・・・ リョウタの初ゴール!!その1 の続きです。
さて、GW初日の練習試合は福井県からのチームも参加し、
1日で8試合を消化するというすごいスケジュール。
県の強化プログラムにも選ばれている主力組が入ると、やっぱり安定しています。
中盤でボールを奪うとすぐに4〜5人が一斉に相手陣地へと走り出し、
ドリブルで相手選手を引きつけたところへ味方チームにパスしてあっさりとゴール!!
立て続けの勝利です。やっぱり強いですねー。
しかし11時に別の強化プログラムに参加するため、
主力組が抜けると残りの選手は8人制サッカーがギリギリできる9人しか残りませんでした。
ボールを奪ってもすぐに奪い返されることも増えてしまいましたが
ふだんはスタメンではない控え選手がサイドラインいっぱいに走り回っていました。
ベンチに座っている控え選手は一人だけですから、
一番下手なリョウタの出番も増えてきました。
途中でシュートを一回打つなどもしていましたが、
ボールを追ってとにかく走り回る他の子と違い、
リョウタは歩いているか少し小走りになる程度で
あまり積極的にボールに絡もうとはしてくれません。
この日は主力組が抜けていますから
「少しはボールに触れる時間も増えて活躍するのでは??」
という親の淡い期待はあっさりと裏切られ続けています。
「まあ仕方ないか・・」
そうこうしているうちに7試合目が始まってすぐに主力組が帰ってきました。
「これでリョウタの出番もないな・・」と思っていたのですが、
なぜかコーチは最後の試合でもリョウタを出してくれました。
主力組も入ったいつものスタメンの中に一番走らないリョウタが入り、
味方のピンチ・・とおもいきや、なぜか一番遅くに自陣に戻ろうとした
リョウタの足下に味方からのボールが入りました。
ふだんならボールをとっても、すぐ近くにいる主力組の子にボールを渡すのですが、
周囲が「リョウタ行けー!!」と声を掛けたことで
一番体力が余っているリョウタがそのままドリブルで相手ゴールに迫っていき、シュート。
なんとゴールしてしまいました。
親としてこれほどうれしいことはありません。
他の保護者の方も一緒になって喜んでくれました。
またうれしかったのはいっしょにゴールまでサポートしてくれた
主力組の子がいっしょに喜んでくれたことです。
本当にこのチームでよかったと思いました。
その日の晩は予定を変更して、リョウタのお祝いです。
大好きなハンバーグをいっぱい食べられるように、
金沢のびっくりドンキーというハンバーグレストランで家族でお祝いをしました。
その後のリョウタの様子は・・・、
あまり変わっていないようにも見えますが、
それでもサッカーを嫌がることはやっぱり減りましたし、
「僕はできるんだよ!」とコーチにも話していたようです。
親としてはついつい我が子のちょっとした言動にも一喜一憂してしまいますし、
心配のあまりイヤなことや面倒くさいことから子供を遠ざけてしまいがちですが、
子供の成長を信じていろいろと経験させてあげたいな・・と思いました。
みなさんのご家庭ではどうでしょうか?
いろいろと重ね合うシーンを思い起こせたかもしれませんね。
なかなか親の不安から子供を信じることができなくなることも多いと思いますが、
小学校の間でもほんとずいぶんと変わります。
あらためて子供の力を信じてあげたいですね。