・・・ 幸せになる家相のお話 その2 の続きです。
前回、江戸時代の住宅事情と現代の住宅事情が全く違うことをお話ししました。
家相が成立した時期の住宅事情に沿った家相を、
現代の住宅に当てはめようとしても、
そもそも無理があるのです。
もっとも、江戸時代と現代では住宅事情が全く違うとはいえ、
当時と全く変わらない事柄も当然あります。
「太陽が東から昇り、日中は南側を回って、夕方には西に沈む。」
このことだけは何ら変わらないことになります。
また、人間の体内時計は
太陽の光を浴びるとリセットされて一日の活動を始め、
日が沈み始めると人間の活動も徐々に穏やかになり、
夜を迎えると眠くなるわけです。
なお、太陽が真東から昇り真西に沈むのは、春分の日と秋分の日だけです。
春分の日から秋分の日までの夏の期間は、
真東よりも北側から日が昇り、真西よりも北側に沈んでいきます。
そして、夏至の頃になると太陽の位置も一番高いところを回っていきます。
反対に秋分の日から春分の日までの冬の期間は、
真東よりも南側から日が昇り、真西よりも南側に沈んでいきます。
そして、冬至の時期では、太陽の位置もかなり低いところを回ります。
では、それぞれの方位の特徴を以下に挙げてみますね。
お日様が昇る場所です。
そして太陽が南面に向かって動くにつれ、室温も上昇していきます。
朝、室温が最初に上がるのがこの東面の部屋の特徴です。
一日の活動を始めるには絶好の場所と言えそうですね。
A 南面の部屋
早朝と日の入りの頃を除くと、
日中の間、ずっと明るい部屋です。
冬でも晴れた日であれば、一番暖かい部屋になります。
家族が集うには絶好の場所ですね。
B 西面の部屋
西日がずっと差し込み続けるので
夏場であれば一番室温が上がりやすい場所です。
日差しが強いので畳などはすぐに日に焼けてしまいますし、
食べ物(生もの)も腐りやすい場所になってしまいます。
C 北面の部屋
冬場であれば一日中、日が射すことのない部屋です。
太陽の光を浴びることがないので、カビが生えやすい場所でもあります。
一方、南側のように明かりが直接射さない分、
日中でも明るさの変化が一番少ない場所です。
・・・ 幸せになる家相のお話 その4 に続く。
★今日のテリー語録
注文住宅の間取りを考える際、通常は方位の特徴から
部屋や空間(ゾーン)を当てはめていきます。
つまりその時点で理に適った間取りになっているはずなんですが、、、
それをわざわざ家相学によって、崩したがる人もいるんですよね・・。(^_^;)
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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