2010年09月15日

自己資金がなくても、家は建つのですか? その2


・・・ 自己資金がなくても、家は建つのですか? その1 の続きです。


さて、実際のところ、自己資金が本当にゼロでも、家は建てられるのでしょうか?

銀行の住宅ローンの説明書を見ると、
「不動産評価額の100%、諸費用も融資します。」
と書いてあることが多いので、
その意味では、自己資金がゼロでも家を購入することはできますし、
過去には、実際にそういう人もいたようです。


ただ・・・、最近はちょっと審査基準が変わってきました。

つまり、パンフレット通りであれば融資可能であるケースでも
金融機関の審査で通らなくなることも出てきたのです。

理由は、単純です。
「過去に自己資金ゼロの人に融資した結果、破綻した案件が多かったから。」


なぜ破綻したのか??という理由も、考えてみればすぐに想像がつくと思います。

「一生に一度の買い物」である住宅を購入しようとするなら、
年収の多少に関わらず、少しでもお金を貯めようと考え、
たとえ、必要な資金の3割までは達していなくても、
いくらかの貯金ぐらいはあるだろう・・と考えるからです。

しかし、家を購入するにあたって、自己資金がゼロということは、
毎月得られる収入をすべて消費に回していることに他なりません。

人間の消費パターンは、家を買ったからといって、すぐに変わるわけではありません。
ローンを返している間であっても、欲しいものにはついつい手が伸びるでしょうし、
ご主人の仕事が変わったり、出産などを機に奥さんの収入をあてにできなくなった瞬間
破綻するリスクが一気に高まることになります。


また、金融機関によっては、登記費用や土地の仲介手数料、
申込のための事務手数料や保証料などは、融資対象になっていないので、
自己資金の中から払う必要が出てきます。

さらに住宅を取得した翌年にはかかってくる不動産取得税や、
毎年の固定資産税を払っていくことなどを考えると、
貯金が文字通りゼロに近い状態で家を建てるのは、
非常に危険であるといわざるを得ません。


「じゃあ、家を買うのは諦めろ!!というのですか!?」

いえいえ、そういうわけではありません。

ここは考え方を変えて、まずは、ローンを支払えるような生活パターンをある程度確立してから
家の購入を考えても決して遅くはないと思います。
(もちろん、その時には必要予算の1割程度は貯金もできているでしょうし。)

安易に「一生の買い物」をすれば、破綻への道を歩き出すことになります。
少なくとも現在の収入をある程度下回る支出で生活できるようにした方が、
出産や病気などの様々なリスクに備えることもできるのです。


★今日のテリー語録

「自己資金ゼロと、貯蓄ゼロでは、意味が全く違います。」

特に金融機関の審査を受けるときには、大きな違いが出てくるのです。
ましてや、貯蓄ゼロで車のローンが残っているケースでは・・・・、
もはや言うまでもないですね。

今日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます。
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