2011年02月07日

TV・TEL・LANなどの配線をどのように計画しますか? その4


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・・・ TV・TEL・LANなどの配線をどのように計画しますか? その3 の続きです。


家庭内LANで、LANの端子口をどこに設置していくか?のお話です。

まずは、現時点でPCを置きそうな場所に設置します。
(これは当たり前ですね・・。)(苦笑)

家族で使うデスクトップPCを置く場所(リビング・ダイニング辺りでしょうか?)や、
お父さんの書斎スペースがあれば、書斎スペースにも設置しておきましょう。

さらにTVのある部屋は、TVの近くにも設置しておいてはいかがでしょうか?

すでにLAN端子を備えたTVやDVDレコーダーが主流になっていますので、
アクトビラを見ることはもちろんのこと、今後はインターネットを使ったサービスも
どんどん大きな画面で見られるようになるでしょうし、
PCとの接続によってできることも増えていくでしょう。

もちろん、当分の間、TVにLANケーブルをつなぐつもりがなければ
とりあえずは空の配管(直径16mmのCD管)だけを、
TV端子のすぐ近くに設置するのもいいかと思います。


では、現時点でTVもPCも置かない部屋は、何もしなくてもいいのでしょうか?

たとえば子供部屋などがそれに当たるかと思いますが、
基本的には、TVやPCを現時点で置かない部屋であっても、
各部屋に一つずつは予備の配管を入れておくことをオススメします。

10年以上前の家で、(あるいは最近の新築住宅であっても、、、、)
当初の計画段階のときの用途が変わってしまい、
やむを得ず、裸のLANケーブルがドアをまたぐ形でつないでいる家庭も
チラホラ見受けられます。

決して見映えのするものではありませんし、
LANケーブルが廊下をまたいでいるような状況では
思わぬ転倒事故が起こるかもしれません。

そんなときでも予備の配管さえあれば、
10年後に何かの配線を通したいときであっても、
壁などに穴を開けることなく、簡単に通せます。

いずれにせよ、配線が部屋をまたぐことも防げるので、
各部屋に1箇所ずつの予備の配管だけはあった方がいいかと思います。

将来的にそれ以上に増やしたい場合であっても、
同じ部屋の中であれば延長ケーブルや無線機器などでも
十分に対応できるかと思います。

家庭内LANといっても、それほど気張るようなものではなく
将来的にどんな線でも配線できるように、予備の配管を配置しておく、
・・程度に考えておけばいいのです。


・・・ TV・TEL・LANなどの配線をどのように計画しますか? その5 に続く。


★今日のテリー語録

「住宅の作り方の基本は、常にメンテナンスできるようにしておくこと。」

これは長期優良住宅だろうが、家庭内LANだろうが
考え方としては、別段変わることはありません。
先のわからない将来に対しては、メンテナンスしやすい環境を作っておくだけなのです。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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posted by テリー at 20:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設備
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