無事に保育園の駐車場まで辿り着きましたが
そこでも案の定、抵抗がありました。(まあ、織り込み済みです。)
私 「ウンウン、お父さんは保育園にカバンを置いてくるだけだからね。」
私は先に車を降りて後部座席からリョウタの通園バッグを取り出してから声をかけました。
私 「いっしょに行く??」
三男「・・行かない!!」
私 「じゃあ少しお散歩しようか?」
三男「・・ウン。」
いっしょに手をつなぎながら保育園の玄関に向かいました。
三男「あっ、セミだ!!」
私 「ほんとだ、セミが鳴いているね〜。」
そんなことをお話ししている間についに保育園の玄関まで来ました。
ありがたいことに保育園の玄関の中までいっしょに入ってきたリョウタ。
しかし内履きズックに履き替えるところで
座り込んでなかなか履き替えようとしないリョウタ。
仕方がないので、少し手伝ってあげながら声をかけていきます。
「お父さんもいっしょに行くから大丈夫だよ。」
すると自分から内履きズックに履き替えてくれて、
手をつなぎながら自分の教室に向かってくれました。
教室に入ると、他のお友達が声をかけてくれました。
「リョウちゃん、おはよう!!」
やや寂しそうな顔のリョウタでしたが、そこで担任の先生にお願いして
リョウタにバイバイ・・をしながら声をかけました。
夕方は嫁さんが迎えに行ったのですが、「保育園、楽しかった〜!」と
とっても喜んでいたそうです。
今回の私がとったやり方は、はっきり言えば子供をだましています。
微妙なウソをついていたわけですよね。
でも、実はこれ、世間のおばあちゃんがよくやるやり方のような気がします。
嫌がる子供をムリヤリ叱りつけて力で押さえつけるのではなく、
子供の感情も大切にしながら笑顔でなんとなく少しずつだましていきました。
おもしろいもので、子供の喜びそうな電車だとか、セミとかにちゃんと注意を払い、
なるべく楽しそうな雰囲気といいますか、
子供の好きなイベント事に向かうときと同じような雰囲気を作っていきます。
最終的には子供はだまされたことに気がつくのですが、
なんとなくまあ今回はいいか・・と思ってくれるようです。
大切なのはお子さんを安心させて送り出すことです。
「大丈夫、行くときっと楽しいことがいっぱいあるからね〜」
というメッセージが子供に伝えようとすることで、
登園拒否のお子さんにもいくらかは伝わるものだと実感しました。
最初はなかなかうまくはいかないのかもしれませんが、
あまり気張らずに素敵にだましてみてください。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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