東日本大震災で被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。
被災地の方々は、今たいへんな状況にあります。
そんな中、北陸地方の私たちは、無事に日常生活を送れることや、
子供たちと一緒にご飯を食べられる・・・、
そんな当たり前の状況に心から感謝しています。
もっとも今回の地震は、あまりにも広い地域に渡り
しかも海岸線のエリアでは壊滅的な状況になったため、
様々な物流が大きな影響を受けております。
私たちが住む北陸地方は、今回の地震で直接的な影響を受けなかったこともあり、
新築工事やリフォーム工事などが通常通り行われております。
しかし、部材によっては、通常の納期通りに行われないことが
次々にメーカーや代理店から報告されています。
すでに建築地に近いところにすでに在庫されていた場合は問題ないのですが、
工場から直接運ばれる建材(合板、断熱材、サッシ、キッチンやお風呂などの住設機器)は
特に影響が大きいようです。
工場設備が東日本地域にあり損傷したところは、
復旧の目処そのものが全く立たないため
西日本や中部の工場で稼働できないか?・・の検討をしています。
また、工場設備に損傷が見られなかったところはまだマシなのですが、
それでも陸路が絶たれたために陸送の目処が現時点で立っていないようです。
この場合の目安としては、2〜3週間程度延びる感じだと思いますが、
あまりにも広範囲であるためにさらに延びる可能性もあります。。
これらの状況は、当然建築スケジュールにも影響を及ぼしています。
すでに発注済で工事に必要な部材が、必要なタイミングで入ってこないため
工事の完成が遅れることになります。
現在、被災地ではないエリアで工事をされているお施主様や関係者様には、
どうか今回の特殊な事情をご理解いただき、
やむを得ず、工事の完成が延びたとしても
温かく見守っていただければ・・と切に願っております。
現在の混乱が少しでも早く軽減され、
被災者のみなさんの安全が確保されることを
心よりお祈り申し上げます。
★今日のテリー語録
東日本からの物流が途絶えたことにより、
特に首都圏の小売店で日用品の品薄状態になってしまいましたが、
それでも少しずつ入荷していっているようです。
また、流通経路の見直しや製造拠点の見直しも順次進んでいます。
恐怖心からのパニック買いをする必要はないかと思いますよ。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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主に床下などに使う構造用合板の入荷も待ったがかかりそうです。
被災地の仮設住宅向けの資材を優先するとの国からの働きかけという話です。
今の住宅は剛床工法で施工することが多いので、他の施工方法があるかどうか検討中です。
それと最近は長期優良住宅で施工するということが多いこともあり、もし変更をするとなった場合、
構造の計算などもそれに合わせて考えなくてはならず、色んな影響を見据えて議論しています。
他にはプレカットなども影響が出ています。
場所によっては工場が液状化で止まっています。
でも乗り切るしかありません。
私たちのところも同様です。
合板類は、28mmも12mmも被災地への仮設住宅向けの出荷を優先させているので、
すでに建て方そのものを中止した会社さんも多いです。
私が関わっている会社さんで「脱合板」化を図っているところは、
スギの板を使っているのでまだ影響は少ないようですが、
外壁材の納入が未定なのでやはりどこかで工事がストップすることは出てきそうです。
でも、被災地に比べればずいぶんとマシだと思いますので
一緒に乗り切っていきましょう。
コメントいただき、ありがとうございました!!