2012年09月27日

9月6日(木)の放送内容

 


 
最近めっきり増えたな〜と思うのが、女性二人組で住宅展に来場されるお客様です。

友人同士ということもありますが、
母と娘という組み合わせの方が多いような気がします。
その理由を聞いてみると、
「ダンナは全然関心がないから・・。」
「ダンナと一緒に行ってもおもしろくないから・・。」
「ダンナの仕事が忙しくて、予定が合わないから・・。」


「住宅展に行くのなら、ご夫婦で。」

奥様の悩みでよく聞くのが、家を新築・あるいは水回りのリフォームをしようとして
キッチンを決める段階になって、
「キッチンは嫁さんの領域だから・・」とご主人が一向に
ショールームに足を運んでくれないケース。

仕方なく、奥様だけでショールームに出向き、
色だけでなく必要だと思われるオプションを選んで見積をとるのですが、
あとから見積金額だけを見せられたご主人からは決まって次のような言葉が出てきます。
「そんなものいらないだろう!?」
「どうせ大して使わないんだからわざわざ高いものにしなくても・・。」

それを聞いた奥様にしてみれば、
「そんなに贅沢をしているわけでもないのに・・」と
不満を持ちながらもご主人を説得する術も見つからないため
渋々せっかく選んだオプション品を外し、
扉のグレードも低いものに選び直したりします。

せっかくキッチンが新しくなっても
喜びどころか、「ガマンさせられた・・」という不満ばかりが残り
満足からはほど遠い工事になってしまいます。

そのような悲劇を避ける一番の方法は、ご主人をうまく取り込んでしまうことです。

リフォーム工事や新築工事を「妻の願いを叶えてあげること」から、
「自分のいい環境を作ること」という風に変えてあげるようにするのです。
そのためにはまず、気軽にご主人を連れ出す言葉を考えてみましょう。

「私一人だけじゃよくわからないから」というのもいいですし、
「あなたに素敵な料理を作ってあげたいから」
「あなたのくつろげるスペースを作りたいから」
という理由付けをしてから、
「・・いっしょに行きたいの。」という風に誘ってみましょう。

理由付けのところで必ず男性の自尊心をくすぐる言葉を入れるのがミソです。
もちろんお子さんのことも入れてもいいのですが、
お子さんのことを入れる場合はちょっと注意が必要です。

「子供たちが喜ぶような家にしたいから」は×です。

○ 「子供たちが喜ぶような家にしたいんだけど、
   私だけじゃ分からないからあなたの考えで進めたいの。」

そう、子供のことを理由付けに入れる場合であっても、
ご主人を立てるような言い方をする方が確実に連れ出しやすくなります。
こういっては何ですが、、、賢い女性ほど
男性の自尊心をうまく建てているな・・とよく感じますね。

そして、同じ部屋やインテリアなどを見ながら、
「こういうスペースがあったらいいんじゃないかな?」とか、
「あなたならどこに座る?」
という感じで、その家の主人公に仕立て上げていくのです。
ご主人も「自分がその家に住むのなら・・」と
想像をどんどん膨らませていくことでしょう。

いかがでしょうか?
こうして家に関心の薄かったご主人が新しい家に関心が向くと、
一気に夢のマイホームに向かっていきますし、
台所や家事に関心のなかったご主人であっても、
いっしょに説明を聞くことによって、関心を持ってくれることも多いようです。

そうなると、たとえ高価なオプション品であっても、
「妻のわがまま」という捉え方ではなく、
必要なものを入れているという感覚になるんですよね。

夫婦で一緒に作り上げていく住宅計画ですから、モチベーションも高く維持できますし、
「一緒にがんばって建てようね。」という風に計画していくことで、
本当に素敵な家ができあがるのです。

みなさんもご夫婦で素敵な家を建ててくださいね。


今日も最後まで聴いていただき、ありがとうございました。

ランキング参加中です。にほんブログ村 住まいブログ 住まい方へ  にほんブログ村 住まいブログ 住宅評論家へ
内容に共感していただけたら、 ↑ クリック ↑ をお願いいたします。   

2012年09月20日

8月30日(木)の放送内容

 


 
私が現在住んでいるのは、津幡町ですが、
この土地で生まれ育ったわけではありません。

実をいいますと、生まれ育ちが金沢だった私にとって、
金沢市の北部に位置するこの町への移住は
心理的に抵抗がある場所でもありました。

しかし、「住めば都」といいますか、
実際に10年も住んでみると、下手に金沢に住むよりも
ずっと住みよいことに気づきました。

河北郡市で生まれ育った人にとっては当たり前になってしまっているかもしれませんが、
この地域に住むメリットを感じながら生活できると
もっと幸せを実感できるのではないでしょうか?

タイトルは、「ちょいと田舎に住もう!」です。
1. 若い世代が多い。

新興の住宅街が開発されることも多いので
いわゆる子育て世代がどんどん増えていきます。
日本全体として高齢社会ですから、
当然お年寄りはそれなりにいらっしゃるのですが、
それ以上に若い世代の流入が多いので、
人口ピラミッドが理想に近づくわけです。

2.子供が多い

すでに金沢の中心部は、小学校の統廃合が進み、
旧市街で幼い子供を見ることはとても希になってきました。

子供たちが通っている小学校では、それほど広い学区と言えないにもかかわらず
1学年あたり3クラスあるのに対し、金沢市内の小学校では
1学年あたり1〜2クラスというところも多いようです。

個人的には、集団の中で生活することを覚えるためには、
良くも悪くもある程度子供がいた方が社会性を学ぶために必要ではないか?
と思います。

3.育児支援が充実している

都市に比べて人口も産業も少なく、インフラ整備が遅れている田舎は
放っておくとすぐに過疎化の危機に直面します。
そのため行政の方でも、少しでも地域の人口を増やすために
様々な移住支援政策や子育て世代の流入を促すような
育児支援政策を実施しています。

4.除雪などの生活支援対策が進んでいる。

実は私が一番驚いたのが、生活支援対策です。
河北郡市の場合は、幹線道路である国道や県道はもちろんのこと、
ふつうの住宅地の生活道路にまで除雪車が入ってくれるのです。
それもワンシーズンに一回とかではなく、
雪が降り続けば、何回か除雪車が除雪してくれるのです。
雪が降る度に近隣でトラブルが起きやすい金沢に比べれば非常に恵まれた環境ですね。


もちろん他にも、山や川がすぐ近くにあり、自然がいっぱい。
さらに土地も当然都会に比べればとても広く、お隣さんとの距離も広くなるので、
近隣トラブルも増えにくく、地域の活動も盛んだったりしますので、
そういった意味でも住みやすさにつながりますね。

この土地で生まれ育った方には当たり前のことかもしれませんが、
決して当たり前ではない素晴らしいところだと思いました。
これからもどんどん住む人が増えていくといいですね。


今日も最後まで聴いていただき、ありがとうございました。

ランキング参加中です。にほんブログ村 住まいブログ 住まい方へ  にほんブログ村 住まいブログ 住宅評論家へ
内容に共感していただけたら、 ↑ クリック ↑ をお願いいたします。   

2012年09月13日

8月23日(木)の放送内容



今回、話題に挙げるのは「合板フローリング」です。
合板フローリングとは、薄いベニヤを何層にも貼り合わせて
一番上の表面だけ木目をしたプリントやきわめて薄い木目(厚みは1ミリ以下)で
仕上げの化粧を施したものです。

合板フローリングが使われるようになったのは、
おおよそ40年ほど前辺りからかと思いますが、
現在でもマンションの内装や住宅にふつうに使われている素材です。

しかし、築20年以上経った家では、
ほぼ間違いなく使われている合板フローリングの一部がはがれています。
はがれやすい場所としては、湿気の影響を受けやすいキッチンや脱衣室、
また多くの人が往き来する玄関ホール辺りが多いかと思います。


Q1. 合板フローリングはなぜはがれるのか?

合板フローリングは、
木の膨張や収縮に対する動きを抑制し、寸法を安定させるために
薄いベニヤ板を縦横互い違いにして貼り合わせているのですが、
木が膨張したり収縮するときの力というのは非常に強く、
接着剤の面が堪えられなくなることが出てきます。

堪えられなくなってきたところで、人が常に歩くことで振動を与え続けるので、
ついにはベニヤの接着剤の層がはがれてしまうわけです。

これが「剥離」と呼ばれる現象です。
剥離が起こりやすい場所は、木が膨張・収縮するための湿気が多いところ、
そして振動があるところです。


Q2. はがれるにもかかわらずなぜ使われ続けるのか?

合板フローリングの歴史はそれなりに古く、
合板や接着剤の品質が向上した高度成長期に伴って、
住宅建材としての地位を確立することになりました。

その当時のフローリングの貼り方は、「直張り」(あるいは一重張り)と言われるもので、
床下地となる根太(45ミリ角材を30センチ間隔に並べたもの)に
直接釘で止める施工方法が一般的でした。

そのため床下からの湿気の影響を非常に受けやすく、
また根太と根太の間は30センチ離れていて常に歩行による振動を受け続けるため、
だいたい築10年から20年未満で、様々なところで合板がはがれ
床がブカブカするようになりました。

その対策として考えられたものが、床の二重張りです。
合板フローリングを張る前に、下地となる下地合板(捨て合板:厚さ12ミリ)を全面に貼り、
その上に合板フローリングを釘打ちしていく施工方法です。

床が二重になることで下地が強固となり、
人が頻繁に歩いても合板フローリングが湾曲しにくくなって、
湿気の少ないところで合板が剥離する危険性はかなり小さくなりました。


Q3.現在使われている合板フローリングも、はがれる危険性はあるのか?

床が二重張りになった捨張工法になってフローリングへの負荷は減ったはずですが、
残念ながら依然として合板フローリングがはがれるリスクは残っています。
一つは水回りに接している部分に使われているということ。
毎日湿気の影響を受け続ける脱衣室では浴室の出入口の敷居で、
合板フローリングの弱点である木口部分から湿気を吸いやすくなるので
どうしてもその部分の剥離は起こりやすくなります。

もう一つは、様々な表面処理がされていること。
近年の合板フローリングは、遮音対策のために一番下層にクッション素材が使われていたり、
表面がウレタン樹脂加工をされたり、プラスチック加工をすることによって
表面の耐摩耗性や強度を上げたものが挙げられます。

これらの表面処理は、湿気の影響を受けやすいところ、
あるいは水拭きやワックスによるメンテナンスを頻繁に行うことで、
表面の加工処理層が剥離しやすくなるという事象が発生するそうです。
接着剤そのものも必ずしも昔のものよりも強くなっている・・とも言い切れず、
ホルムアルデヒド対策により、かえって接着性の弱いものも、使われることがあるそうです。

早い話が、すぐにはがれるとも言えないが、
条件が悪ければやっぱりはがれます・・というのが本当のところです。

これらのリスクは、築10年以上経ってから表れることが多いので、
知らなければそれまで・・なのですが、リスクを減らすという意味では、
なるべくなら合板ではない、無垢のフローリングの方をオススメいたします。


今日も最後まで聴いていただき、ありがとうございました。
ランキング参加中です。にほんブログ村 住まいブログ 住まい方へ  にほんブログ村 住まいブログ 住宅評論家へ
内容に共感していただけたら、 ↑ クリック ↑ をお願いいたします。   

2012年09月07日

8月9日(木)の放送内容

 


 
築3年半のお客様から電話を受けました。
「エコキュートで追い炊きをしても、お湯が全然暖かくならないんです。
 それと、お湯張りの時に汚いゴミが一緒に出てきてニオイもするんです。」

お客様が使っていたエコキュートはフルオートタイプということもあり、
自動湯張りをした後、そのまま自動運転で
浴槽に貯めたお湯を適温に維持しながら使っていたそうです。

今回は、「エコキュートの上手な使い方」というお話です。


追い炊き用の配管には、追い炊きをする度に
浴槽内の汚れ(湯垢や髪の毛など)の混じったお湯が流れていきます。

追い炊き用の配管はエコキュートの貯湯タンク内で、
熱交換しやすいように細い配管が使われています。

そのため配管内部には浴槽のお湯から流れてきた汚れが付着しやすく
汚れが付着してしまうと熱交換が効果的に行われなくなってしまうのです。
どうやらこのことが今回のトラブルの原因のようです。

お湯そのものはまだ循環していることから、
追い炊き用の配管内部は完全には詰まっていないようです。
そこで、お湯張りのときにゴミが出なくなるまで、
市販の配管洗浄剤を毎日のように使って掃除していただくことをアドバイスしました。

エコキュート本体は今のところ故障していないようなので
配管内部のゴミさえある程度取れれば、
また元のように熱交換がうまくいく可能性が高いと判断したわけです。


ここで素朴な疑問がでてくる人もいるかもしれません。
「うちは何年も配管の掃除をしたことがないんだけど、
 一度もトラブルになったことがないよ。」

配管の掃除を何年もしていないにもかかわらず、
トラブルになったことのない人の使い方をよくよく聞いてみると、
いわゆる追い炊き機能をほとんど使っていないことが分かってきました。

エコキュートのような貯湯式の給湯機の場合、
「追い炊き」と表現されていても、実際に沸かし直すわけではありません。
追い炊きボタンを押すと、浴槽に張ったお湯が追い炊き用の配管に流れ、
追い炊き用の配管は貯湯タンクにあり、貯湯タンクに溜まったお湯(70〜90℃)の中を
ゆっくりと通っていき熱交換が行われます。

ですから何度も続けて追い炊きをすると、
貯湯タンクに溜まった新鮮なお湯がどんどん冷やされていくことになります。

多くのエコキュートは学習機能がついているので、
お風呂以外にほとんどお湯を使わない夏場ですと、
タンク内にはそれほどお湯は沸かされていません。

そして、これが冬場ですと、何回かの追い炊きをすることで
簡単に湯切れを起こす原因にもなるのです。


まず、配管の掃除は、メーカーの説明書通りに行ってください。
1ヶ月に1度、あるいは半年に1度となっているかもしれません。

それと、現在のエコキュートの主流は
自動湯張りのあと、そのまま浴槽の温度を維持するように、
自動運転(追い炊き)をするように設定されているフルオートタイプなんですが、
この自動運転は切ることもできますので、追い炊き機能は切ってもいいかと思います。

次にお風呂に入る人がぬるいと思ったなら、
高温差し湯によって、新鮮なお湯を足していく使い方の方が、
配管にも汚れが付着しにくくなりますし、
お湯切れのリスクを減らすことができます。

使い方を工夫するだけで、便利なエコキュートが長持ちしますので
追い炊きをしていて湯切れを何回か起こしたことがあるという人は、
ぜひとも試してみてくださいね。


今日も最後まで聴いていただき、ありがとうございました。

ランキング参加中です。にほんブログ村 住まいブログ 住まい方へ  にほんブログ村 住まいブログ 住宅評論家へ
内容に共感していただけたら、 ↑ クリック ↑ をお願いいたします。   

2012年08月30日

8月2日(木)の放送内容

 


 
実は先日、私の知っている大工さんが熱中症にかかりました。
幸いにして、しばらく休んでいたら回復したそうで
救急搬送されるような事態にならなくてよかったのですが、
話を聞いていると、けっこう危ない状況だと感じました。

今日は、意外と知られていない「熱中症の症状」をお話しします。

「熱中症」は日射病や熱射病などの総称で、
「高温下での運動や労働のため、発汗機構や循環系に異常をきたして起こる病気。
 体温上昇、発汗停止とともに虚脱・けいれん・精神錯乱・昏睡などを起こし、
 生命の危険を伴うこともある」とされています。

熱中症を引き起こすそもそもの根底には、
ヒトの体温を調節するメカニズムがあります。

体温調節の仕組みは、
●皮膚の表面から空気中へ熱を放出する
●汗をかき、その汗が蒸発するときに熱を奪うはたらき(気化熱)を利用する

気温が体温より高くなると、空気中への熱の放出が難しくなるため、
体温調節は発汗だけに頼ることになるのですが、
真夏日によくあるように、気温が高いばかりでなく湿度も75%以上になると、
汗をかいても流れ落ちるばかりでほとんどほとんど蒸発しなくなります。。
そのため、発汗による体温調節すら事実上できなくなってしまうのです。

また、体温が37℃を超えると皮膚の血管が拡張し、
皮膚の血液量を増やして熱を放出しようとするのですが、
このとき体温がさらに上昇し、発汗などによって体の水分量が極端に減ると、
今度は心臓や脳を守るために血管が収縮しはじめる。
つまり、ここでも熱が放出できなくなってしまうのです。

熱中症は、こうして体温を調整する機能がコントロールを失い、
体温がグングン上昇してしまう機能障害ですから、
高齢者や幼児だけでなく、どんなに体力の自信のある人でもなり得る症状なんですね。

ニュースなどで熱中症という言葉だけは知っていても
その具体的な症状までは意外と知らない人が多いようです。
知らないがゆえに、ついつい
「ちょっと疲れているだけだからもう少しがんばれば・・」
などと勘違いして、最悪の事態をまねいてしまうのです。


ちなみに私が経験した熱中症の自覚症状は、

● 全身から汗が滝のように噴き出る。
● 動くのが億劫になる。(体が思うように動かない。)
● 心臓の鼓動がはっきりと感じられる。(いわゆる動悸)
● 足下がふらつく
● 視野が狭くなったり、めまいがする。
● 吐き気がする。
● 気持ち悪くなって立っているのがつらくなる。

これらの症状の2つ以上が当てはまったら
すでに熱中症の初期症状です。

すぐに風通しのいい日陰に入って、ベルトを緩めるなど
体を締め付けないようにして、ゆっくりと体を休めましょう。

いきなりガブガブと水やお茶を飲むのではなく、
最初はなめるようにして少しずつ口に含んでください。
それから塩飴をなめたり、スポーツドリンクをちょっとずつ飲むなどして
塩分もしっかりと補給しましょう。

少しよくなったからといってすぐに作業するのではなく、
最低30分から1時間程度はしっかりと楽な姿勢で体を休めて
ペースを落として作業をするようにしてください。

みなさんも仕事場の人がこのような症状を口にしたら
熱中症であることを伝えて休ませるようにしてあげてください。
どんなに健康な人であっても、寝不足の時やちょっと日常の疲れが溜まってくると、
わずか30分程度でも熱中症になるリスクを持っていますので
本当に気をつけて見てあげてくださいね。

なお、逆に汗を急にかかなくなったり、体温が上がったり痙攣を起こしていれば、
すでにかなり危険な状態で一刻を争いますから、
すぐに救急車を呼んでください。

たとえ本人が「大丈夫」と言っても、
躊躇しないで呼ぶ方が最悪の事態を防ぐことになりますので、
勇気を持って救急車を呼んでくださいね。


今日も最後まで聴いていただき、ありがとうございました。
ランキング参加中です。にほんブログ村 住まいブログ 住まい方へ  にほんブログ村 住まいブログ 住宅評論家へ
内容に共感していただけたら、 ↑ クリック ↑ をお願いいたします。   

2012年08月23日

7月26日(木)の放送内容


イジメによる自殺という悲しい事件が後を絶ちません。

みなさまもよくご存知だと思いますが、
昨年の10月、滋賀県大津市の公立中学に通う中学2年生の男子生徒が、
マンションの14階から飛び降りて自殺しました。

子を持つ親として、イジメによって自分の子供に自殺されたら、
加害者や学校に対して深い憤りを感じながらも、
自分自身をも生涯責め続けることになるであろうことは
容易に想像がつきますから、残された親御さんの気持ちを考えると
本当につらくなります。

イジメ自体は、大人の社会でもあることですから
人間が人間である以上、決してなくなるものではありませんが、
子供の場合、ある種のからかいが一気にエスカレートして、
被害者の心身とも痛めつけ犯罪行為に発展するまで
さほどの時間がかからないという特徴があるそうです。

アンケートの結果、加害者の生徒がやったとされることは、
@「死んだ蜂を食べさせた。」
A「体育祭でハチマキで手を縛り、殴っていた。」
B「金を持ってこいと金銭を強要した。」
C「自殺の練習をさせた。」・・・など、壮絶なものだったようです。
捜査中でもあり訴訟中でもあるので断定はしませんが、
これらが全て事実とすれば、、、イジメではなく、全て“犯罪行為”です。


学校の外部では立派な犯罪行為であるにもかかわらず
学校の敷地内になると、「イジメ行為」と表現が柔らかくなるのは
なぜなのでしょう?

それは、子供の世界でよくある(大人の世界でもありますが・・)、
悪ふざけやからかいと、犯罪行為の境界が曖昧であることもさることながら、
警察の介入が学校側や市町村にとって“汚点”になるため、
なるべく警察を入れない形での解決を望む姿勢が表れているのでしょう。


子供の世界でよくあるからかいとイジメの境目は、実はあまりはっきりしていません。
それでいて、最初はからかいだったものが一気にエスカレートして
壮絶なイジメになってしまうことも、決して珍しいことではないと思います。

特に体は大人のように大きくなっても、精神的にはまだまだ未熟な中学生あたりですと、
子供だけで放っておいてイジメがなくなることはまずないでしょう。

たとえイジメそのものがなくならないにしても、
先生や親といった周囲の大人たちが連携して、
「イジメは絶対に許さない!!」という態度を明確に表していけば、
エスカレートする前にイジメにストップをかけられるのではないかと思います。

昨年、私の長男も軽いイジメに遭っていたらしいのですが、
そのときも幸いにして担任の先生がイジメの芽をしっかりと摘んでくれたおかげで、
エスカレートすることを防いでくれました。

今回の大津の事件では、多くのサインが見逃され、放置された結果、
最悪の事態にまで発展していきました。
もし、その手前で何かしら手が打てたとしたら、
少なくとも被害者の男子生徒が孤立化することだけは防げたのではないでしょうか?

あらためて私たち周りの大人が、イジメはどこにでも誰にでも起こりうるもの、
そしてそれを止めることができることを認識した上で、
連携して見守っていきたいと思いました。


今日も最後まで聴いていただき、ありがとうございました。

ランキング参加中です。にほんブログ村 住まいブログ 住まい方へ  にほんブログ村 その他生活ブログ 生活の知恵へ
内容に共感していただけたら、 ↑ クリック ↑ をお願いいたします。

2012年08月10日

7月19日(木)の放送内容

 


 
ハワイなど海外の避暑地のように比較的乾燥している気候であれば
熱中症の症状を見つけたとき、すぐに室内に連れて行って水を飲ませるだけでも、
症状はずいぶんと緩和されるのですが、日本の場合は外はもちろんのこと、
家の中の方がかえって蒸し暑いことがザラです。

熱中症の症状に気づいたときに室内に連れて行くと
かえって症状を悪化させる危険性があるのです。
そこで、今回は建物内にいるときの熱中症対策をお話しします。


1. 家にいるとき

最近は高齢者や在宅の介護など、室内に居ながらにして
熱中症のリスクを負うケースも増えています。
建物というのは、太陽の日射によって建物そのものが蓄熱体となり
熱をどんどん家に溜め込んで室内に放射していきます。

たとえ外の気温が30℃程度でも、窓を開け放した室内が
34℃以上になっていても何らおかしくはありません。
節電が叫ばれていることもあって、ついついエアコンの使用をためらって、
窓を開けて扇風機だけで何とかしのごうとする人も多いのですが、
そのために熱中症になってしまうケースも出てくるようです。

特に先日のように午前9時には気温が30℃を大きく超えるような日だと、
室内の方も早々に30℃以上になってしまいますから、
こんなときは節電もあきらめて、午前中からエアコンを作動させてください。

タイマーをつけるなら、午前3時以降に切れるようにする、
あるいは設定温度を27〜28℃にして朝までつけ放しにしておく方がいいでしょう。


2.体育館など公共の施設にいるとき

エアコンが完備されているところならいいのですが、
(むしろ肩や腰を冷やしすぎないように注意したいぐらいです。)
子供のイベントなどで学校の体育館に何時間もいる場合は要注意です。

体育館の内部は家の時と同様、蓄熱されていきますし、
窓を何ヶ所か開ければ確かに風は入ってくるのですが、
それ以上に中にいる子供たちやその親御さんたちの汗や熱気で、
湿度が常に80〜90%ぐらいになっている状況ですから、
暑くて汗をかいても、汗がなかなか蒸発しにくくなり、
体温が急上昇しやすいのです。

こんな時は建物から一旦出て行き、
体育館の外部で日陰になっているところ、そして風通しのいいところに
横になってスポーツドリンクなどを少しずつ口に含ませていきましょう。

お茶やミネラルウォーターでもいいのですが、汗を大量にかくような状況では、
体内の水分だけでなく、必要な塩分も流れていくので
塩分が入った飲み物の方が体調が好転しやすいですよ。


3.工事現場などエアコンのない室内空間

子供のイベントなどでは、けっこう周囲の大人たちも
注意してみてくれていることが多いかと思いますが、
蒸し暑い室内で仕事をしている人の場合は、
あまり他人の様子に気を配るほどの余裕もなかったり、
あるいはその場に一人しかいなかったりするので、本当に要注意です。

たとえよく知らない相手だったとしても、もしだるそうにしている人がいたら、
それは熱中症のサインですから、速やかに休ませるように声をかけるようにしていきたいですね。
健康な人でも誰でもなるものですから、本当に気をつけていただきたいと思います。


今日も最後まで聴いていただき、ありがとうございました。

ランキング参加中です。にほんブログ村 住まいブログ 住まい方へ  にほんブログ村 住まいブログ 住宅評論家へ
内容に共感していただけたら、 ↑ クリック ↑ をお願いいたします。   

2012年08月02日

7月12日(木)の放送内容



春から新築やリフォームの計画をされた方は、
ちょうど梅雨時期にめがけて着工する・・という方も多いかと思います。
時折聞かれるのが、
「梅雨に家を建てても、大丈夫なんですか?」という声。

そこで、今回は、「梅雨時の建築の注意点」というタイトルでお話しいたします。
これらは雨の時に建築するときの注意点も含んでいますので、
よろしければ参考にしてください。


「梅雨時の建築の注意点」

Q1.「上棟(建前)のときに雨が降りそうなんですが、
    雨の時に建前をしても大丈夫なんですか?」

柱や土台といった構造材は、あらかじめ乾いた状態で加工されます。
一旦乾いた木材は、上棟時(建前)のときに濡れたとしても
表面がさっと濡れる程度なので、実際には内部まで到達していません。
仮に大雨で濡れたとしても、放っておけばすぐに乾いていきます。

それと、建前の前日までには、土台が敷いた状態になっていますが、
北陸の場合、土台はヒノキや米ヒバ、能登ヒバなど、
もともと湿気に対して非常に強い木を使うことが多いので、
そちらの方も大雨で放置されたとしても、何の問題もありません。

ただし、柱や土台に集成材を使っている場合は要注意です。
集成材というのは、2〜2.5p程度の板を接着剤で貼り合わせた木材のことです。

集成材は、加工しているメーカーさんの注意書きにもあるように、
湿気を帯びると剥離の危険性が増すので、
なるべく濡らさないように気をつけなければなりません。
そのため、集成材の柱を使う場合は、可能な限り濡らさないように養生をする必要があります。
このあたりは無垢材の方が安心して使えますね。


Q2.「梅雨に基礎コンクリートを打っても大丈夫ですか?」

梅雨時の基礎コンクリート打ちは、みなさんが思っているほど気にする必要はありません。
といいますのは、基礎コンクリートって、水を混ぜて施工するぐらいですから、
雨が降っていても問題はありません。

むしろ、梅雨が明けた後の7月下旬頃のコンクリート打ちの方が、
1年のうちで一番気を使います。

理由は、コンクリートの性質によるものです。
コンクリートは気温が高い時期に打つと一気に表面が乾燥していき、
乾燥したところは収縮が一気に進んでヒビ割れが生じやすくなります。
基礎内部のヒビは当然強度にも影響しますから、少しでも乾かないようにするために、
ホースで水を撒きながらコンクリートを打っているぐらいです。
そんなわけで、梅雨時で少々雨が降っているぐらいの時の方が安心して施工できるんですね。


先ほど、集成材は湿気に弱いので要注意というお話をしました。
実はもう一つ、梅雨時に気をつけてほしい材料があります。
それは合板で、いわゆる「剛床」と呼ばれる部分です。

1階の床を剛床にする場合は、建前の時にすでに施工されていることが多いので、
長雨が続いたりして濡れたら濡れっぱなしになってしまいます。

屋根がしっかりとかかっていたり、小雨程度であればあまり気にすることはないのですが、
屋根がない状態で長雨に見舞われたりすると、合板がふやけてしまうんです。
強度の問題もありますが、シロアリを寄せ付けたり腐りやすくなりますし、
床鳴りの原因にもなってしまいますので、剛床に関しては絶対に濡らさないように
養生をしっかりとする必要があります。

いずれの場合も、きちんと対策をとっていれば何の問題もありませんので、
安心して梅雨時に建築してください。

ただし、梅雨時に限らず北陸は、雨が非常に多く湿気の多い地域ですから、
特に床下にはなるべく湿気に強い材料とか無垢材を使って
安心して建築された方がよろしいかと思います。


今日も最後まで聴いていただき、ありがとうございました。

ランキング参加中です。にほんブログ村 住まいブログ 住まい方へ  にほんブログ村 住まいブログ 住宅評論家へ
内容に共感していただけたら、 ↑ クリック ↑ をお願いいたします。   

2012年07月26日

7月5日(木)の放送内容

 


 
キッチンの収納スペースは大まかに分けて、
キッチン本体の下の部分、キッチンの上部(吊り戸棚と呼ばれる)、
キッチン背面の収納棚で構成されています。

今回はお客様任せにされて、あまり触れられることの少ない
キッチン背面の収納棚のお話をしますね。

キッチン背面の収納棚のことを私たちはバック棚と呼んでいますが、
このバック棚、いろいろなメーカーの標準プランを見ていると
なぜか「コ」の字型が多いです。

だいたい75〜90p幅の食器棚があって、
その横に炊飯器や電子レンジを置ける家電収納カウンター、
カウンターの上部には、吊り戸棚が設置されるプランなので、
結果として、コの字型になるのです。

初めて選ぶ方にとっても、抵抗が少ない形状なのかもしれませんが、
それが機能的で使い勝手がいいか?となると、話は別です。

たとえば、食器棚部分一つとっても、通常奥行が45pほどありますので、
奥に置いた食器はとても取りにくくなります。
必然的に手前の方はあまり積み上げないようにするので
全く使われない無駄なスペースが多くなるのです。

また家電を収納する部分ですが、だいたい幅が90センチぐらい、
奥行は食器棚部分と合わせることが多いので、45センチぐらいになることが多いです。

家電製品の設置の仕方ですが、炊飯器を下に置いて、
その上が電子レンジスペースとなるわけですが、
最近の電子レンジは多機能タイプだとかなりの奥行きと幅があるので、なかなか置きにくかったり、
後からそれ以外の調理家電を置こうとしてもスペースが足らなくなったり、
お皿を置くこともできなくなります。


私がコストダウンも考えて、よく提案していたのが、
いわゆる漢数字の「二の字」型です。

下の部分は高さ1m程度のカウンターを置きます。
カウンターの下部は引出収納にします。

間口90センチの引出が3段から4段ぐらいになりますが、
ここには食器を目一杯詰め込むことができます。
グラスは伏せた状態で目一杯入れることができますし、
お茶碗なども横にしてしまえばかなりの量が入ります。

そして、引出収納の一番の利点は、本当に奥まで詰め込んだとしても、
一番奥の食器も取り出しやすいことです。
無駄なスペースがホントになくなるんです。

また、最近はゴミの分別をするスペースも必要かと思いますので
ダストボックスを置くスペースを置いておけます。
幅は75〜90センチぐらいあればよろしいかと思います。
こうすることによって、食品の包装用プラスチックやラップ、トレイなどを
分別しながら調理をすることができるわけですね。

また、カウンターの上は調理家電を並べておくことができます。
幅が1.8m以上の1枚のカウンターになりますから、
使い勝手によって電子レンジを置いた横に炊飯器やミキサーなどを置くこともできますし、
盛りつけなどのサブスペースとして使うこともできますね。

なお、カウンターの奥行はふつうは45pほどですが、
キッチンメーカーのラインナップには奥行50pや65pなどいろいろありますので、
収納をある程度確保したい場合は、カウンターの奥行を55〜65pほど取ってみてください。


キッチンの収納というと、
ついついどれだけの量が物理的に収納できるか?
ということに関心が行きすぎて、
実際の使い勝手まではあまり考慮されないことが多いようです。

そういった意味でも、バック収納部分を使って、
うまく動線や収納計画を考えていただけたらな・・と思います。


今日も最後まで聴いていただき、ありがとうございました。
ランキング参加中です。にほんブログ村 住まいブログ 住まい方へ  にほんブログ村 住まいブログ 住宅評論家へ
内容に共感していただけたら、 ↑ クリック ↑ をお願いいたします。   

2012年07月19日

6月28日(木)の放送内容


節電の夏です。
みなさま、ご家庭での節電対策はお済みでしょうか?(笑)

以前、LED電球を使った記事をブログ版「テリーの住まい大好き!」にアップしたのですが、
その時に購入したのは、東芝製のLED電球イーコアで
消費電力は6.9W、電球色で、380ルーメンでした。

トイレや廊下のダウンライト用としては十分な明るさでしたが、
現在、白熱灯60W型を使っている階段の照明としては
明らかに暗くて使い物にならないものでした。
その理由は、明るさの指標となる全光束(ルーメン)が
一般白熱灯よりもかなり不足しているからです。

白熱灯の全光束(ルーメン)は、下記の通り。
  40W白熱灯  485ルーメン
  60W白熱灯  810ルーメン

じゃあ、60Wの白熱灯を使っている照明器具でLED電球を使うには
どれぐらいのものを選べばいいのか?悩むところですね。

「白熱灯60WをLED電球に交換しました。」


さて、今回はテリー家で唯一白熱灯を使っていた階段の照明に
LED電球をつけることにしてみました。

選んだのは、東芝製LEDのイーコアLDA7Nで、
色は昼白色で7.2W、気になる全光束は600ルーメン。
(ちなみにお値段は2000円以下でした。)

築40年近いテリー家の階段についている照明は、
2階ホールの天井に裸電球(60W型)が下向きについているだけです。(笑)

実際にLED電球を取り付けてみました。
あくまで私の感覚ですが、最初直下にあたる2階のホールは、
「お、けっこう明るい!!」と思ったのですが、
階段の登り口まで降りてくると、
「ウ〜〜ン・・、思ったほどでもないな〜。」

もちろん以前試しに取り付けてみた380ルーメンのLED電球よりは
はるかに明るいのですが、白熱灯60W球には今一歩足りない
・・といったところでしょうか?

LEDの色も今回は昼白色を選んだので、
電球色に比べると、どことなく冷たい印象です。


2〜3日してから見てみると、照明から一番遠い距離にある
階段の昇り口1段目がちゃんとはっきり見えます。
目が慣れてきたこともあり、私の目から見ても
とりあえず使えることで安心できるレベルでした。

さて、下向きの照明器具で白熱灯からLED電球に替える場合、
白熱灯並みの全光束(60W型で810ルーメン)は必要ないと思います。

白熱灯の場合は、電球の根元まで光が回り込みますが、
実際にはあまり使っていない電球の根元部分の光も含めてトータルで810ルーメンとなります。
つまり、下方向だけの全光束はいくらか小さい数値となる。

一方、LED電球の場合は、その特性として電球の根元部分には一切光が回り込まないので、
表示されている全光束(ルーメン)は照明として使われている下側だけの部分の数値となっています。

実際に使ってみた印象としては、
おおよそ白熱灯の全光束の80%以上(648ルーメン以上)であれば間違いなく使えるレベルで
85〜90%(688〜729ルーメン)であれば白熱灯から置き換えても何ら違和感はないでしょう。


今日も最後まで聴いていただき、ありがとうございました。
ランキング参加中です。にほんブログ村 住まいブログ 住まい方へ  にほんブログ村 住まいブログ 住宅評論家へ
内容に共感していただけたら、 ↑ クリック ↑ をお願いいたします。   

Powered by さくらのブログ