2012年04月19日

4月5日(木)の放送内容

 


 
4月に入り、ついに新年度を迎えました。
今年の春に入学されたみなさん、おめでとうございます。

さて、4月といえばサクラの満開のイメージではありますが、
実際には季節の変わり目でもあるので、毎日のように気温が大きく上下したり、
湿度も乾燥したりあるいは天気によっては湿っぽくなったりしますね。
体調管理にはとてもデリケートな時期と言えそうですね。

今日は「温湿計を買ってみました。」というタイトルでお話ししたいと思います。


よほどの高気密高断熱住宅でない場合は、(要するにふつうの家の場合は・・)
床付近の温度・湿度と、天井付近の温度・湿度では全く違う値を示します。
室内の温度は床に近づくほどに低くなり、天井に近づくほど高くなります。
住宅の断熱度合いやお使いの暖房器具によってその差はかなり変わりますが、
住宅の断熱があまり良くない場合やエアコン暖房のみの場合だと、
同じ部屋の中でも温度差が5℃以上になることの方が多いと思います。

また、湿度は床に近づくほどに高くなり、天井に近づくほど低くなります。
こちらも暖房器具の種類によってその差はかなり変わりますが、
石油ファンヒーターや石油ストーブを使っていると
同じ部屋の中でも湿度差が20%以上変わることもあります。

そこで、温湿計をおく場合は、
なるべく人が長くいる場所の高さにおくことが重要になってくるわけです。

たとえばソファーをおく部屋の場合は、
ソファーの座面の高さである床から40センチ弱あたりから90センチあたりの高さに
温湿計を設置した方がおいた方がいいでしょう。
ベッドを置く寝室の場合は、
寝ているときの顔の高さである40センチから50センチ前後、
畳の上に敷き布団を敷くときは、畳の上に直置きするか、
10センチ上ぐらいがよろしいかと思います。


それでは、私が購入した温湿計のレビューです。
まずは、DRETEC デジタル温湿度計 「アクリア」 ホワイト O-226WT

現時点の温度と湿度しか表示しない、本当にシンプルな温湿計です。
大きさもほどよく文字のデザインも意外とお洒落で見やすいので
モダンスタイルのリビングのソファーサイドやダイニングテーブルの上に置いても
けっこう様になるのではないでしょうか?


次は、CITIZEN 温度湿度計 ライフナビD200 。
こちらは温度/湿度に日付と時計がついた温湿計です。

日付と時計がついているのでついつい電波時計と勘違いされそうですが、
手動で日付と時刻を合わせる必要があるのでご注意ください。
温度/湿度は離れていてもよく見えるのですが、
日付と時刻は近くで見ないとちょっと分かりにくいです。

テリー家では、この温湿計を寝室のベッドサイドに置いています。
この温湿計の一番のメリットは、過去24時間の最大/最小温度と、
最大/最小湿度を表示できることです。

このCITIZENのものは、寝室に置いておくと
前の晩の温度/湿度の最大/最小値をどんどん更新してくれるので、
「昨日は意外と冷え込んだんだな」とか、
「少し乾燥気味だったようだな」ということが翌朝確認できるので便利ですし、
うっかりリセットボタンを押し忘れた・・という失敗も防ぐことができますね。


インフルエンザはピークシーズンを過ぎましたが、
まだしばらくは乾燥に気をつけたい時期ですし、
5月以降は食中毒やカビなどにも気をつける必要があります。
それと、温湿計は意外と節電対策にもなります。
暖房の暖め過ぎや、冷房の冷やし過ぎを防ぐ意味でも
温湿計でときどきチェックするといいと思いますよ。
エアコンに頼りがちなお子さんのお部屋にも置いておくといいですね。

気になる部屋には、積極的に温湿計を置いて
温度/湿度の管理をしてみてください。


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2012年04月15日

3月29日(木)の放送内容

 

 
「休日だからこそ、大掃除をしよう!」

このところ週末はイベント続きだったので、久し振りに平日に休みを取りました。
休日なんだから、のんびりと休みたかったのは山々でしたが、
平日ということは、子供たちが日中いないことを意味しています。(笑)

小さなお子さんがいらっしゃる家庭ではみなさん同じような環境だと思うのですが、
週末にやろうと思っても、子供たちに邪魔されてなかなかできないような
大掃除をすることにしました。

子供たちを保育園と学童保育に送り、
嫁さんを職場に車で送った後、さっそく作業開始です。
まずはリビングに散らかったオモチャをかたづけ
キッチンからリビングをザッ〜〜と掃除機をかけます。

そして意を決して、TVボードを動かしました。
TVボードの上にはプラズマTVとブルーレイレコーダー、
AVアンプとスピーカーが載っており、
さらに引出にはCDとDVDが満載なのでおよそ60kg近くあります。

ちょっとずつ慎重に前に動かすと、
案の定TVボードの後ろはスゴイことになっていました!!

ホコリにまみれたコード類以外に、
この1年で三男リョウタ(4歳)が投げ入れた
オモチャ各種、スナック菓子の食べカス、
柿の種、アーモンドなどが出てきました!

「ひょっとして・・・?」
TVボードの裏側をきれいにそうじした後、
私はイヤな予感がして、今度はソファーを動かしてみました。

こちらも同様にブロックの残骸やアキオのカード類だけでなく、
お菓子の食べカスや原形を留めていないフルーツらしきものが出てきました!

アルコールスプレーを使って丁寧にソファーの下に落ちていた
食べカスやカビなどを拭き取って再度掃除機をかけます。
この際・・ということで、三段収納ボックスの裏側もそうじしました。
こんな調子だったので、リビングだけで1時間以上かかりました。

「ふ〜〜〜、たいへんだった〜・・。
 今度はベッドのマットレスをめくってみようかな。」

テリー家は子供がまだ小さいので、
寝室にダブルベッドとシングルベッドを並べて家族5人が一緒に寝ています。

ベッドの下は掃除機が入るほどのスペースが空いていないので
かれこれ2年近くそのままになっています。

寝室の隣の和室に布団や毛布を積み上げ、
マットレスを持ち上げて寝室の片隅に立てかけました。
ベッドの下のスノコをあけると、大量のホコリと、リョウタの細かいオモチャ、
さらに小銭やら箱のティッシュまで出てきました!!
日だまりの中でホコリが舞い上がるのを横目に
セッセと掃除機をかけてきれいにしました。

大掃除だけでなく、朝から5回洗濯機を回し、
いつもよりも念入りなトイレ掃除をしながらだったので、
だいたい9時半頃から始めて気がつくと午後1時を回っていました。
「ほ、本当にたいへんだった・・。
 もう、今日はこの辺にしておこう・・。」

体はだいぶバテバテでしたが、もう一踏ん張りすることにして、
午後からは嫁さんのミニバンのタイヤ交換と洗車を
なんとか済ませることができました。


休日にもかかわらず、はっきりいって仕事の日よりも
慌ただしく動き回ったような気がしますが、
その甲斐あってとても清々しい気分になることができました。
これでまた、気持ちよくふだんの仕事にも戻れそうです。

ふだんのそうじではついついそのままになっている場所って、
どの家にもあると思いますが、
こうやって年度末の節目の時にも、思い切って大掃除をしてみましょう。

新しい環境を前にして、期待と不安に入り交じったときにやると、
とても前向きになれますよ!!


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2012年04月12日

3月22日(木)の放送内容

 


 
今日は「お風呂の青サビの対処法」というお話です。

1年ほど前にリフォーム工事をされた50代のお客様から、
相談のお電話を受けました。
そのお客様は水回りの全面改装をしたお客様で、
DK、お風呂、トイレ、洗面脱衣を入れ替えて
床の段差をなくすバリアフリー工事をしました。

「毎日お風呂のそうじをしているのですが、
 最近浴槽の下の方の下地?が見えてきたんです。
 丁寧にそうじしているはずなんですが、
 こんなにヤワなものなんでしょうか?」

「浴槽の下地が・・ですか??
 どのような洗い方をされたのでしょうか?」

「高いお風呂だったから大切に使おうと思って
 スポンジに石鹸をつけて洗っているんです。
 丁寧に洗っているはずなんですが・・。」

「石鹸?? ふつうの石鹸ですか・・?
 わかりました、とにかく一度見せていただけないでしょうか?」


私はお風呂のメーカーであるTOTOの担当者とともに
このお客様のお宅に訪問しました。
挨拶もそこそこに問題のお風呂をさっそく見せてもらいました。

すでに10ヶ月近く使用していたお風呂ですが、
奥様が毎日お掃除をしているだけあって、全般的にとてもきれいでした。
しかし真っ白な浴槽の底の方には、確かに青っぽい汚れがうっすらと付着しています。

TOTOの担当者が口を開きました。
「あ〜〜、これはたぶん青サビですね。
 お湯に使う銅管の銅イオンが溶け出して湯垢や石鹸カスと結びつき
 それが浴槽に付着したものです。
 あまりお掃除をしていない家庭で起こる現象のようです。」


日本銅センターのQ&Aによると、、、

お風呂が青くなる現象は「銅石鹸」に起因するものです。
「銅石鹸」とは、銅管などから溶け出した微量の銅イオンと、
浴槽などに付着して残っていた湯垢(人の身体や石鹸からでた脂肪酸)とが
反応し生成された不溶性の青い物質です。

従って、その生成を防ぐ最良の方法は、浴槽内、浴室タイル、洗面所などを毎日清掃し、
身体から出る脂肪分や石けんの脂肪分をきれいに洗い流すことがポイントです。


毎日浴用の石鹸を使って浴槽を洗っていたために
浴槽の下の方が青くなってしまったようです。

意外に思われるかもしれませんが、お風呂の石鹸を一番きれいに洗い流せる洗剤は、
クレンジングなどが一切入っていないお風呂用の中性洗剤です。
具体的な商品名でいうと、ドラッグストアでふつうに購入できる
バスマジックリンが効果的なようです。

そこでお客様に私が調べた内容をお話しして、
今後は石鹸ではなく、バスマジックリンでお風呂のそうじを
していただくようにお願いをしました。

それから約1ヶ月後、お客様からお電話がありました。

「あの〜、教えていただいたとおりに、
 その日からバスマジックリンで毎日お風呂を洗ったところ、
 少しずつですが青色の汚れが徐々に薄くなっていったんです。
 もうだいぶ落ちてきたので、全然気にならなくなってきました。
 本当にありがとうございました!!」

その後もそうじを続けたところ、さらに1ヶ月後には完全に分からなくなったそうです。

お風呂のお手入れですが、なるべくなら毎日、
中性のバスマジックリンを使ってスポンジでそうじされるか、それが難しい場合は、お風呂から上がるときに

、壁面から冷水のシャワーをざっと流して
換気扇をつけ放しにしておくと、ある程度きれいに保つことができます。

安易に強力な洗剤に頼らずに、日々のお手入れを大切にしてくださいね。


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2012年04月08日

3月15日(木)の放送内容

 


 
平成23年3月11日 午後2時46分
太平洋三陸沖を震源とするマグニチュード9.0という巨大地震が発生し、
その直後に見たこともないような大津波が東日本の各地を襲いました。
死者・行方不明者はおよそ2万人。
豊かな現代の日本で、本当に大勢の人たちが
わずか1日で亡くなりました。

大切な方々を亡くされ、絶望と悲しみに暮れている方も多いと思います。
心よりお悔やみ申し上げます。

あの大災害からちょうど1年が経ちました。


今日は、「東日本大震災から1年、上を向いて歩こう」というお話です。

岩手県釜石市といえば、大きな津波に襲われながらも日頃の防災教育が効を差し、
市内の14の学校、およそ3000人の子供たちが無事に避難した「釜石の奇跡」で有名なところです。
しかし、同じ地域で全く正反対のことが起きていました。

鵜住居(うのすまい)の地区防災センター。
完成からわずか1年余りでしたが、2階の窓が全部無くなるくらい、
梁のギリギリまで浸水しました。

避難してきた人は150人を超えましたが、助かったのは28人でした。
岩手県の津波浸水予測図によると防災センターの周辺は、
浸水予測の外になっていました。

地元の人はここが津波の避難所と考えましたし、
避難訓練の際もここを利用していました。
しかし釜石市はここを津波の避難所に指定していませんでした。
   
岩手県釜石市は明治三陸沖地震の際にも津波の被害があり
防災意識の非常に高い地域だったため
津波の避難訓練を定期的に行っていたそうです。

そして、平成23年3月11日、いよいよ本当に大津波の危険性が迫りましたが、
人間の本能として、“いつもの場所”に避難するように体は反応してしまい、
いつもの防災センターに避難したことで、
そのまま大津波にのまれて大勢の住民が亡くなってしまいました。


私がいうまでもありませんが、、、
避難訓練とは、住民の命を守るために実際の災害を想定し、
可能な限りそれに近い形で訓練を行うことで
実際に災害が起こった場合であっても、
スムーズに避難できるようにするために行うものです。

しかし、長らく津波の被害がなかったこともあり、
避難訓練の参加率を上げるための「避難訓練」、
言い換えるなら、「訓練のための訓練」になっていたようです。

避難訓練の目的をもう一度よく考えて、
本来の避難場所への避難をやってみることによって、
避難経路の安全性や移動時間、問題点を明確化し、
避難に時間がかかりすぎるようであれば、
その対策を取ることも必要になってくるでしょう。

鵜住居防災センターの悲劇は、
このような人間が犯しがちな失敗とその大きなリスクを
私たちに教えてくれました。


震災の爪痕はまだ残っていますが、私たちは確実に復興に向けて歩き出しています。

みんなで上を向いて歩いて行くだけで
きっと当初の予想をはるかに超えるペースで復興を成し遂げ、
震災以前よりも大きく発展していることと思います。

   自分を信じて、家族を信じて
   周りの人たちを信じて
   まだ見ぬ人たちを信じて
   歩いて行きましょう。
   全ての幸運はあなたの上に降り注いでいきます。


まずは信じることから始まります。
亡くなられた方々が持っていた希望も背負いながら
みんなで上を向いて歩いていきましょう。


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2012年03月29日

3月8日(木)の放送内容

 

 
 
「家は3回建てなければ、満足する家にならない。」

業界だけでなく一般の人からもこんな言葉を聞くことがありますが、
それを聞いて、「よ〜し、3回建てるぞー!!」と意気込む人には
いまだに会ったことがありません。
(ぜひ会いたいとは思っているのですが・・。)(笑)

じゃあ、1回目でも満足できる家にするにはどうすればいいのでしょうか?

1回目でも満足できる家を作るには
プロである住宅の営業マンの知恵を拝借するのが、一番の早道だと思います。
(設計事務所なら担当建築士さん、小規模な工務店なら社長さんが実質的な営業マンになります。)
彼らの知恵を拝借して、自分にとって満足する家を建てちゃいましょう。


今回は、「営業マンを活用する方法」 3つの知恵

1.信頼できる営業マンを選ぶ。

 @ 少なくとも3年以上は建築業界にいる人
 A 住宅のことが好きな営業マンを選ぶ
 B 自分たちと家庭環境や年齢が似ている営業マンを選ぶ
 C 自分たちと価値観が似ている営業マンを選ぶ

仮にBの条件と違う環境の営業マンだったとしても、
自分たちが重視していることや感性が似ている営業マンであれば
いい家になる可能性がかなり高くなります。


2.営業マンと親密な関係を築く

営業マンと親密な関係を築くと、様々なメリットが出てきます。
お客様の身になって、いろいろなアドバイスをしてくれるのはもちろんのことですが、
お客様が気がつかないようなところでも、便宜を図ってくれたりしてくれるんです。

住宅建築は、手作業で行う部分がとても多いので
(その名目が何であれ・・)
費用の半分以上が人件費で占められているぐらい、
各工程における“人”がその品質に大きくかかわっているのが特徴です。

つまり、同じお金を払っているにもかかわらず、
携わる人によって、仕上がりのクオリティはもちろんのこと、
入居するときの満足度が大きく違ってくることを意味しております。

営業マンが「この人のためなら・・」とふだん以上の力を発揮してくれるためには、
ぜひとも営業マンと仲良くなってください。


3.「もし、これがあなたの家だったら、どうしますか?」

さて、ほとんどのお客様にとって、住宅新築は全くの未知の領域です。
もうすでに建ててしまった同世代の友人の話を聞いたところで
環境や状況が違うためにあまり参考にならないことも多かったりします。

また、ネットで調べても、肯定的な意見と否定的な意見が同程度出てくることが多いため、
結局はどっちも選べない・・傾向があります。

そのような場合は、
「もし、これがあなたの家だったらどうしますか?」
という質問を、あなたが信頼する営業マンに投げかけてみてください。

信頼できる営業マンなら、今までの経験や過去のお客様からの声も引用しながら
ご自身の考え方を丁寧に回答してくれると思いますし、
一般のユーザーには知り得ないようなデメリット情報まで踏み込んだ回答もしてくれることでしょう。


どんどん営業マンの知識や知恵を活用してあげてくださいね。


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2012年03月22日

3月1日(木)の放送内容

 


 
先日、私が企画した「幸せになる家相のお話」セミナー
(沢野建設工房さん主催)が開催されました。

家相を気にされる方のベースにあるのは、
「主人が早死にするのではないか・・?」とか、
「子供の成長に悪い影響がある」とか、
「先祖の祟りがある」とかないとか・・?(笑)
すべてといっていいぐらい不安を助長させるような否定的な意味合いで
相談される方が圧倒的に多かったからです。

「幸せになる家相のお話。」

家相の元々の由来は、古代中国の風水(地理学)から来ています。
風水は、仏教の伝来とともに日本に渡来し、
日本でも平城京や平安京を造営する際にその考え方の一部が取り入れられてきました。

現代で言われているような家相の内容は、
主に江戸時代にできたようなものがベースになっているので、
中国の風水とは全くの別ものになっています。


「住まいの“主”(あるじ)は、なんですか?」

注文住宅においては、お客様であるその家に住む人の要望に従って間取りを考えていきますが、
家相を取り入れてから間取りを考えたり、
せっかくまとまった間取りを家相の先生が弄くるとなると、
住まいの“主”を、住む人ではなく、“家相”に委ねることになってしまいます。

その家に住む人の動線や使い勝手などを無視してまで
家相を取り入れるのは、まさに本末転倒と言えるでしょう。


江戸時代の住宅事情に沿った家相を、現代の住宅に当てはめようとしても、
そもそも無理がありますが、当時と全く変わらない事柄も当然あります。
それは“方位の特徴”・・とでも、表現すればいいでしょうか?
「太陽が東から昇り、日中は南側を回って、夕方には西に沈む。」
このことだけは何ら変わらないことになります。


鬼門とは家の中心から北東の方角になります。
北東の特徴は、年間を通じて一番室温が上がりにくい場所です。
日が当たりにくいため室内との温度差で結露しやすく
その結果としてカビも生えやすい場所です。

でもそれはあくまで効果的な暖房のない時代の話。
現代の新築であれば、お風呂も脱衣場も容易に暖房をすることができますし、トイレも暖房便座を備えて暖か

くなっている上に
水洗式で清潔な状態を維持しやすくなっているので
あまり気にすることはないかと思います。

一方、鬼門の反対の位置に来るのが、家の中心から南西方角になる裏鬼門です。
南西の特徴は、どの季節であっても一番室温が上がりやすい場所です。

現代であれば、高性能なエアコンも完備されていますし、
壁や屋根には分厚い断熱材が施され、冷蔵庫もあるので
以前ほど室温の急激な上昇を気にしなくてもよろしいかと思います。

そうは言っても、やっぱり気になる人もいるかもしれません。。。

遠山先生曰く・・、
「鬼門線(鬼門から裏鬼門に抜ける線)は
 神様が通り抜けるところですから、
 このラインは常に清潔にしておきましょう。
 具体的には頻繁にそうじをすることで
 心地よい風が抜けるようにしておけば吉相となるのです!」

ですからどうしても鬼門に水回りや玄関が入ってしまい、
それが気になる人は、とにかくそうじをマメにして、鬼門に来る場所を清潔に保ちましょう。
そうすることによって住まい全体が吉相になるはずですよ。


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2012年03月15日

2月23日(木)の放送内容

 


 
現在の日本は、“超”がつくほどの高齢化社会。
生きている限りは全ての人に、「介護」の問題がついて回ることになります。
しかしその割には、私のように実際に介護をしていない人だったら
全く・・と言っていいほど介護のことは知らないのが現状だと思います。

「知らない人のための介護保険の基本」

介護保険とは、「介護を必要とする高齢者の、治療や介護等にかかる負担
(費用、家族介助、福祉施設利用料等)を 社会全体で支援する為の保険制度」です。
そして、「介護サービスの給付をうけるときの自己負担額は原則1割です。

ただし、その適用を受けられる範囲には上限があります。(支給限度基準額という)
支給限度基準額は要支援・要介護の度合いによって異なり、
支給限度基準額を超えると全額自己負担となります。

65歳以上の人が何らかの介護サービスを受けたいと思ったら、
まず、市町村もしくは地域包括支援センターで介護認定を受ける必要があります。

介護認定とは、
「市町村の被保険者の介護サービスの必要の程度を判断するもので、
 認定調査や審査・判定の基準は全国一律となっています。」

介護認定のレベルには7段階あって、軽い方から
要支援1、要支援2、要介護1、要介護2、要介護3、要介護4、要介護5
となります。

自分の伴侶や老親が、介護が必要な状態になったときでも、
入浴介助サービスやリハビリなど家族を支援するサービスを利用することができ、
その費用も基本的にはかかった費用の1割の負担で済むのです。
ただし、介護サービスはどれだけ使ってもいいのですが、
1割負担で済む毎月の限度が、介護レベルによって決められています。
当然、介護の負担が大きくなる要介護5が一番支給限度基準額が大きくなります。

そのため、介護認定の際には
「少しでも介護レベルが重傷になった方が、
 限度額も大きくなるのでおサイフにも優しくてお得」
だと思っている人も多いようです。

しかし、要介護のレベルが重度に認定された方が得かというと
残念ながらそんなことは全くありません。

@ 介護サービスはどの介護レベルでも定額というわけではない。
A 実際には支給限度基準額まで使う人は少ない。
B 最長でも2年後には介護認定が見直される。


同じような金額の介護サービスであっても、場合によっては、
その使い方によってどんどん家計を圧迫する可能性があります。

可能な限り「通所」と名のつくものや、「リハビリ」と名のつくものを
選んで介護サービスを受けた方がいいということでした。
(もちろん介護レベルの度合いにも依るのですが。)

その理由は、同じようなサービスであっても、
ヘルパーさんが自宅に来てくれる「訪問サービス」と、
自分で施設に行く「通所サービス」では介護サービスの料金単価が違い、
自分で施設に行く「通所」サービスの方が安く抑えることができるからです。
また、「リハビリ」と名のつくサービスは、
文字通りリハビリを行うことによって、機能低下をある程度防ぐことができます。

結果として、介護を受ける人の自立を助けることになり、
大幅な機能改善とはいかないまでも、
自分でできることがある程度維持できるようになるのです。

介護される側が生き甲斐を感じつつ、
介護する側もあまり精神的な負担を感じなくてすむように
積極的に「リハビリ」や「通所」の介護サービスを使って
有意義な介護をしていけるといいですね。


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2012年03月08日

2月16日(木)の放送内容

 


 
今年の冬は、気温が低いせいか、いつもよりもサンルームに関する質問が増えてきました。
「サンルーム内が結露して、結露した水が洗濯物に落ちてくるんです。」
「せっかくサンルームを作ったのに、全然乾かないんです!!」

空気には、水蒸気を取り込む性質があります。
同じ量の空気ならば、気温が高いほどより多くの水蒸気を含むことができるのですが、
気温が10℃下がるごとに、含むことのできる水蒸気の量は半減していきます。

今日は、「サンルームで洗濯物が乾かないんです!」というお話をします。


洗濯した直後の衣類は、繊維と繊維の間に湿気を多く含んでいます。
この繊維の間に乾いた空気が通ることで、衣類の湿気がどんどん空気中に取り込まれていきます。
それを繰り返すことによって、衣類は徐々に乾いていき、
その周辺の空気は逆にどんどん湿気を帯びていくわけです。

ただし、これが続くと最終的には、湿度100%となるところが出てきます。
空気中に含むことができなくなった湿気は、今度は外気によって冷やされたところで水滴となって、
私たちの目に見える形で現れてきます。(これが結露です。)

冬のように気温が低くなると、たとえ風通しのよいベランダに干していたとしても、
思ったほど洗濯物は乾いてくれません。
それは北陸の冬のように元々の空気がある程度水蒸気を含んでいると、
効率よく湿気を取り込むことができないからです。

ですから、北陸にお住まいのみなさんは、冬になって気温が下がってくると、
リビングなどの暖かいところに干したりしますよね?


さて、サンルームに話を戻しましょう。

3月下旬から10月下旬頃までの気温が比較的高いとき、家の外部に作ったサンルームでも、
風通しさえ確保しておけば十分に乾いていったことだと思います。
しかし、気温が下がっていくと、そもそもいくら風通しをよくしたところで、
空気中に含むことのできる湿気の量も極端に少なくなりますから、
なかなか乾かないところか、場合によっては湿ったまま凍りつくことも出てきます。

そこで、冬の洗濯に関しては、そのサンルームを使うことは止めて、
外気よりも温度の高い場所に干すことを考えましょう。
つまりランドリールーム、もしくはランドリースペースを作ってしまうのです。

【お風呂場の場合】
家族数が1〜2人なら日中もしくは深夜の時間帯で
お風呂場をランドリースペースにすることができます。

【洗面脱衣室の場合】
湿気がこもりやすい脱衣室をランドリースペースにしている家も増えてきました。
ただし、浴室の動線上に洗濯物をぶら下げるわけですから
パナソニック製などの電動物干しは必須になります。

【家事室の場合】
二世帯住宅などご家族の多い家庭や、お子さんが多い家庭の場合は
洗濯物もかなりの量になりますので、専用の家事室兼物干し室をよく提案しておりました。

【使っていない部屋の場合】
少子化の影響だったり、子供が独立することによって、家族数よりも部屋数の多い家もあると思います。
その場合は、使っていない部屋(4.5〜6帖あたりが目安)をランドリールームに転用してみてください。
なお、使っていない部屋に干す場合ですが、
2.2kWのエアコン、もしくはデシカント式の除湿機は必ず使ってください。

【リビングの場合】
見た目的にはあまりオススメしておりませんが・・、
実際にはやむを得ずリビングで干しているご家庭も多いかと思います。
最近の新築では、エアコンや蓄熱暖房器などでリビングが乾燥しがちなので、
洗濯物を干すことで加湿器代わりになるといった使い方もできます。
(室温も一番高い空間なので、乾き方も恐ろしく早いです。)


きっとこの中に、みなさんの今ある環境のままでも、
使える方法があるかと思いますので、ぜひとも工夫してみてくださいね。

今日も最後まで聴いていただき、ありがとうございました。

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2012年03月02日

2月9日(木)の放送内容

 

 
先週は、「雪国ならでは・・」の家の作り方の外部編をお話ししましたが、
今回は内部編として、5つの知恵を紹介いたします。


1.玄関を2重にする。

一般的には、「風除室」を作ることや「雪囲い」を作ることで対応します。
雪が降る地域では、気温は0℃近辺、もしくはそれ以下になりますから
室温との差が大きくなってしまいますので、
玄関ドアが開く度にせっかく暖めた空気が逃げてしまうのです。
また、重たい雪に押されて玄関ドアが壊れるのを防ぐためにも、
玄関の外側にもう一つの玄関戸をつけるようにしてはいかがでしょう。


2.玄関にはコートを掛けたりするスペースを作る。

外から帰ってきたとき、着ていたコートには
雪がついていることが多いかと思います。
気温が低いところでは雪ですが、0℃以上のところにおいておけば
すぐに水となってしまい、滴り落ちてくることでしょう。


3.ランドリースペースを室内に作る。

冬場のように気温が下がっていくと、どうしても洗濯物の乾きが遅くなっていきます。
「東京ならこんなことにならないのに〜!」
と、北陸の気候に怒っても仕方がありませんので、
ここは素直にランドリースペースを室内に設けておきましょう。


4.勝手口を設ける。

最近ではゴミ出しなども玄関から出すことが多いでしょうが、
やはり万一のときのことを考えると、確実に家から出られる勝手口を
玄関から遠いところにも設置しておいた方が
大雪や地震などの災害時であっても安心できます。


5.土間スペースを作っておく。

勝手口と兼用にすればいいと思いますが、
土間スペースを少し広めに作っておくと何かと便利です。
室内の土間スペースがあると、ゴミ箱本体をおいておくこともできますし、
資源ゴミの分別も楽になります。
そしてふだんはいただいたお野菜を仮置きしたり、
自宅で漬け物などをするときも便利ですよね。


いかがでしょう? 全部・・とはいわないまでも、
いくつか取り入れたくなるような知恵があったのではないでしょうか?

これらは建物が仕上がってからは、
なかなか後から付け加えるというわけにはいかないものばかりですので、
ぜひとも新築やリフォームのプランニングの際に設計士さんにぶつけてみてください。

きっと今年のような大雪になっても、
今までのようなストレスをあまり感じなくてもすむようになりますよ。(^o^)


今日も最後まで聴いていただき、ありがとうございました。

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2012年02月23日

2月2日(木)の放送内容

 


 
積雪地である北陸であっても、昔ほどの積雪はなくなってきたせいでしょうか・・?、
近年はどこの住宅会社や設計事務所でも、雪に対する備えを意識した提案は、
あまりしなくなってきたような気がします。

しかし、昨年の冬はたいへんな大雪に見舞われましたし、
数年に一度は道路が大渋滞になるほどの大雪になるのですから
ある程度積雪を意識して家の作り方を考えたいものですね。

そこで今日は、「雪国ならでは・・」の家の作り方のうち、
8つの知恵を紹介いたします。まずは外部編です。


1.雪を積んでおくスペースを考える。

敷地そのものが広いのが一番の理想ですが、
街中の住宅地では、なかなか郊外ほどの余裕は取れないかと思います。
しかし車を出すためのスペース分だけは除雪する必要が出てきますから
その除けた雪を積んでおくスペースを考えておきましょう。


2.車に屋根を掛ける。

車庫や屋根だけのカーポートがあるだけでも、除雪の負担を大きく減らすことができます。
道路に近いところにカーポートを配置すれば、
ほとんど除雪せずに、車を車道に出すことができるからです。
ただし、アルミ製のカーポートの場合は、最低限「耐雪1m」仕様か、
「耐雪1.5m」の強度が必要になるので、必ず雪に対する強度を確認してください。


3.敷地境界から最低でも1mは空ける。

敷地そのものの広さも影響しますが、もし余裕が持てるのでしたら、
建物と敷地境界とは最低でも1m以上は空けておきましょう。
建物の外部には、エアコンの室外機やエコキュートのヒートポンプユニットが
置かれることも多いのですが、それらに雪が被ると、まともに動かなくなることがあるからです。


4.室外機には必ず架台を使う。

エアコンなどの設置費用をケチってしまうと、
室外機はほぼ確実に地面の上にブロックを平にしてその上に設置されてしまいます。。。


5.軒を大きく出す。

積雪を考えると、軒が全くないのと、いくらか出してあるのでは、
家の傷み方が全く違います。また、家の周囲に雪が積もる場合であっても、
軒がある程度(最低でも60センチ)出ていれば、基礎の高さまで雪が積もるのを防いでくれます。


6.屋根を掛ける向きを考える。

積雪地の場合、どのような屋根材を使っても必ず雪止め施工がされますが、
それでも屋根からは必ず落雪があります。(主に軒先部分)
屋根から落ちた雪がどの場所に溜まるかを考えましょう。
2階の屋根から落ちる雪はかなりの衝撃を伴いますので、
お隣のフェンスに直撃すれば確実に壊してしまう・・と考えてください。


7.玄関ポーチの奥行をある程度作っておく。

最近の家では、玄関ポーチの奥行のことは、あまり考えられないことが多いようですが、
奥行が60〜90センチと短い場合、ある朝、ドアの前に積もった雪のせいで玄関ドアが開かなくて、
お父さんはリビングから出勤・・ということもあるそうです。(笑)


8.風除室を作る。

今でも山間部などでは、冬になる前に玄関の外部に雪囲いを作ることが多いかと思います。
これこそはまさに雪国の知恵ですが、これがあるとないでは家の暖かさも全く違います。


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