2016年07月17日

医師と考える、健康住宅のお話。その3



住まいによって、健康寿命が変わってきます。
家の高断熱化を薦めるのは、なにもヒートショックを防ぐためだけではありません。
1990年代から増えてきた高断熱住宅に住み替えた方から
次のような報告が出てきたのです。

「高断熱住宅に住み替えてからあまり風邪を引かなくなった。
 ぜんそくの発作があまり出なくなった。」

家を高断熱にしただけなのに、インフルエンザやアレルギー、
ぜんそくといった症状が緩和してきたことがわかったのです。
従来であればそれらはすべて、
お医者さんに行って薬をもらわなければならなかった病気です。
それが高断熱化することでお医者さんに行く頻度が
極端に減ることもわかってきたんですね。

国もようやく本腰を入れてその調査に乗り出すことになりました。

その事業がスマートウェルネス住宅推進事業。
断熱リフォーム前後の健康調査を行うことで、
最大120万円の補助を出すというものです。

その事業の詳しいお話や、住まいと健康の詳しいお話を
今度の火曜日に行うことが決まりました。

  タイトルは、「住まいと健康」

  日程: 平成28年7月19日
  時間: 午後2時〜4時
  場所: 石川県地場産業振興センター本館 第7研修室

講演とセミナーを行います。
(ちなみに後半部分の建築編は私が講師を務めます。)

そして入場は無料です。
(いきなり会場に行っても大丈夫ですよ。)

健康に役立つお話が多く聞けますので、
40歳以上の方や親御さんと同居している方、
予防医学に関心のある医療関係者さんにはぜひ来ていただきたいですね。

詳しくは今週発行のリビングかなざわにも載っていますので
リビングかなざわもご覧ください。
みなさまのご来場を心よりお祈り申し上げます。

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posted by テリー at 10:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 高気密・高断熱

2016年07月16日

医師と考える、健康住宅のお話。その2



この怖いヒートショックを防ぐ手段は、家の中の温度差を減らすことです。
具体的には、家をすべて高断熱化することで、
家の中の温度を小さくすることができるんです。

今から新築や建て替えをするなら、
その際にしっかりとした性能の断熱材を敷き詰めたり、
窓を高断熱窓にしていくことで確実の家の温度差を減らすことができます。

「そうはいっても、うちは建て替える予定もお金もないし・・」

安心してください。ちゃんと断熱リフォームがあるんです。
最近、私への相談で増えてきたのが、
「リフォームで暖かい家にしたい!」という要望です。
30坪前後の家であれば、可能な限り家そのものを
高性能断熱材でグルッとくるむ提案をします。

60坪とかそれ以上の家の場合ですと、
全部の断熱工事を行うとかなりの費用になるため、
みんなが集うLDK部分・トイレ・脱衣室・浴室・寝室、それらをつなぐ廊下を
一つの空間と見なし断熱区画を設定した上で、高性能な断熱材の工事を行う提案です。

日常的に使う生活空間はしっかりと断熱、
そして月に一度しか使わないお座敷などは半外部だと割り切ってしまえば、
効果的に断熱工事を行えてふだんの生活では温度差の少ない快適な生活を送れます。

なお、これらの工事は断熱だけのために行うというよりも、
ついで仕事として行うとより効果的です。
たとえば外壁工事をする際に、
古い外壁をすべて取り払って外側から壁の断熱材を入れるとか、
水回りリフォームのついでにリフォーム箇所をすべて断熱化する・・といった感じです。

内装を触る予定がないのであれば、
家の中で一番熱が逃げやすい窓をすべて樹脂製の内窓をつけるだけでも
確実に家の温度差を減らすことができます。
また天井は天井裏から断熱材を敷き詰めたり、
床下なら縁の下に潜って下から床用の断熱材を入れることもできますよ。

家の中の温度差がなくなってくると、本当に快適になります。
体も楽になりますし、イヤな結露も減るので、いいことだらけですね。


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2016年07月15日

医師と考える、健康住宅のお話。その1


みなさんは健康住宅って、聞いたことがありますか?

「あ〜〜、自然素材の家のことね。」
「調湿効果のある素材を使った家のこと?」
「無添加住宅なら聞いたことある」

はい、それらも間違ってはいませんが、
今回お話ししたいのは、室内の温度差のお話です。

今の時期ですと、おそらく2階の方がとても暑くて、
階段を降りて1階に近づくとどんどん涼しくなりますよね。
これが室内の温度差です。
そして同じ1階でも南側や西側の部屋は暑くて、
北側に面したところは涼しいかと思います。
これも温度差です。

室内の温度差があまりに激しいと、
さまざまな病気になりやすいことがはっきりとわかってきたのです。

家の中の温度差が病気を招くのはなぜか?

まずは厚生労働省のデータ人口動態統計月報から。
この統計は1年のうちで死因の区別なく、
単純に月別に死亡者数を分けていったものです。
横軸に1月、2月、3月・・12月、縦軸にはその月の死亡者数を入力したグラフにすると、
ちょうど今頃の時期7月が一番死亡者が少なくて、
1月、2月と12月の死亡者数がグンと多くなっています。

ちなみにこの傾向はどの年でも同じです。
つまり、人は冬によく死ぬということです。
TVや新聞などのニュースでも「熱中症で救急車が何台出動した」・・なんてよく聞くから、
てっきり夏の方が人が死ぬのかと思いきや、
実は夏は春や秋よりも死ぬ人が少ない時期だったのです。
年によって若干違いますが、もっとも人が亡くなる1月は、
最も少ない7月の倍ぐらい亡くなっているんですね。

では、なぜ人は冬に多く亡くなるのでしょう。

それを解くカギがヒートショックです。
最近はTVや雑誌でも取り上げられることが増えてきたので、
聞いたことがあるのではないでしょうか?

ヒートショックとは、家の中の急激な温度差がもたらす身体への悪影響のことです。 
急激な温度変化により血圧が大きく変動することで、
失神や心筋梗塞、脳梗塞などを起こすことがあります。

冬場、暖房の効いたリビング(およそ20℃)から寒い廊下を通って(およそ12℃)、
同じく寒い脱衣室に入り(およそ8℃)、そこで服を脱いで裸になり、
浴室に入っておよそ42℃のお風呂に入る。

この過程で血圧は急激に上がったり下がったりしますが、
その衝撃に血管が耐えられなって破れたり、
あるいは血栓が詰まったりするのがヒートショックです。

「そんなのは一部の人だけだろ・・」なんて思ってはいけません。
実は家庭内のヒートショックが原因と思われる死亡者数は年間で少なくとも1万7千人以上。
交通事故の死亡者が年間でも4千人であることを考えると、
いまや「家の中の方が危ない!」とさえ言える状況なんです。
特に元々、高血圧の人や高脂血症など血液がドロドロで
動脈硬化が進んだ高齢の人は要注意です。


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2016年07月04日

第6回小矢部市どろんこサッカー大会。

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昨日は富山県小矢部市で第6回どろんこサッカー大会が行われました。

テリー家の三男リョウタ(小3)が通っている
中条サッカースポーツ少年団も毎年参加しているらしく
今年も小学生の部にU-10(小4年生以下)で参加しました。

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どろんこサッカーとは、
休耕地である田んぼ(水田)に小さなゴールとコーンを立てて
その中でサッカーをするというイベント。
田んぼの中のサッカーですから、足を取られて転倒したり
と、ハプニングが続出の楽しいイベントです。
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会場は小矢部市役所そばの東蟹谷公民館。
前日から当日朝にかけての雨で、
コートとなる田んぼだけでなく駐車スペースまで
ぬかるんでいたぐらいなので、
どろんこサッカーとしては絶好のピッチコンディションとなりました。

ルールは7人制でゴールキーパーはなし。
前半5分、ハーフ3分、後半5分。
(ちなみにオフサイドもありません。)

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中条サッカーチームは、
裸足に海パン、その上に茶色のビブス、ゴーグルというスタイル。
それと会場で用意されたシャワーキャップをつけて
田んぼにゆっくりと入っていきます。

最初はおっかなびっくりと入っていく子供たち。
でも競技になればすぐに足を取られて転倒したり
歩くだけで完全に泥だらけになりますから、
最後にはわざわざ田んぼに寝転ぶようになりました。
(案外気持ちいいのかも・・?)
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成績は残念ながら3位決定戦で敗れてしまいましたが、
それでも子供たちにとってはいい経験になったようです。

大人も子供も泥だらけになって遊ぶ、どろんこサッカー大会。
小矢部市主催のイベントとなって毎年7月上旬に行われているそうですから
興味のある方は一度問い合わせてみてるといいですよ。
(終わった後は、海の家のような簡易温水シャワーが使えるので安心してください)

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それと会場設営の準備や泥だらけになりながら審判を務めてくださった
「小矢部市どろんこサッカー委員会」のみなさま、
本当にお疲れ様でした。

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