2010年05月27日

給食試食会から、「食育」を考えてみる。

 
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イマドキの学校では、給食試食会というものがあるんですねー。

私の小学生時代に比べれば、栄養面でも味の方もよくなっているでしょうから
正直言って、試食会にまで行く気はなかったのですが、
申し込んでいた嫁さんが仕事の関係で急遽行けなくなったために
代理で私が行くことになりました。

受付を済ませ、集合場所に行くとそこには、
50人以上のお母さん方が集まっていました。
授業参観のときと違って、男性の姿は一人もありません・・。

これには神経の図太い私でも、さすがに2歩ぐらい後ずさりしてしまいましたが、
ここまで来てしまったので、仕方なくその中に入ることにしました。

教頭先生のお話と、係の人の説明が終わったあとは、
1年生のクラスに行き、廊下から長男アキオの給食風景を見学しました。
(・・といっても、食べている様子を見るだけなんですが。。。)(笑)

それでも、しばらく見ていると興味深いシーンもありました。

どうしても食べられないメニューがある場合は、
食べる前に申告して先生に取り除けてもらったり、
保育園時代から苦手だった牛乳を一生懸命飲んでいる姿に、胸が熱くなりました。
(「アキオ、立派になったね!がんばってるね!!」)

その後、ランチルームに移動して、三年生以上の生徒と一緒に
(お母さん方に囲まれながら・・)
給食を食べることになりました。

この日のメニューは、ビビンバ、餃子、スープ、オレンジ、牛乳。

大勢のお母さん方に囲まれて食べる給食は、別の意味で緊張しましたが・・・、(^_^;)
素材の味を生かしていて、薄味にもかかわらずおいしかったですねー。

その後は、学校の栄養士さんから、給食制度の説明や食育のお話がありました。

その話を聞きながら、
「現代の給食って、何のためにあるのだろう?」、
「食べるって、一体何だろう??」と考えずにはいられませんでした。

もともと給食制度は、戦後の食糧不足のために、
まともな食事を取ることのできない子供たちの将来を案じてスタートしたはずですが、
すでに先進国となり、世界第2位の経済大国になったにもかかわらず、
数十年前とは違う意味で、給食が非常に大切な食事になっているんですよね・・。

ちょっと例を挙げるだけでも、
  ● 子供が一人だけで食べる「個食」
  ● 朝御飯を抜く「欠食」
  ● 好き嫌いのレベルをはるかに超えた「偏食」
  ● 食事の欧米化による「糖分や脂肪分の取りすぎ」
・・・などなど。

おそらく、それらと無関係といえないのが、現代の子供たちの状況です。

肥満や成人病は増える一方なのに、骨密度が低下したためにちょっとしたことですぐに骨折するなど、
体格そのものは向上したのに、体そのものはむしろ弱くなってきているのです。
また、大人同然に夜更かしをするため、慢性的な睡眠不足で朝起きられなくなって
勉強やスポーツなどにも支障が出てきているようです。


これらの問題のすべてが食事だけで治るとは思いませんが、
食生活を見直すことや見直すプロセスで、今の子供たちの環境を
ある程度は改善できるのではないかと思います。

これこそが、「食育」ではないでしょうか。


★今日のテリー語録

「子供の世界は、大人の世界の “ 縮図 ” なんです。」

夜更かし、運動不足、体力の低下、成人病の増加、慢性的なビタミン不足・・などなど、
これって、すべて大人の世界の話でも当てはまりますよね。
結局、子供の状況を変えるには、大人から変えていかないと何も変わらないような気がします。

今日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます。
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posted by テリー at 21:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 父親の子育て
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