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最近めっきり増えたな〜と思うのが、女性二人組で住宅展に来場されるお客様です。
友人同士ということもありますが、
母と娘という組み合わせの方が多いような気がします。
その理由を聞いてみると、
「ダンナは全然関心がないから・・。」
「ダンナと一緒に行ってもおもしろくないから・・。」
「ダンナの仕事が忙しくて、予定が合わないから・・。」
「住宅展に行くのなら、ご夫婦で。」
奥様の悩みでよく聞くのが、家を新築・あるいは水回りのリフォームをしようとして
キッチンを決める段階になって、
「キッチンは嫁さんの領域だから・・」とご主人が一向に
ショールームに足を運んでくれないケース。
仕方なく、奥様だけでショールームに出向き、
色だけでなく必要だと思われるオプションを選んで見積をとるのですが、
あとから見積金額だけを見せられたご主人からは決まって次のような言葉が出てきます。
「そんなものいらないだろう!?」
「どうせ大して使わないんだからわざわざ高いものにしなくても・・。」
それを聞いた奥様にしてみれば、
「そんなに贅沢をしているわけでもないのに・・」と
不満を持ちながらもご主人を説得する術も見つからないため
渋々せっかく選んだオプション品を外し、
扉のグレードも低いものに選び直したりします。
せっかくキッチンが新しくなっても
喜びどころか、「ガマンさせられた・・」という不満ばかりが残り
満足からはほど遠い工事になってしまいます。
リフォーム工事や新築工事を「妻の願いを叶えてあげること」から、
「自分のいい環境を作ること」という風に変えてあげるようにするのです。
そのためにはまず、気軽にご主人を連れ出す言葉を考えてみましょう。
「私一人だけじゃよくわからないから」というのもいいですし、
「あなたに素敵な料理を作ってあげたいから」
「あなたのくつろげるスペースを作りたいから」
という理由付けをしてから、
「・・いっしょに行きたいの。」という風に誘ってみましょう。
理由付けのところで必ず男性の自尊心をくすぐる言葉を入れるのがミソです。
もちろんお子さんのことも入れてもいいのですが、
お子さんのことを入れる場合はちょっと注意が必要です。
○ 「子供たちが喜ぶような家にしたいんだけど、
私だけじゃ分からないからあなたの考えで進めたいの。」
そう、子供のことを理由付けに入れる場合であっても、
ご主人を立てるような言い方をする方が確実に連れ出しやすくなります。
こういっては何ですが、、、賢い女性ほど
男性の自尊心をうまく建てているな・・とよく感じますね。
そして、同じ部屋やインテリアなどを見ながら、
「こういうスペースがあったらいいんじゃないかな?」とか、
「あなたならどこに座る?」
という感じで、その家の主人公に仕立て上げていくのです。
ご主人も「自分がその家に住むのなら・・」と
想像をどんどん膨らませていくことでしょう。
いかがでしょうか?
こうして家に関心の薄かったご主人が新しい家に関心が向くと、
一気に夢のマイホームに向かっていきますし、
台所や家事に関心のなかったご主人であっても、
いっしょに説明を聞くことによって、関心を持ってくれることも多いようです。
そうなると、たとえ高価なオプション品であっても、
「妻のわがまま」という捉え方ではなく、
必要なものを入れているという感覚になるんですよね。
夫婦で一緒に作り上げていく住宅計画ですから、モチベーションも高く維持できますし、
「一緒にがんばって建てようね。」という風に計画していくことで、
本当に素敵な家ができあがるのです。
今日も最後まで聴いていただき、ありがとうございました。