2012年01月31日

雪国の家の作り方。【外部編】その2

 
・・・ 雪国の家の作り方。【外部編】その1 の続きです。


4.室外機には必ず架台を使う。

エアコンなどの設置費用をケチってしまうと、
室外機はほぼ確実に地面の上にブロックを平にしてその上に設置されてしまいます。。。

ブロックだけだと、地面から10センチ程度しか高くならないので、
積雪時はほぼ確実にエアコンが作動できなくなってしまいますし、
カビや湿気の影響で室外機も傷みやすくなります。

ちゃんとエアコン専用の架台(防錆加工のされたもの)を使って、
最低でも40センチは上げてもらいましょう。


5.軒を大きく出す。

積雪を考えると、軒が全くないのと、いくらか出してあるのでは、
家の傷み方が全く違います。
また、家の周囲に雪が積もる場合であっても、
軒がある程度(最低でも60センチ)出ていれば、
基礎の高さまで雪が積もるのを防いでくれます。


6.屋根を掛ける向きを考える。

積雪地の場合、どのような屋根材を使っても必ず雪止め施工がされますが、
それでも屋根からは必ず落雪があります。
(主に軒先部分)
屋根から落ちた雪がどの場所に溜まるかを考えましょう。

2階の屋根から落ちる雪はかなりの衝撃を伴いますので、
お隣のフェンスに直撃すれば確実に壊してしまう・・と考えてください。
また、自分の車の直撃すれば車の屋根なんかは一発で凹んでしまいます。

やむを得ない場合は、最低限お隣に雪が落ちないよう、
前後方向に屋根を掛けて、後ろ側は人が通れるぐらいには
空けておいた方がいいでしょう。

車への落雪に対しては、カーポートを設置することで解決できます。
ただし、カーポートの屋根材はきちんと吟味する必要があります。
透明なポリカですと、落雪の衝撃でいとも簡単に外れたり割れたりしてしまうので
落雪の衝撃に強いガルバリウム鋼板の折板屋根を使ってください。


7.玄関ポーチの奥行をある程度作っておく。

最近の家では、玄関ポーチの奥行のことは
あまり考えられないことが多いようですが、
奥行が60〜90センチと短い場合、
ある朝、ドアの前に積もった雪のせいで玄関ドアが開かなくて、
お父さんはリビングから出勤・・ということもあるそうです。(笑)

最低でも120〜150p程度の奥行を確保して、
ポーチの上にはちゃんと屋根を掛けておくと、
積雪時でも玄関ドアを開けることができます。


8.風除室を作る。

今でも山間部などでは、冬になる前に玄関の外部に雪囲いを作ることが多いかと思います。
これこそはまさに雪国の知恵ですが、これがあるとないでは家の暖かさも全く違います。

なお、風除室を作るためには、
玄関ポーチの奥行が最低でも120センチは必要になります。
また、風除室の中にいろいろと除雪用品なども置こうと思ったら
150センチは必要になりますので、奥行きは多めに取るようにしてください。


・・・ 雪国の家の作り方。【内部編】その1 に続く。


★今日のテリー語録

「自然を畏怖する。」

現代科学がこれほどまでに高度に発達すると、
ついつい・・、季節の変化や環境の変化もすべて
科学の力で解決できると思ってしまいますが、
私たちも所詮は大いなる自然の「一部に過ぎない」と思うのです。

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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posted by テリー at 21:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 間取りと設計
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