2015年11月03日

贈与って、知っていますか?その2

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・・・ 贈与って、知っていますか?その1 の続きです。

ふつうの家庭で一番の大きな買い物は
やはり住宅購入 or 新築でしょう。

しかし、着々と資金を貯めてきた団塊の世代に対して
今の20〜30代の世代は、就職の時から氷河期のごとく
厳しい時代だったこともあり、親の援助を得て
ようやくマイホームを得られるケースがよくあります。

ですからお盆やお正月の時に里帰りした際に
「おまえもそろそろ家を建てるんだろ?
 だったら少し手伝いをしてやるから
 ちゃんとした家を建てなさい。」
な〜〜んて会話がなされることもあるでしょう。

「手伝いをする」・・という表現が使われていますが、
要はお金を少し出してやるよという意味ですよね。
「親がかわいい我が子のために住宅用資金を出資する
 ・・そんなの当たり前じゃないか!?」
と怒られてしまいそうですが、これは立派な贈与です。

一般的な贈与の場合、
年間110万円を超えない範囲までは贈与税がかかりません。

ちなみに親が娘に80万円のヴィトンのバッグ購入資金をプレゼントする
・・というのは、贈与ではありますが、贈与税はかかりません。
しかし住宅用資金として、3000万円をあげるとなると話は別で
立派な贈与税がかかります。

国もそのことをよくわかっていて、
今は景気対策もあって、住宅用資金もしくは教育用資金に限り
ある一定額までは、贈与を行っても非課税にする制度があります。
これを贈与税非課税制度といいます。

ある一定額とはどれぐらいか?

まず贈与する時期によって違いますし、
省エネ等住宅(低炭素住宅や長期優良住宅)と一般住宅でも違い、
省エネ等住宅の方が一般の住宅よりも500万円多いです。

参考までに、省エネ等住宅の非課税限度額です。
H27年12月31日まで         1500万円
H28年1月1日〜H29年9月30日  1200万円
H29年10月1日〜H30年9月30日  1000万円
H30年10月1日〜H31年6月30日  800万円

かなり大きな金額を非課税で子供たちに上げることができるので
親の援助を受ける方は、みなさんこの制度を利用しています。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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