今年小4になったテリー家の三男リョウタは
小2から津幡にある中条サッカースポーツ少年団に所属しています。
丸2年経ちましたが、正直言ってチームで一番下手ですし、
試合といってもほぼベンチに座っていることの方が多いので、
「子供の活躍に熱中する!」・・なんてことはまあ夢のまた夢なのですが、
今年のGWは違いました。
なんと対外試合でリョウタの初ゴールをみられたのです!!
ふだんの練習時間ならともかく、対外試合ではほぼベンチに座っているリョウタ。
しかも高く上がったボールは当たると痛いからと逃げ回っているこの子が
シュートを打つだけでなくゴールを決めてしまったので、本当にうれしかったです。
リョウタが所属している中条サッカースポーツ少年団は
40年以上の歴史を誇る地域に根ざした少年団です。
ただでさえ引っ込み思案で対人恐怖症のリョウタが、
はたしてチームプレーができるのか?、
負けん気の強い子が多いサッカーで続けられるのか?、
いじめはないのか?・・など、心配のネタにつきることはありませんでした。
リョウタは小学校に入学する際も教育委員会に親子で呼ばれたり
校長先生との面談があったほど、情緒的に不安定な子でした。
親としても「この子は通常学級では無理だろう・・」ということで、
ほぼマンツーマンに近くなる特別支援学級でお願いしたほどです。
入学式当日から登校拒否になりつつも、
ウチの嫁さんが3ヶ月半毎日学校まで送り迎えをしたり、
特別支援学級の担任の先生のおかげで小学校生活にも慣れ、
新しいことにも少しずつ挑戦できるようになっていきました。
今から2年前、ちょうど彼が小学2年になる直前のことでした。
心配していた小学校生活も1年が過ぎ、学校へは楽しく通ってくれるようになりました。
しかし常にマンツーマンですから同じ年の子供たちとの交流はやっぱり少ないままです。
また引っ込み思案のこともあって日曜日も家でゲームかTV三昧。
小学生なんだからやっぱり体を動かして欲しいと思いました。
幸いにしてリョウタは小さな頃から足腰も丈夫でしたし、
道具を使わずとにかく走り回る競技が子供の発育を考えても
いい影響があるだろうと考えていました。
この子の性格を考えれば、チームではなく個人のスポーツの方が良さそうにも思えましたが、
ただでさえ学校では他の子との接触が少ない状態なので
あえてチームプレーのサッカーを選んだのです。
ふだんの練習はまだしも練習試合になると、
ボールを追いかけて2〜3人がもれなくいっしょにやってきますから、
「怖いよ〜」とサッカーに行くことを嫌がることも何度もありましたが、
「他にしたいスポーツが見つかるまではとにかくサッカーに行きなさい!」
とほぼ無理矢理サッカーに行かせることもありました。
(さすがにかわいそうになることもありましたが・・)
半年に一度の保護者が集まる総会があるたびに、
「次の総会にはこの場にいないかもしれないな・・」と思っていたほどです。
・・・ リョウタの初ゴール!!その2 に続く。