2009年09月22日

電気温水器とエコキュート、どちらがお得?

 
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「月々のランニングコストが低減できるので、エコです!」といわれているモノの中には、
実際にはイニシャルコスト(初期費用)やメンテナンス費用、耐用年数の違いから
トータルの費用はそれほど変わらない・・というものがあるのも事実です。

オール電化住宅の場合、給湯設備としては、電気温水器とエコキュートがありますが、
「そのどちらを選べばいいの?」で悩む人もいらっしゃると思います。

どっちが正解・・というよりも、2通りの考え方を見た上で
しっくりくる方を選んでみてはいかがでしょうか?


1.電気温水器を選ぶ場合。

仕組みが簡単であり実績もあるので、耐久性での信頼性は電気温水器の方が高いです。
業者さんなら、15〜20年程度もつ・・といういい方をすると思います。
また、20年以上使われているケースもよく見受けられます。

一方、エコキュートの方は、CO2を冷媒に使ったヒートポンプという新しい技術を使っており、
発売当初(平成13年)から、まだ10年も経っていないこともあって、
ヒートポンプが実際のところ、どれだけもつのか?何とも言えないのです。

また、ボイラーなどと違って、電気温水器は、お湯を作るときの音はほぼ無音ですが、
エコキュートの方は、お湯を沸かしている間(主に深夜)、常にコンプレッサーの回る音がします。
音量そのものは非常に低い(35〜40dB)とはいえ、深夜ですと「ブ〜〜ン」という音がしますね。
ヒートポンプを設置する側のお隣さんが、細かい音に非常にうるさい人である場合は、
苦情になる可能性もあるかもしれません。(^_^;)

また、電気温水器の費用は、460Lのフルオートでも実売30〜35万円程度、
対してエコキュートは370Lのフルオートでも50〜60万円ぐらいはします。

ランニングコストは、一般的に月々2000〜3000円程度、エコキュートの方が安いといわれていますが、
この数字は、季節やエリア(寒冷地や冬場での効率は落ちる。)、家族数によっても変わるので
確実にエコキュート本体の差額を埋められるとは言い切れません。

寒冷地の場合や、家族数が3人以下にしかならない場合は、
電気温水器を選ぶ方が確実かと思います。

いずれにせよ、単純に安くて信頼性のある機器を選ぶ場合は、
電気温水器の方を選ぶことになりそうです。


2.エコキュートを選ぶ場合。 (写真はエコキュート370Lです。)

単純に月々のランニングコストは確実に下がります。
電気温水器に比べると、だいたい1/3以下に収まることが多いようですね。
特に温暖な地域ほど効率が上がるので、その差はさらに広がります。

CO2削減に効果的ということで、国の補助金の対象機器です。
また、自治体によっても補助金の対象になっています。

設置に必要なスペースは、貯湯タンク+ヒートポンプユニットの分です。
まあ、電気温水器の横にエアコンの室外機が一つ並んでいると考えれば、わかりやすいかと思います。

また、居住する家族数が多いほど(お湯の使用量が多いほど)、
ランニングコストの差は大きくなりますので、
4人家族以上であれば、エコキュートで元が取れる可能性は高まります。

それと・・、私は別の理由でエコキュートを薦めておりました。
電気温水器の最大のリスクは、お湯切れです。
こればっかりは、大家族さんや、娘さん夫婦がアポなしでよく泊まりにくる・・という家だと
どうしようもないのです。
電気温水器で貯湯タンクのお湯がいったんなくなると、その日は事実上アウトです。
(沸き増しに時間がかかりすぎるからです。)

それに対して、エコキュートであれば、
貯湯量の目盛りでちょっと危険かな?と思ったら、その時点で
沸き増しをすることによって、早くお湯を沸かすことができます。
このスピードこそがヒートポンプを使ったエコキュートの大きな利点です。

ちなみに気になる容量選びですが、
電気温水器なら、4人家族で460L、5人以上なら560Lを薦めておりました。
エコキュートなら、それぞれワンサイズずつダウンさせますので、
4〜5人家族なら370L、6人家族なら460Lを選んでください。


このように、電気温水器、エコキュートそれぞれの利点もありますし、
みなさんが住む地域や家族数、価値観によっても選び方が変わると思いますので、
上の説明を参考にして、しっくりとくる方を選んでくださいね。


★今日のテリー語録

「どちらの方が、“後悔指数”が少ないか?」

人間とは哀しいもので、「どちらを選べば、おトクか?」で選ぼうとすると、
かえってどちらも選べない可能性が高くなるようです。(笑)
そんな時は、後悔の度合いが少なそうな方を選ぶようにしています。


今日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます。
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posted by テリー at 19:37| Comment(0) | TrackBack(1) | 住宅設備
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