2011年05月25日

オープン・クエスチョンとクローズド・クエスチョン その2

 
・・・ オープン・クエスチョンとクローズド・クエスチョン その1 の続きです。


注文住宅を作る場合、
最初にお客様(業界では「施主」(せしゅ)といいますが。)から、
何かしらの要望を聞き取り、それに従って間取りを起こすところから始めます。

この聞き取りのことを「ヒアリング」と呼ぶこともありますが、
要望の聞き取りをどのように行うかによって間取りがガラッと変わるのです。


まず、ヒアリングシートと呼ばれる質問紙を使う方法の場合は、
クローズド・クエスチョンの形式を取ります。

あらかじめ質問内容が並んでおり、
その選択肢も同様に与えられています。

たとえば、「必要な部屋数」という質問項目があったら、
□ 寝室 、 □ 子供部屋 、 □ 和室 ・・・
という選択肢が並んでいます。

またそれぞれの広さとして、
□ 3〜4.5帖 、 □ 6〜8帖、 □ 8〜10帖 ・・・
という選択肢が並ぶような感じです。

お客様はそのヒアリングシートに書き込むことで
自分の要望を住宅会社に伝えるわけですね。


この方法は、間取りの作り手にとって、非常に楽な方法です。

なぜなら大きさの違いがあっても、
だいたい3LDK(LDK+寝室+子供部屋2)か、
4LDK(LDK+寝室+子供部屋2+和室)あたりに落ち着くからです。

これなら、他の要素を考える必要があまりないので
私のように設計の専門でなくとも、間取りを作ることができます。
間取りを作る時間も大幅に短縮できますね。

いわゆる大手ハウスメーカーさんや
ローコスト系の住宅会社さん、地元の工務店さん辺りは
このようなヒアリングシートを活用して、
時間の短縮を行うことが多いようです。

ただし、あらかじめ用意した質問項目に落とし込むことに終始するため、
その質問項目にないようなお施主さん自身が持つ悩みや心配事、考え方などは、
どうしても抜け落ちていく傾向があります。

結局のところ、家族が違っても似たような間取りに落ち着くため、
つまらない家の間取りになることが多いような気がします。


・・・ オープン・クエスチョンとクローズド・クエスチョン その3 に続く。


★今日のテリー語録

「質問項目を固定するのは、“発想”を固定すること。」

せっかくの注文住宅です。
家作りの“発想”そのものまで固定化してしまうのは、
もったいないような気がします。。。

今日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます。
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posted by テリー at 19:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅カウンセリング
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