2012年02月20日

知らない人のための介護保険の基本。2/3

 
・・・ 知らない人のための介護保険の基本。1/3 の続きです。


前回、介護保険を使うための基本的な仕組みをお話ししました。

自分の伴侶や老親が、介護が必要な状態になったときでも
入浴介助サービスやリハビリなど家族を支援するサービスを利用することができ、
その費用も基本的にはかかった費用の1割の負担で済むのです。

ただし、介護サービスはどれだけ使ってもいいのですが、
1割負担で済む毎月の限度が、介護レベルによって決められています。
当然、介護の負担が大きくなる要介護5が一番支給限度基準額が大きくなります。

そのため、介護認定の際には
「少しでも介護レベルが重傷になった方が、
 限度額も大きくなるのでおサイフにも優しくてお得」
だと思っている人も多いようです。

そのせいでしょうか?、次のような声もよく聞きます。
「ウチのおじいちゃんは、自分でトイレにも行けないぐらい認知症が進んでいるのに、
 若いケアマネージャーさんがやってくる介護認定の時に限って
 ふだんではあり得ないぐらいまともに振る舞うので、
 なかなか要介護5にならなくて困っているんです。」

しかし、要介護のレベルが重度に認定された方が得かというと
残念ながらそんなことは全くありません。


@ 介護サービスはどの介護レベルでも定額というわけではない。

たとえば通所介護の場合、同じ名前のついたサービスでも
次のように単価が変わっていきます。

          割増率
要介護レベル1  −33%
要介護レベル2  −22%
要介護レベル3  −11%
要介護レベル4    0%
要介護レベル5  +11%

この割増率の違いが起きる理由は、
たとえば自分で服を脱げる人と、自分の力で立つことができない人では
同じ入浴でも人手も手間も全く違うからです。

実際以上に介護レベルが上がると、
その分割高な費用を負担する羽目になってしまいます。


A 実際には支給限度基準額まで使う人は少ない。

あくまで平均の値ではありますが、
「居宅サービス受給者の平均給付単位数」
(厚生労働省:介護給付費実態調査月額平成23年4月審査分)
によると、どの介護レベルであっても実際に使われたのは、
基準額のおおよそ6割前後になっているそうです。

いくら1割負担で済むとはいえ、
介護サービスを増やせば負担額が増えることには変わりはないのですから、
自分たちでできそうなことまでわざわざ使う必要はないということですね。


B 最長でも2年後には介護認定が見直される。

介護認定結果の有効期限は、6ヶ月から24ヶ月、
ですから介護レベルが予想よりも軽度だったとしても
次の認定の時に相応の認定がされるので
あまり気にする必要がないわけですね。


・・・ 知らない人のための介護保険の基本 3/3 に続く。


★今日のテリー語録

「今のあなたにちょうどいい。(結果を受け入れる)」

介護認定に限りませんが、すでに起こったことや決まったことに対して
「損しているんじゃないか?」とか、「○○のせいで・・。」と思うよりも
その結果を受け入れた上で行動する方がはるかに前向きになれます。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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