互いにその窓を開けられない・・、
あるいは1年中カーテンで見えないようにせざるを得ないケースです。
せっかく窓があっても開けられないなんて
このような悲劇を避けることができますので、
まずは計画段階でお隣の様子などを落とし込み、
ある程度お隣への影響も考慮した上で、
こちら側の窓や室外機、勝手口の位置などを計画していってくださいね。
★今日のテリー語録
顧客からのクレームや近隣トラブルでは、しばしば“正論”のやり取りが交わされます。
でも、お互いに“正論”をいくらぶつけ合ったところで、解決することは難しいでしょう。
相手が望んでいることは、“正論”ではないからです。
「もうちょっと気を配ってほしい。」、「私のことをもう少し大切にしてほしい。」、
(無意識の領域ではありますが・・)、それが本当に望んでいることなのかもしれません。
今日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます。
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