「こんなものいらない!」シリーズは久しぶりなので、若干の補足をしておきますね。
なんとなく無目的に・・、あるいはよく考えずにつけてしまう可能性のあるもので、
実際にはそれほどでもなかった・・ということがあるケースを主に扱っています。
なお、床暖房の種類はいくつかありますが、
ここでは効果の実感できる「温水式床暖房」のことをお話ししています。
熱源は灯油、ガス、電気(ヒートポンプ式)が代表的ですね。
足下から効果的に暖める床暖房は、冬場の暖房機器として理想的です。
当然メリットがいっぱいあります。
まず、暖房機器が見えないこと。
つまり、小さな赤ちゃんがうっかり触って大やけど!という心配がありません。
また究極の省スペースということになりますので、暖房機器を置いたために
冬の室内空間が狭くなることはありません。
さらに秋になって物置の奥から暖房機器を引っ張り出してきて・・とか、
春になってきれいに掃除してから仕舞う手間もありません。
またどの熱源を使うにしても、室内で燃料を燃焼させるわけではないので
室内の空気はクリーンです。
不凍液の交換などのメンテナンスが3年〜5年に一度必要になります。
どんな暖房機器でも定期的なメンテナンスは必要なので、
そのこと自体は特にデメリットだとは思いませんが、
問題は灯油・ガスのボイラーの部分です。
一般的に燃焼器具や機械ものは毎日少しずつ動かしていくとかなり長持ちします。
給湯用のボイラーなどは冬はもちろん夏も運転させますので(シャワーや食洗機など)、
1年中動いていることになります。
しかし、床暖房用のボイラーは夏場に動かすことはまずないでしょうから、
不調の原因になりやすいのです。
そしてその不調が重なると、あっさりと寿命を迎えてボイラーの買い換えということになります。
ただでさえイニシャルコスト(初期投資)が高いのに、
数年ごとにボイラーの買い換え(20〜30万円)になってはシャレになりません。
一方、ボイラー1台で給湯と床暖房を賄っているケースもあるかもしれません。
この場合は冬場に過運転になる可能性があります。
次に暖房範囲ですが、
玄関からホール・廊下・トイレ・洗面など一階の床面積をすべて網羅されていればいいのですが、
ここまで施工するケースはむしろ少なく(コスト的な要因が多い)、
LDK+αに抑えられていることが多いと思います。
このやり方だとかえって家の中の温度差を作り出すことになります。
また、足の感覚はみなさんが思っている以上に寒さに敏感です。
ですから床暖房の入っている空間と入っていない空間では、
実際の温度差以上に寒暖の差が広がることになります。
これは仕組み上の話ですが、だいたい部屋面積の7割ぐらいしか暖房パネルは入りません。
そして一般的に床暖房対応のフローリングは合板です。
これはぜひ一度試していただきたいのですが・・、
無垢のフローリングと合板フローリングを並べて、両手を置いてみてください。
どちらの方が暖かいかよく分かると思いますが、断熱性能の低い合板フローリングだと
床暖パネルのすぐ上なのか、そうでないのかによっても温度差が生じます。
つまり床暖房が施工されている同じ部屋の床ですら寒暖の差が生じることになります。
そのせいでしょうか、なぜか温かいはずの床暖房が施工されている家の方が、
みなさんスリッパを履いていることが多いのです。
これを見たときは、本当に不思議でした。
さて、完成内見会などを行って一般のお客様を案内していると、
無垢フローリング+エアコンだけなのに、床暖房と勘違いされる家も非常に多かったのです。
これは、無垢フローリングが熱をどんどん蓄えてくれるからです。
基本的にあまり機械に頼るのが好きではない私としては、
温水式床暖房の利点を理解しながらも、積極的に薦めてこなかった経緯もありました。
★今日のテリー語録
新築住宅で寒さ対策を考えるなら、暖房機器の検討だけでなく、
それと同時に断熱の強化と効果的な間取りなどを考える必要があります。
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いまだに床暖房にしようか蓄熱暖房器にしようか悩み中です。
初期コスト以外に蓄熱暖房器のほうがいい点ってありますかね。
というか、暖房的には蓄熱暖房器でも十分??
蓄熱暖房機の利点は、メンテナンス費用がほぼ0ということと、
ドイツで40年使われていることから高い信頼性があることでしょうか。
暖房的に蓄熱だけで十分かどうかは、何ともいえません。
寒がりな人や不安な人には、むしろ床暖房を薦めていましたので・・。
その方が確実だからです。
参考になるようなならないようなコメントでごめんなさいね。
↑
エアコンって機械じゃないんですか?
> エアコンって機械じゃないんですか?
確かにその通りですねー。(^_^;)
コメントいただきありがとうございました。