2012年02月21日

知らない人のための介護保険の基本 3/3

 
・・・ 知らない人のための介護保険の基本 2/3 の続きです。


前回では、介護認定は不用意に重くしてもらうよりも
適切に現状を認定してもらった方が
結果として家計にも優しく、適切な介護サービスを選ぶことができるという
お話をさせていただきました。


さて、塚原さんが冒頭でお話しされたことで印象的だったのは、
「医療」と「介護」の違いでした。

塚原先生曰く、
「医療は病状や医師の指示によって、いくらかかるかが決まる。
 一方、介護はどのくらいかけるか自分で決めることができる。
 つまりどのような介護サービスを利用するかは
 利用する本人(もしくは家族)次第なんです。」

これは、同じような金額の介護サービスであっても、
場合によっては、その使い方によってどんどん家計を圧迫する可能性がある
・・ことを示唆しております。

塚原先生によると、
可能な限り「通所」と名のつくものや、「リハビリ」と名のつくものを
選んで介護サービスを受けた方がいいということでした。
(もちろん介護レベルの度合いにも依るのですが。)

その理由は、同じようなサービスであっても、
ヘルパーさんが自宅に来てくれる「訪問サービス」と、
自分で施設に行く「通所サービス」では
介護サービスの料金単価が違い、
自分で施設に行く「通所」サービスの方が安く抑えることができるからです。

また、「リハビリ」と名のつくサービスは
文字通りリハビリを行うことによって、機能低下をある程度防ぐことができます。

結果として、介護を受ける人の自立を助けることになり、
大幅な機能改善とはいかないまでも、自分でできることがある程度維持できるので
家族の肉体的な負担はもちろんのこと、精神的・経済的な負担も
軽く抑えられる状態が長続きする傾向があるからだそうです。

その逆に、「介助する側(家族)の負担がつらいから・・」と、
「訪問サービス」ばかり取り入れたり、
リハビリを一切入れないサービスばかり使っていると、
年々機能低下が加速度的に進んでいき、
介護レベルもどんどん重度になっていきます。

体をあまり動かさないから、介護レベルもどんどん重くなっていき、
介護レベルが重くなるから、家族の介助も以前よりもたいへんになり
体を動かさない介護サービスをさらに増やしていく
・・という「介護スパイラル」に陥ってしまいます。

そして気がつくと、あっさりと毎月の基準限度額を超えてしまうことも
決して珍しくないそうです。

介助される側が生き甲斐を感じつつ、
介助する側もあまり精神的な負担を感じなくてすむように
積極的に「リハビリ」や「通所」の介護サービスを使って
有意義な介護をしていけるといいですね。

最後になりましたが、塚原先生
分かりやすく充実した内容の講義をしていただき
ありがとうございました!!


★今日のテリー語録

「介護サービスで機能が改善するわけではないが、体の機能を維持することはできる。」

加齢により体の機能が衰えた人の場合、リハビリをしたからといって
いきなり飛んだり跳ねたりできるわけではありませんが、
機能維持ができることで、充実した人生を謳歌しやすくなります。
可能な限り、自分でできることは自分でするなどして、
体を動かしていきたいですね。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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