2010年10月18日

私が薬剤処理した木材をすすめない理由(わけ)。 その3 【 使われなくなったCCA編 】


・・・ 私が薬剤処理した木材をすすめない理由(わけ)。 その2 の続きです。


シックハウスの問題や表面塗布タイプの耐久性が知られるようになったこともあり、
70年代後半から台頭してきたのが、加圧注入処理材です。

加圧注入処理とは、
大きなタンクの中に乾燥させた木材を入れ、薬剤をタンク内に入れ
圧力をかけることによって、木材の内部まで薬剤を浸透させる方法です。
緑色の木材といった方がわかりやすいかもしれないですねー。

加圧注入処理をした木材は、公園の遊具に使われていたり、
ウッドデッキの材料としても使われていますので、
おそらくみなさんも一度はご覧になったことがあると思います。


70年代から90年代にかけて加圧注入処理剤の主流は、CCAと呼ばれる処理剤でした。

以下は、ウィキペディアのCCAに関する記述です。


  クロム銅ヒ素系木材保存剤(くろむどうひそもくざいほぞんざい)は、
  人間にとって有害なシロアリから木造住宅を守るために使用されていた薬剤である。
  クロム (Cr)、銅 (Cu)、ヒ素 (As) を含み、クロム化ヒ酸銅(chromated copper arsenate)
  の頭文字を取ってCCA系木材保存剤とも呼ばれる。

  1938年にアメリカでCCAによる木材の処理が発明される。
  戦後、国産の木材が高騰したことから、アメリカから2×4(ツーバイフォー)住宅が
  輸入されるようになり、耐湿性・耐蟻性に劣るベイツガ等の木材が大量に使われるようになった。
  これに伴い、木材保存剤を床下木材に使用する処理が普及しだす。
  また、アメリカ等でCCA処理された木材が国内で使われだした。

  CCAが開発された当初は、CCAの成分は木材に強固に結合するため、
  毒性等の問題は無いと言われて来た。
  しかし、近年の研究で雨に濡れると徐々に溶け出し、周辺土壌等の環境を汚染したり、
  人体に触れると慢性毒性により健康被害が発生するリスクを指摘されるようになった。

  国内では1996年(平成8年)から生産量が激減し、現在はほとんど使用されていない。
                     ( ウィキペディア より引用。 )


CCA処理剤にしても、クロルピリホス同様、防蟻剤としてはよく効きましたが、
人体への毒性が確認されたことや、農薬を使った事件(毒入りカレー事件とか・・)の影響、
さらに、燃やすと大気中に重金属が放出されるため、安易に廃材の処分ができないことから、
今世紀に入る頃には全く使われなくなりました。


・・・ 私が薬剤処理した木材をすすめない理由(わけ)。 その4 に続く。


★今日のテリー語録

「まるで公害の記述をしているかのようです・・・。」

私自身の勉強も兼ねて、木材の防蟻処理の話を続けておりますが・・、
まるで学校の教科書で、公害の記述を丸写ししているかのような気がしてきました。(T_T)
子供たちのためにも、少しでも安全な環境を残してあげたいですね。

今日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます。
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posted by テリー at 21:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 木造住宅の構造
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