2011年05月26日

オープン・クエスチョンとクローズド・クエスチョン その3

 
・・・ オープン・クエスチョンとクローズド・クエスチョン その2 の続きです。


ところが、そのヒアリングシートを一切使わない方法もちゃんと存在します。

それが、オープン・クエスチョン形式のヒアリングです。
それこそお医者さんが患者さんと接するように質問していきます。

「どんな家にしたいですか?」 
「家にいるときは、どのように過ごしていますか?」

かなり大雑把な質問ですが、
それによってお客様は自由に話すことができます。
また、人間の特性として、一番関心の高いところから話すことになりますので
その方が「何に関心を多く持ち、どの部分を重視しているか?」
・・がわかりやすいのです。

ただし、下手をすると、
お客様の自由な話を聞くことに終始してしまい、
「この空間はいらないのかな?」
「この部屋の広さはどのくらいがいいのだろう??」
・・と肝心なことを聞き忘れてしまうこともありますが、
その辺りはご愛敬、、、(^_^;)
プランニングを進めながら、さらにイメージを膨らませていけばいいのです。


ちなみに私の場合は、
ヒアリングシートのような質問紙の形式は嫌いでした。

確かに間取りを作るときはヒアリングシート(質問紙)があった方が
間取りを作る上で必要な要素が抜けにくくていいのですが、
なぜか流れ作業的で、お客様の事情や価値観もすぐには見えないので、
あまり好きではなかったのです。

ただし、その場でいきなりお客様に自由に話してもらう・・といっても
住宅の場合は範囲が広すぎて、なかなか難しいものがあります。

そこで、あらかじめA4のコピー用紙やノートなどに
お客様が思い描いているような家の要望やイメージを書いてもらい、
それを見ながらこちらから質問を繰り返すようにしました。

書き方はあえてフリーとするようにして、
何から書いてもいいことにしました。

ただし、条件として、絵や間取り図そのものは外してもらいました。

これには理由がありまして、ヒアリングには必ず設計者を同席させますが、
設計者は間取り図そのものを見てしまうと、
そのイメージが一瞬にして、脳裏に焼き付く傾向があるため
自由な発想が邪魔されるからなんです。

とにかくお客様の言葉をどんどん書き込んでもらうことで
そこから設計者に新たな発想と提案を考えてもらうのです。

そうして設計された図面は、
お客様自身が想像もしなかったような、
大胆な間取りや動線になることも多いので、
ちょっとしたサプライズになるのです!!

驚きながらも、うれしそうなお客様の顔を見ると、
提案する私たちの間にも、素敵な感動が訪れるのです。

このような素敵な家作りをぜひ、
多くの人たちも味わっていただけたら・・と思っております。(^o^)


★今日のテリー語録

「お客様のことを考え続けた“時間”と、“密度”。。。」

オープン・クエスチョン形式のヒアリングには、かなりの集中力が必要ですし、
最初のプランができるまでは、本当に大きなエネルギーが必要ですが、
お客様の顔の“輝き”を見ると、全ての苦労が報われるのです。

今日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます。
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posted by テリー at 21:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅カウンセリング
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