1年ほど前に工事をさせていただいた50代のお客様から
相談のお電話を受けました。
そのお客様は水回りの全面改装をしたお客様で
DK、お風呂、トイレ、洗面脱衣を入れ替えて
床の段差をなくすバリアフリー工事をさせていただきました。
「毎日お風呂のそうじをしているのですが、
最近浴槽の下の方の下地?が見えてきたんです。
丁寧にそうじしているはずなんですが、
こんなにヤワなものなんでしょうか?」
怒っているというよりも途惑っている様子で
恐る恐る電話をかけてきた様子も伝わってきました。
そのお客様の浴槽はFRPですから人造大理石に比べれば柔らかいものの、
わずか1年足らずでFRP浴槽の下地が見えるほど人力で削るのは
おそらく不可能でしょう。
「どのような洗い方をされたのでしょうか?」
「高いお風呂だったから大切に使おうと思って
スポンジに石鹸をつけて洗っているんです。
丁寧に洗っているはずなんですが・・。」
「石鹸?? ふつうの石鹸ですか・・?
わかりました、とにかく一度見せていただけないでしょうか?」
私はお風呂のメーカーであるTOTOの担当者とともに
このお客様のお宅に訪問しました。
すでに10ヶ月近く使用していたお風呂ですが、
奥様が毎日お掃除をしているだけあって
全般的にとてもきれいでした。
しかし真っ白な浴槽の底の方には
確かに青っぽい汚れがうっすらと付着しています。
「あ〜〜、これはたぶん青サビですね。
お湯に使う銅管の銅イオンが溶け出して湯垢や石鹸カスと結びつき
それが浴槽に付着したものです。
あまりお掃除をしていない家庭で起こる現象のようです。」
「よかった〜!!
浴槽の下地が出てきたわけではないんですね。
ところでこの青サビは、磨けば取れるんでしょうか?」
「ついてすぐなら中性洗剤で洗えば取れるのですが、
もう何ヶ月も経っているので・・・、何とも言えません。
2ヶ月ほど中性洗剤で洗ってみてどうしても取れないようなら
TOTOのメンテナンスに頼んでみましょう。」
★今日のテリー語録
このお客様の場合、とても丁寧にそうじをされていたので
個人的にはすごく好感を持てたのですが、
まさか気を使いすぎたために、このような現象を招いたようです。。。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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